【初心者向け】障子の寒さ対策7選!障子が和室を冷やしてしまう理由についても解説します!

【初心者向け】障子の寒さ対策7選!障子が和室を冷やしてしまう理由についても解説します!

和室には欠かせない障子には、きちんと断熱効果が備わっています。しかし、部屋を冷やしてしまう要素がいくつかあります。

そこで、「なぜ障子が部屋を冷やしてしまうのか」を知ることがポイントです。当記事では障子が冷える理由と寒さ対策について解説します。

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和室が寒い原因

和室が寒い原因

和室が寒い代表的な原因は下記の3つです。

  • 窓枠の隙間から冷たい空気が入り込む
  • 畳から寒気がくる
  • 古い家は断熱対策が不十分不十分

特に古い家の和室は、寒さを感じやすいため、障子・畳・隙間風対策をしっかりと行っておく必要があります。

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障子とは?

障子とは?

障子とは縦と横に組子を入れて、木枠に和紙を張り付けたものです。襖を閉めきった状態でも、外の明かりが室内に入り込むのが特徴です。和紙を通すことによって、室内に入り込む光の明るさは心地よい光になります。

一般的な和室に使われているのは「水腰障子」といいます。他にも障子には様々な種類があり、それぞれ部屋の雰囲気が違って見えます。

和室の和やかな空間を作り出すためには、障子は無くてはならない存在です。

障子の効果

障子は外の光が部屋の全体に届くため、部屋をまんべんなく明るくする効果があります。障子から差し込むことで、光を和らげているため強い日差しを遮断でき、心地よい空間を過ごせることが強みです。

他にも「外からの視線を遮る」や「風を室内に入れない」などの効果があり、障子があるだけで室内が落ち着いた雰囲気に包まれるため、癒し効果も期待できます。

障子の断熱効果

障子には、断熱効果が備わっているのが特徴です。障子の和紙は冷気で繊維が引き締まるため、冷たい空気が通りにくくなります。

そのため、障子は一般的なカーテンに比べて、暖かい空気を部屋から逃がしにくくするのが最大の魅力です。それに加え外気も遮断するため、夏の暖気も冬の冷気も部屋に入りにくいため年中快適に過ごせます。

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障子が和室を冷やしてしまう主な理由

障子が和室を冷やしてしまう主な理由

障子が和室を冷やしてしまう主な理由は下記の2つです。

  • 木枠からすきま風が入りやすい
  • 穴が開いていると寒気が入りやすい

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.木枠からすきま風が入りやすい

障子は、木枠からすきま風が入りやすいです。木枠は、湿度の変化によって縮んだり膨らんだりします。

そのため、たとえ新しい障子でもすきまが空いてしまい、そこからすきま風が侵入し、和室を冷やしてしまいます。

2.穴が開いていると寒気が入りやすい

障子に穴が開いていると、寒気が入りやすいです。障子は和紙を使用しているため、ちょっとした衝撃で破れやすく、その穴から寒気が流れ込んできます。

特に小さい子どもやペットがいる家庭だと、気づかない間に障子が破れているということもあるため、注意が必要です。

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障子の寒さ対策7選

障子の寒さ対策7選

障子の寒さ対策として次の7つを紹介します。

  • 穴をふさぐ
  • 隙間テープを貼る
  • 障子紙を断熱障子シートにする
  • 太鼓張りで障子紙を貼る
  • 内窓を設置する
  • 雪見障子にして断熱ガラスをはめる
  • 断熱リフォームする

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.穴をふさぐ

穴が開いたままの状態にしておくと寒気が流れ込んで部屋が暖まらなくなります。穴が開いている場合、障子の張替えなどを行って、穴をふさぐことで、寒さ対策につなげられます。

穴が小さくて張替えが面倒な時は、シールタイプを使用するのがおすすめです。

2.隙間テープを貼る

隙間テープを活用してみましょう。隙間テープを貼ることで、障子からのすきま風や冷気を防げます。

隙間テープの使い方は、障子や窓の隙間に貼るだけです。貼り付けが簡単なため、気軽に試せることがメリットです。ただし、隙間テープを貼り付けたら見た目が悪くなるというデメリットがあります。

3.障子紙を断熱障子シートにする

障子紙を断熱障子シートにしてみましょう。断熱障子シートに変えることで、普通の障子よりも部屋の暖かさを保つ効果が高まります。

また、断熱障子シートは障子よりも丈夫なため穴が開きにくいです。それに加えて紫外線カットという効果もついています。部屋の見栄えが気になる方は、障子に使う和紙の質に似たものも販売されているため、それを選ぶとよいでしょう。

4.太鼓張りで障子紙を貼る

太鼓張りで障子紙を貼ってみましょう。太鼓張りとは、組子の両側に紙や板を貼ることです。

そうすることによって、間に空気の層ができるため、断熱効果が更にあがるといわれています。

5.内窓を設置する

内窓を設置してみましょう。既にある窓の内側に、更に窓を取り付けることで断熱効果が高まります。この方法は、寒い地域などでよく行なわれているため、効果が高い寒さ対策です。

部屋の見た目を和で統一したいという場合は、障子デザインの内窓を選ぶとよいでしょう。

6.雪見障子にして断熱ガラスをはめる

雪見障子にして断熱ガラスをはめてみましょう。雪見障子とは、障子の一部にガラスをはめ込んだものです。

障子を閉めた状態でも、ガラスから外の雪景色を眺められることで、雪見障子と名付けられました。

扉が閉まっている時は、保温や調光の役割をしています。

このガラスの部分を、断熱ガラスに変えることにより普通の障子に比べて約4倍もの効果が期待できるといわれています。更に日射取得型の断熱ガラスであれば、冷暖房を使用しなくても快適に過ごせるため節約にもつなげられるでしょう。

7.断熱リフォームする

障子の寒さ対策として断熱リフォームを行うのも1つの手段です。断熱性の高いサッシの設置や床下リフォーム、屋上断熱リフォーム、壁面のリフォームを実施することで、暖房の効きを高めて、和室全体の寒さを緩和できます。

ただし、リフォーム内容や規模、用いる工法などによって、コストや工事期間が大きく異なるため、断熱リフォームをする際は問題点を見極めて自分に合ったリフォームを検討しなければなりません。

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障子を引き戸にリフォームしたいならDIYがおすすめ!

障子を引き戸にリフォームしたいならDIYがおすすめ!

和室は窓の隙間から冷たい空気が入り込んだり、畳の下から冷気がきたりしているため、部屋が冷えやすい環境です。

障子は、暖かい空気を部屋から逃がしにくくすることに加え、外気も遮断するため年中快適に過ごせます。

しかし、少しの衝撃で穴が開きやすく、その穴から風が部屋に入り込んでしまいます。また障子の木枠は、湿度の変化によって縮んだり膨らんだりするため、すきま風が入りやすいです。

そのため、障子に穴が開いたら張り替えるかシールタイプを使用して穴を塞ぐ必要があります。木枠のすきま風対策としては、隙間テープを活用してみましょう。

断熱効果を今より強化するには、1人でできる手軽な方法からプロに頼む方法まで幅広いため、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

寒さ対策として障子を引き戸にリフォームしたい場合は、DIYドア通販本店が販売している「工事いらずのリフォーム建具」です。既存の枠はそのままにふすまを引き戸に付け替えられるため、工事する必要がありません。

費用を抑え、できるだけ業者に依頼せずに引き戸へリフォームしたいのならば「工事いらずのリフォーム建具」の利用を検討してみてください。

なお、次のページでは、障子のアレンジアイデアを紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。

【初心者向け】障子のアレンジアイデア10選!アレンジする際のポイントも徹底解説します!

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