キャットドアを取り付ける基本の高さとは?年齢別の最適な高さや測定方法も紹介

※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。

キャットドアを取り付ける基本の高さとは?年齢別の最適な高さや測定方法も紹介

キャットドアの設置で多くの人が悩むのが高さ決めです。

この位置決めを間違えてしまうと、キャットドアを使ってもらえなかったり愛猫の体に負担をかけてしまったりする可能性があります。

実際、「キャットドアはどのくらいの位置に取り付ければ良いのだろう」「穴を開けるから絶対に失敗したくない」などと悩んでいる方もいるでしょう。

そこで本記事では、キャットドアを取り付ける基本的な高さについて解説します。また、年齢別の最適な高さや愛猫の体を正確に測定する方法などもまとめているので、ぜひ参考にしてください。

DIYドア通販本店では、開き戸のペットドア引き戸のペットドアを販売しています。ご自宅のドアのお取り替えをご検討されている場合は、ぜひDIYドア通販本店にお問い合わせください。

キャットドアを取り付ける基本の高さとは?

キャットドアを取り付けるときの基本的な高さの目安は、床から5cm~10cmです。この位置にキャットドアの下辺が来るように設置すると良いでしょう。

取り付け位置が高すぎると、猫は毎回ジャンプして通り抜ける必要があり、足腰に負担がかかります。

逆に低すぎると、体を不自然に屈めなければなりません。キャットドアを使用するたびにお腹や背中を擦ってしまって、通り抜けること自体を嫌がるようになるかもしれません。

床から5cm~10cmという高さは、猫が最も自然な姿勢のまま頭からスッと通り抜けられるジャストフィットな高さなのです。

子猫期・成猫期・老猫期の最適な高さ

基本の高さは床から5cm~10cmですが、これはあくまで平均的な成猫を基準としたものです。

猫の年齢やライフステージによって、最適な高さは少しずつ変わります。

子猫期

子猫のうちにキャットドアを設置する場合、最も注意すべき点は成長後の体格です。

現在の体のサイズに合わせて低い位置に設置してしまうと、成猫になったときには体が大きくなって通れなくなり、再工事が必要になるという事態にもなりかねません。

そのため、対策としては愛猫が成猫になったときの標準サイズを調べて、最初から成猫向けの高さに設置すると良いでしょう。

子猫のうちは、キャットドアの前に小さなステップを置いてあげるのがおすすめです。成長したら、ステップを取り除いてあげましょう。

成猫期

成猫期は、まさに基本の高さが最もフィットする時期です。

より正確な高さを求めるなら、愛猫が立ったときの「床からお腹の一番低い部分までの高さ」を測定しましょう。その高さにキャットドアの下辺を合わせてください。

このお腹までの高さに合わせることで、猫は体を擦ることなくスムーズに通り抜けることができます。

もし愛猫が平均より少し大柄あるいは短足である場合は、お腹までの高さを基準にすることで最適な位置に設置可能です。

老猫期

7歳を過ぎたあたりから、猫も少しずつシニアの仲間入りをします。見た目は元気でも、関節の柔軟性が失われたりジャンプ力が衰えてきたりと、体には変化が現れます。

そのため、老猫のためにキャットドアを設置する場合は、負担の軽減を最優先に考えましょう。

具体的には、基本の5cm~10cmという基準にこだわらず、可能な限り低い位置に設置してあげるのがおすすめです。高さを出さず丸ごとくり抜いてあげるのも良いでしょう。

段差を極力なくすことで、足腰への負担を最小限に抑えられます。関節炎のような持病がある場合は、かかりつけの獣医師に相談してみるのも良いでしょう。

愛猫のどこを測れば良い?

キャットドアの取り付けで失敗しないためには、以下の3箇所を測定するのがおすすめです。

  1. お腹までの高さ:キャットドアを取り付ける高さ
  2. 体の最も広い部分の幅:キャットドアの横幅
  3. 体高:キャットドアの縦幅

まず、床からお腹までの高さを測りましょう。猫が自然に四本足で立っている状態で、「床からお腹の一番低いところまでの垂直な高さ」を測ります。キャットドアの取り付け位置の基準となります。

次に、愛猫の体で最も幅が広い部分(通常は肩幅や肋骨あたり)の長さを測ってください。この数値にプラス4~5cmの余裕を持たせたサイズが、キャットドアの横幅となります。

そして、愛猫の体高も測りましょう。猫が立っている状態で、「床から肩甲骨の一番高いところまで」を垂直に測ります。この数値にプラス4~5cmの余裕を持たせたサイズが、キャットドアの縦幅となります。

キャットドアを設置する前にシミュレーションをするのがおすすめ

せっかくキャットドアを設置しても、愛猫が使用してくれなければ意味がありません。キャットドア用の穴を開ける前に、必ずシミュレーションを行いましょう。

まず、購入したキャットドアと同じサイズの穴を段ボールにくり抜きます。そしておやつやおもちゃを使って愛猫を呼び、その架空のキャットドアを通り抜けさせてみましょう。

このとき、猫がお腹や背中を擦っていないか、ためらったり窮屈そうにしたりしていないかなどを、注意深く観察してください。

もし、少しでも通りにくそうにしているのであれば、高さを調整しましょう。穴の高さを数cm上下させて、最適な位置となるように微調整してください。

愛猫にぴったりの高さを測定してキャットドアを取り付けよう

本記事では、キャットドアを取り付ける高さや最適な位置の測定方法などを紹介しました。

キャットドアを取り付ける高さは、5cm~10cmが基本と言われています。この高さを基準にしつつ、愛猫のお腹までの高さを測ることで、最適な高さを見つけられます。

また、子猫なら将来を見越して少し高めに、老猫なら負担を減らすために少し低めに、といった配慮も行いましょう。長く使い続けてもらうために大切なポイントです。

この記事で紹介した測定方法やシミュレーションの方法も参考となれば幸いです。ぜひ愛猫にぴったりの高さにキャットドアを設置してあげましょう。

DIYドア通販本店では、開き戸のペットドア引き戸のペットドアを販売しています。ご自宅のドアのお取り替えをご検討されている場合は、ぜひDIYドア通販本店にお問い合わせください。

※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。

関連記事