押入れのふすまを外すメリット・デメリット!ふすまの外し方や処理方法も紹介

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押入れのふすまを外すメリット・デメリット!ふすまの外し方や処理方法も紹介

日本の押入れにあるふすまは、部屋全体の大きな面積を占めているため時に圧迫感が出てしまいます。また、何年も使っているうちにガタが来て開け閉めしにくくなる場合もあります。

実際にふすまを取り外そうか考えている人の中には「本当にふすまを取り外しても大丈夫なのか」「ふすまを外したあとの処理方法も把握したい」などと思っている人もいるでしょう。

そこで本記事では、押入れのふすまを外すメリット・デメリットについて詳しく解説します。また、誰でもできる簡単な外し方から外したふすまの処理方法まで紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてください。

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押入れのふすまを外す3つのメリット

まずは、押入れのふすまを外す3つのメリットを紹介します。

  1. 部屋に開放感が生まれて広く見える
  2. 物の出し入れがスムーズになる
  3. 通気性が向上し湿気・カビ対策になる

3つのメリットについてそれぞれ詳しく確認していきましょう。

1. 部屋に開放感が生まれて広く見える

1つ目のメリットは、部屋に開放感が生まれて部屋全体が広く見えることです。

ふすまは部屋の中で大きな面積を占めているので、時に圧迫感や狭苦しさが出てしまいます。

そのふすまを取り払うことで、視線が押入れの奥まで抜けるようになり部屋全体が広々と見えるようになります。

また、ふすまの色やデザインによっては、外すだけで部屋のトーンが明るくなり開放感も生まれます。

特に、1LDKのようなスペースが限られている部屋ほど、取り外したときに開放感が出やすいです。

2. 物の出し入れがスムーズになる

2つ目のメリットは、物の出し入れがスムーズになることです。

ふすまを外せば、布団や衣類の出し入れするときに「ふすまを開けて閉める」というワンアクションが必要なくなります。

また、布団や衣装ケースなどの大きな物を出し入れする際も、ふすまが邪魔になることがありません。そして、どこに何があるか一目瞭然になるため、探し物をする時間も短縮できます。

このように日々の暮らしにおける、小さなストレスが解消されるのは、非常に大きなメリットと言えるでしょう。

3. 通気性が向上し湿気・カビ対策になる

3つ目のメリットは、通気性が向上して湿気・カビ対策になることです。

押入れは窓がなく空気がこもりやすいため、家の中でも特に湿気が溜まりやすくカビの温床になりがちです。

そこでふすまを外せば、押入れ内部の風通しが格段に良くなり、空気が自然に循環するようになります。

通気性を確保することで、大切な衣類や布団にカビが発生しにくくもなります。押入れ特有のジメジメした空気やカビ臭いニオイも改善されるでしょう。

押入れのふすまを外すデメリット

ふすまを外すと多くのメリットがありますが、デメリットもいくつか存在します。

  1. 中身が丸見えで生活感が出てしまう
  2. ホコリが溜まりやすくなる
  3. 賃貸物件の場合は退去時に元に戻す必要がある

ふすまを外してから後悔しないために、事前に上記のデメリットも把握しておきましょう。

1. 中身が丸見えで生活感が出てしまう

1つ目のデメリットは、中身が丸見えとなり生活感がでてしまうことです。

ふすまを外すことで押入れの目隠しがなくなるため、当然ながら中身が丸見えになります。

整理整頓されていないと生活感が出てしまうほか、かえって部屋全体が散らかって見えてしまう可能性があります。

ふすまを外す場合は、収納ケースの色や形を揃えたりハンガーの種類を統一したりと、見せることを意識した収納の工夫が必要です。

来客時に中身を見られるのに抵抗があるという人は、目隠し用にカーテンやロールスクリーンなどを取り付けると良いでしょう。

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2. ホコリが溜まりやすくなる

2つ目のデメリットは、押入れの中にホコリが溜まりやすくなることです。

ふすまがないため、部屋の中のホコリが押入れ内部の衣類や布団に直接付着しやすくなります。

特に、あまり使う機会のない礼服やシーズンオフの衣類は、気づいたときにホコリっぽくなっている可能性が高いです。

そのため、こまめに掃除をしたり大切な服に衣類カバーを掛けたりするなどの対策をすると良いでしょう。

3. 賃貸物件の場合は退去時に元に戻す必要がある

3つ目のデメリットは、賃貸物件の場合に元に戻す必要があることです。

賃貸物件には原状回復義務があるので、退去時には部屋を借りたときの状態に戻さなければなりません。

そのため、外したふすまは絶対に捨てず、傷や汚れがつかないように大切に保管しておく必要があります。

もし、ふすまを紛失したり破損したりしてしまうと、退去時に高額な修繕費用を請求されるリスクがあるため注意が必要です。

押入れのふすまの外し方

押入れのふすまは専門的な道具がなくても、誰でも簡単に外すことができます。

以下の3つのステップで、安全に作業を進めましょう。なお、ふすまは見た目以上に重いため、なるべく2人以上で作業してください。

  1. ふすまの端を持ち上げる
  2. 下側を手前に引き出す
  3. 斜めに倒して上側を鴨居から取り外す

まず、ふすまの両側に立って、一人が右側、もう一人が左側を支えます。そして、二人同時にふすまをまっすぐ上に持ち上げてください。

ふすまを持ち上げると下のレール(敷居)から外れるため、ふすまの下側を手前にゆっくりと引き出します。

ふすまの下側が完全に外れたら、今度はふすま全体を少し斜めに傾けてください。そのままゆっくりと斜めに倒し続けて上のレール(鴨居)の溝からふすまの上側が外れたら、取り外しは完了です。

外したふすまの処理方法

取り外したふすまの処理方法は、主に以下の3つです。

  • 押入れや倉庫にしまう
  • 粗大ゴミとして処分する
  • リサイクルショップで売る

賃貸にお住まいの方は、必ずふすまを保管してください。持ち家にお住まいの方は、処分するか保管するか選べます。

押入れや倉庫にしまう

前述の通り賃貸物件にお住まいの場合は、退去時の原状回復のために外したふすまを必ず保管しておく必要があります。

保管場所は、湿気が少なく直射日光が当たらない場所を選びましょう。クローゼットの隅やベッドの下、納戸などが適しています。

また、保管するときはなるべく立てたままにしてください。横に寝かせると、ふすま自体の重みで歪んだり反ったりする原因になります。

可能であれば、大きな布もしくは緩衝材などでふすま全体を包んでホコリや傷から守りましょう。

粗大ゴミとして処分する

持ち家にお住まいの場合でふすまを元に戻す予定が全くないのであれば、処分しても問題ありません。ふすまは、多くの自治体で粗大ゴミとして扱われます。

お住まいの自治体の公式サイトや電話にて、申し込み方法・手数料・収集日などを確認してください。

自分でゴミ処理施設に持ち込むことで、費用を安く抑えられる場合もあります。

リサイクルショップで売る

ふすまの状態が非常に良い場合や骨董価値のある場合は、リサイクルショップや骨董品店で買い取ってもらえる可能性もあります。

ただし、一般的な住宅のふすまに値段がつくケースは稀なので、過度な期待はしないでおきましょう。

ふすまの専門店やふすまを多く取り扱っている買取業者に依頼するのがおすすめです。

安全にふすまを取り外して押入れや和室の雰囲気を変えよう

本記事では、押入れのふすまを外すメリット・デメリットや具体的な外し方などを紹介しました。

ふすまを外すことで、部屋に開放感が出たり物の出し入れがスムーズになったりとさまざまなメリットがあります。

ただ、中身が丸見えになったりホコリが溜まりやすくなったりとデメリットもあるため、実際に外す前にしっかり検討しましょう。

本記事では、ふすまの外し方や処理方法なども解説しているので、ぜひそちらも参考にしてください。

DIYドア通販本店では、さまざまな種類の押入れ用クローゼット扉を販売しています。扉の取り付けを検討している方は、ぜひDIYドア通販本店にお問い合わせください。

※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。

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