押入れのクローゼット化はDIYがおすすめ!収納アイディア5選も紹介!

押入れのクローゼット化はDIYがおすすめ!収納アイディア5選も紹介!

押入れのクローゼット化は、DIYでも可能です。しかし、押入れは奥行きが深く作られていることから、クローゼット化する際はライフスタイルや収納するものを考慮する必要があります。

本記事では、押入れをクローゼット化する際の流れや注意点、収納アイディアについて詳しく解説します。

一般的な押入れのサイズは使いにくい!

一般的な押入れのサイズは使いにくい!

一般的な押入れは、サイズが大きく衣服の収納に適していません。押入れは本来、布団の収納が主な役割です。

押入れは「幅180cm」、「奥行き90cm」が一般的なサイズでしたが、最近では「幅170cm」、「奥行き75〜80cm」のものが増えています。布団を収納する面では便利な大きさと設計ですが、衣服の収納で考えるといずれも不便なサイズといえるでしょう。

押入れをクローゼット化する際の流れ

押入れをクローゼット化する際の流れ

部屋の雰囲気を和室から洋室に近づけたい場合、押入れのクローゼット化は不可欠でしょう。

リフォーム会社への依頼でクローゼット化は簡単に行えますが、DIYでも対応可能です。DIYでクローゼット化を目指す人の参考になるように、ここでは具体的な手順を紹介します。

1.必要な道具の準備

クローゼット化に必要な道具は次の4つです。

  • 金槌
  • 電動ドライバー
  • バール
  • ステープル抜き

金槌とバールは釘抜き用で使用します。押入れには約10cmの釘が使用されており、取り外しには金槌とバールを同時に使うのが理想です。

電動ドライバーは金槌とバールで釘が抜けない時に使用します。釘の打ち込み方によっては、金槌とバールだけでは対応できません。電動ドライバーで釘の周りに溝を作った後に、金槌とバールを使って抜いてみてください。

また、ステープル抜きは押入れの中板に使われるホッチキス状の留め具を外す際に使います。いずれの道具も忘れないように準備しましょう。

2.押入れの解体

道具を準備したら押入れの解体に移ります。押入れの解体では、まず中板を撤去します。

最初に金槌とバールを使用し「ぞうきんずり」という木材を撤去しましょう。ぞうきんずりを外した後は、中板を外す作業です。

中板を外す際はステープル抜きを使用します。ホチキス状の留め具をステーブル抜きで外し、木材や中枠を撤去すれば解体完了です。

3.破損部位や隙間の補修

押入れの解体が完了したら、破損部位や隙間を補修しましょう。築年数が長い押入れは木材が剥がれやすく、破損や隙間が生じているケースもあります。

簡易的な補修であれば、テープやコークボンドで対応できるでしょう。しかし、破損や隙間がひどい場合は木材の張り替えが必要です。

また、虫が湧くのを防止するため、新しいベニヤ板の張り替えなど大掛かりな補修が必要になる場合もあります。

4.クローゼット仕様への変更

最後に押入れをクローゼット使用へと変更します。クローゼット仕様へ変更するには、簡易的な方法としてクロスの貼り付けがおすすめです。

木目が剥き出しのままだと、クローゼット特有の雰囲気は出にくいでしょう。部屋の雰囲気や自分好みのクロスを貼り付け、理想のクローゼットに近づけてみてください。

押入れをクローゼット化する際の3つの注意点

押入れをクローゼット化する際の3つの注意点

押入れをクローゼット化する際の注意点として次の3つが挙げられます。

  • 断熱材による結露予防が必要な場合もある
  • 床の補強が必要なケースもある
  • 賃貸の場合は原状復帰が義務付けられている

衣服の収納などで日常的に使うことの多いクローゼットは、綺麗な状態のまま長く使えるのが理想です。ここでは、それぞれの詳しい内容について紹介します。

1.断熱材による結露予防が必要な場合もある

押入れをクローゼット化する際は、クローゼット内に断熱材を入れるといった結露予防が必要な場合があります。クローゼット内は湿気がこもりやすく、結露しやすいのが特徴です。

湿度が高い状態が続くと、カビ発生の原因にもなります。結露予防のためには、断熱材や調湿性が高いクロスを貼り、クローゼット内の空気が温まりすぎないように注意しましょう。

2.床の補強が必要なケースもある

押入れの床は薄いベニヤ板が貼られている場合が多く、補強が必要なケースがあります。

薄いベニヤ板が貼られているだけでは棚を置いた時の重量に耐えられず、破損する可能性が高いです。ベニヤ板を重ね貼りして、床の耐久性を上げてから棚などを設置しましょう。

3.賃貸の場合は原状復帰が義務付けられている

賃貸では、入居した状態に戻す「原状復帰」が義務付けられている場合があります。大掛かりなクローゼット化をした場合は原状復帰が困難になり、退去時に苦労するケースも少なくありません。

退去時を考慮すれば、できる限り簡易的なクローゼット化に留めておきたいところです。また、取り外した木材なども大切に保管しましょう。

DIYで押入れをクローゼット化するアイディア5選

DIYで押入れをクローゼット化するアイディア5選

DIYで押入れをクローゼット化するアイディアとして、次の5つが挙げられます。

  • カーテンレール
  • つっぱり棒
  • ハンガーラック
  • 押入れ用ポール
  • ディアウォール

押入れのクローゼット化は工夫次第でさらに使いやすく、おしゃれになります。ここでは、アイディアごとの特徴についてみていきましょう。

1.カーテンレール

雰囲気を変えるためには、カーテンレールの設置もおすすめです。襖を取り外して、カーテンレールを取り付けるだけで雰囲気はガラッと変わります。

カーテンレールを探す際は、デザイン性の高いものよりも幅が広く押入れのサイズに合うものにしましょう。ただし、カーテンレールの設置には壁への穴開けが伴うケースもあるため、注意が必要です。

2.つっぱり棒

壁面などに押し当てて固定するつっぱり棒があると、カーテンの取り付けや衣服の収納が楽になります。

つっぱり棒であれば壁に取り付けるだけなので穴を開ける必要もありません。そのため、賃貸物件にお住まいの人でも、安心して設置できます。

ただし、重量のあるカーテンや衣服をかけると落下する恐れもあるため、つっぱり棒にかけるものは軽いものを選ぶようにしてみてください。

3.ハンガーラック

ハンガーラックは、奥行きのある押入れと相性が良いです。押入れは奥行きがあるのがデメリットですが、ハンガーラックを設置することで衣服を取り出しやすくなります。

つっぱり棒でもいいですが、ハンガーラックの方が衣服の重量を気にせず収納できるでしょう。設置も押し入れ内に置くだけなので簡単です。

4.押入れ用ポール

押入れ用ポールを設置すると、押入れ内の衣服を綺麗に整理できます。押入れ用ポールにはハンガーラックのように足がなく、よりスッキリして見えるでしょう。

ただし、天井部と中央部にネジで取り付ける必要があるため、1人での設置は難しいと感じるかもしれません。できる限り、2人以上で設置することをおすすめします。

5.ディアウォール

押入れ内にパイプハンガーを設置したくても、壁の傷を気にして設置できないケースもあります。そこで、ディアウォールを使えば壁を傷つけることなく、棚やパイプハンガーを設置できます。

ディアウォールとは、木材の両端に取り付けることで内蔵されたバネが突っ張り棒のように働き、壁を傷めず柱を立てられるアイテムのことです。

突っ張り棒より耐久性が高く、壁も傷めないディアウォールは、特に賃貸物件にお住まいの方におすすめのアイディアといえます。

簡単に押入れをクローゼット化するなら「押入リフォームクローゼット」がおすすめ!

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押入れリフォームクローゼットを使えば、襖や障子の枠を外さずともそのままクローゼット化できます。工事の必要もなく、お金や時間も最低限で済むでしょう。

賃貸物件にお住まいの方でも利用できるので、押入れのクローゼット化を考えている人はぜひ「押入れリフォームクローゼット」をご検討ください。

DIYによる押入れのクローゼット化で収納力をアップしよう

DIYによる押入れのクローゼット化で収納力をアップしよう

ここまで、押入れをクローゼット化する際の流れや注意点、収納アイディアについて詳しく解説しました。押入れのクローゼット化により部屋の雰囲気はガラッと変わります。

賃貸の人でもDIY可能な方法もあるので、部屋の雰囲気を変えたい人はぜひ試してみてください。

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