玄関ドアの修理・交換はどこに頼む?業者選びのポイントやよくある質問をご紹介!

玄関ドアの修理・交換はどこに頼む?業者選びのポイントやよくある質問をご紹介!

「玄関ドアの開け閉めで不具合がある」「玄関・廊下が寒い」このようなトラブルに悩んでいる方は少なくありません。

この記事では、玄関ドアの修理に対応している依頼先と業者選びのポイント、よく起こる不具合について解説します。玄関ドアの修理・交換に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

玄関ドアに起こり得る7つの不具合

玄関ドアに起こり得る7つの不具合

玄関ドアに起こり得る不具合には、以下の7つが挙げられます。

  1. ドアと枠に隙間が生まれる
  2. 開閉に異音がする
  3. 傷や凹みができる
  4. 金具が劣化する
  5. ゴムパッキンが劣化する
  6. 自然現象によって劣化する
  7. 地盤が沈下する

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しくみていきましょう。

1.ドアと枠に隙間が生まれる

玄関ドアは、ドアと枠に隙間がない状態が正常ですが、外気の影響でドアと枠に隙間ができてしまうことがあります。しかし、ドアと枠の隙間を放置すると「夏は暑い・冬は寒い家」となることにつながり、快適性の低下と冷暖房費が増加してしまうリスクがあります。

断熱性や気密性の高い素材が使われたドアの種類は豊富にありますが、隙間が原因となる性能低下は不具合を直すまで改善されることはありません。

2.開閉に異音がする

玄関ドアを開閉する際、異音が発生することはよくある不具合です。異音の原因としては、金具部分の潤滑油不足や隙間などに挟まった異物と擦れることなどが挙げられます。

開閉時の異音を放置して使用し続けると、玄関ドアのより大きな不具合やトラブルにつながるおそれがあるため、原因を早めに特定して修理しなければなりません。

3.傷や凹みができる

玄関ドアの表面には、小石が当たる・台風時に飛来物が衝突することで傷や凹みが生じることがあります。また、子どもが遊んでいる最中にものをぶつけてしまうこともよくある話です。

見た目に大きな損傷がなく、機能面でも不具合がなければそのまま使い続けても問題ありませんが、不具合が発生した場合には早めに対応することが必要です。

4.金具が劣化する

玄関ドアには、ドアクローザーやヒンジ、ロック、ラッチなどあらゆる部品が使われています。また、これらの金具は長期間使用を想定して作られていますが、経年劣化による不具合が生じてしまうことは避けられません。

経年劣化以外にも小石や傘、荷物の挟まりなどで金具が曲がることがあり、修繕が不可能な場合は部品交換が必要となります。

5.ゴムパッキンが劣化する

玄関ドアの縁や枠には、衝撃吸収や気密性向上のためにゴムパッキンが取り付けられています。一般的に、ゴムパッキンの寿命は約10年とされているため、寿命が訪れる前に交換しなければなりません。

また、ゴムパッキンが劣化すると開閉時に異音が発生したり、室内の気密性が低下したりとあらゆるトラブルの原因となります。

6.自然現象によって劣化する

結露や雨水、潮風などの自然現象によって玄関ドアが劣化することもあります。また、現象ごとにあらゆるトラブルにつながり、具体的に起こることとしては以下の通りです。

  • 結露:カビによる劣化
  • 雨水・潮風:サビによる金属部品の劣化

自然現象による劣化を防ぐには、自宅周辺の環境を考慮し、劣化しにくい素材のドアを選ぶことが重要です。

7.地盤が沈下する

地震などで地盤が沈下すると、玄関ドアに隙間が生じることがあります。地盤沈下によって発生した玄関ドアの隙間が確認された場合、交換だけではなく家自体の建て替えをしなければならないことがあります。

そのため、住宅を建築する際、地盤の安定性についても事前にしっかりと考慮して、土地選びから慎重に行わなければなりません。

玄関ドアの修理・交換ができる依頼先は2つ

玄関ドアの修理・交換ができる依頼先は2つ

玄関ドアの修理・交換ができる依頼先は2つです。それぞれのメリット、デメリットをまじえて解説します。

1.リフォーム会社

リフォーム会社は、一戸建てやマンションのリフォームを行う業者です。得意分野や規模にはさまざまなものがあり、大手から地域密着型の中小リフォーム会社、建築事務所まで多岐にわたります。

近年リフォーム需要の増加に伴い、リフォーム会社が増加傾向にありますが、玄関ドアの交換を得意としている業者を見つけるのは困難です。

メリット

リフォーム会社のメリットは、玄関以外の大規模リフォームもまとめて依頼できる点にあります。また、大手リフォーム会社は知名度が高く、保証内容が充実している傾向にあり、地域密着型の中小リフォーム会社においては、トラブル発生時にスピーディーな対応が期待できます。

そのため、玄関のドア修理以外にもまとめて修繕や交換を検討している場合におすすめです。

デメリット

リフォーム会社へ依頼するデメリットは、建具屋と比べて施工価格が高くなることが挙げられます。また、ドア交換の実績が少ない業者に施工されることもリスクです。

幅広い工事に対応していることから、不要な提案をされるおそれもあります。そのため、玄関ドアの交換のみを希望する場合は建具屋へ依頼することをおすすめします。

2.建具屋

建具屋はドアや窓、襖、障子などの住宅建具に特化した専門店です。主に対応している業務は、建具の製作や修理、取り付けが挙げられます。

また、玄関ドアを専門に取り扱っている業者も数多く存在します。

しかし、建具に特化していることから大規模な工事には対応していない場合もあるため、事前に依頼できる範囲を確認するようにしてください。

メリット

建具屋のメリットは、玄関ドアの交換において高い施工品質を提供していることが挙げられます。玄関ドアに関する専門知識が豊富にあるため、細かな相談にも応じてもらいやすい傾向にあります。

また、リフォーム会社よりも低価格・スピーディーに玄関ドアの交換に対応していることが多く、緊急性が高い場合に適した依頼先です。

デメリット

建具屋のデメリットは、住宅全体の大規模リフォームには対応していないことが挙げられます。建具に特化しているため、一度にあらゆる場所を修繕したい場合には不向きです。また、自分で業者を探して依頼するには、ハードルが高いこともあります。

それ以外にも、大手リフォーム会社と比べて知名度が低いこともあり、事前に口コミや評判を確認できない場合もあることはデメリットだといえます。

玄関ドアの修理・交換を依頼する業者選びのポイントは4つ

玄関ドアの修理・交換を依頼する業者選びのポイントは4つ

玄関ドアの修理・交換を依頼する業者選びのポイントには、以下の4つが挙げられます。

  1. 見積内容が明確である
  2. 実績がある
  3. 説明や対応が丁寧である
  4. アフターサービスがある

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しくみていきましょう。

1.見積内容が明確である

玄関ドアを修理・交換する際、見積書の内容が明確であるかを確認してください。施工内容や使用する商品、費用についての記載が曖昧な場合、信頼できない業者であるおそれがあります。

優良な会社は、工事の詳細や使用資材を明記し透明性を保っている場合がほとんどです。とくに、「工事一式」とだけ記載されているような場合は注意してください。

また、追加工事が発生した場合の費用についても事前説明してくれる会社だと安心です。

2.実績がある

施工実績は、リフォーム会社の良し悪しを判断する重要な要素です。玄関ドアリフォームの施工経験が豊富にある会社は、安心して工事を任せられます。

しかし、玄関ドア専門業者の実績が必ずしもWebサイトに掲載されているとは限りません。そのため、Webサイトに実績の掲載がない場合、事前に問い合わせることによって確認してください。

また、事例を確認することによって、仕上がりの雰囲気を掴みやすくなります。

3.説明や対応が丁寧である

初回説明時の対応の丁寧さは、業者選びの重要なポイントです。丁寧な説明や質問への回答、迅速な連絡、担当者との相性を確認してください。

具体的には、玄関交換のメリットだけではなくデメリットについても説明があるか、必要となる工事についてわかりやすく伝えてくれるかをチェックします。

これらの説明が不明瞭な場合、依頼を避けた方がよいかもしれません。

4.アフターサービスがある

修理やリフォーム後のアフターサービスの有無についても確認してください。契約前に点検や保証の有無、内容についてヒアリングすることが重要です。

また、玄関ドアは使用頻度が高いため、アフターフォローがしっかりした業者を選ぶようにすることでトラブルにもスピーディーな対応を期待できます。

製品保証と施工保証が備わっている業者を選ぶことが理想的です。

ドア 修理 どこに頼むでよくある3つの質問

ドア 修理 どこに頼むでよくある3つの質問

ドアの修理をどこで頼むかでよくある質問には、以下の3つが挙げられます。

  • 質問1.賃貸やマンションの玄関ドアは修理・交換してもいい?
  • 質問2.玄関ドアの交換にかかる費用は?
  • 質問3.ドアノブの交換にかかる費用は?

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しくみていきましょう。

質問1.賃貸やマンションの玄関ドアは修理・交換してもいい?

マンションは、玄関ドアの外側は共有部分であり、管理組合が管理しています。そのため、住人は自己判断でドアの交換をしてはいけません。

また、賃貸物件においては「原状回復契約」が一般的となっており、自分でドアの交換をすることは契約違反です。

もしも、玄関ドアに生活上の支障がある場合は、管理組合や管理会社に修理・リフォームの相談をしたうえで対応してください。

質問2.玄関ドアの交換にかかる費用は?

玄関ドアの交換にかかる費用の目安は、20万〜50万円です。費用はドアの種類や機能、サイズによって大きく異なります。

費用の一般的な内訳には、以下のようなものが挙げられます。

  • ドア本体・部品:約15万円〜
  • 設置・撤去・処分費用:約5万〜10万円

また、カバー工法によって、壁を取り壊す大掛かりな作業と費用を抑えることが可能です。

玄関ドアの交換費用について、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:【プロが教える】玄関ドアの交換にかかる費用目安|交換方法や交換費用を抑えるコツもご紹介!

質問3.ドアノブの交換にかかる費用は?

ドアノブ交換にかかる費用の相場は、約7,000〜50,000円です。費用の内訳としては作業料金、部品代、出張料金などが挙げられます。

作業料金は約1万円〜となり、ドアノブの代金は種類やメーカーによって異なります。また、特殊なデザインや海外製のドアノブは部品代が高くなる可能性があり、コストを抑えたい場合は在庫が豊富にある型から選ぶことがおすすめです。

ドアノブの交換費用について、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:【プロが解説】ドアノブにおける交換費用の相場は?交換費用が高くなるケースや抑えるコツもご紹介!

まとめ

まとめ

ドア修理の依頼先について解説しました。玄関ドアは使用頻度が高く、劣化すると影響を受けやすい部分です。そのため、不具合が発生した場合は早急に対応することをおすすめします。

その際、「どこに頼むのか?」ということに悩みがちです。基本的にはリフォーム会社か建具屋へ依頼することになります。

玄関以外の箇所も修理を頼みたい場合はリフォーム会社へ、玄関だけを早く直したい状況では建具屋へと依頼することをおすすめします。

なお、次のページでは、室内ドアを交換・リフォームする方法を紹介しています。ぜひこちらも参考にしてみてください。

関連記事:室内ドアを交換・リフォームする3つの方法|費用目安からドア選びのコツまで徹底解説!

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