クローゼット扉の折れ戸を調整する方法|付け方やネジの締め方を紹介
※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。

クローゼット扉の折れ戸は扉を折りたたんで開閉するタイプであるため、経年劣化によって閉まりにくくなったりレールから外れてしまったりすることがあります。
実際に折れ戸の不具合が発生してしまって「どうやって調整すればいい?」「扉の付け方が分からない」などと悩んでいる人もいるでしょう。
そこで本記事では、クローゼット扉の折れ戸を自力で調整する方法を解説します。実際に起こりやすいトラブル別に調整方法を分かりやすくまとめているので、ぜひ参考にしてください。
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クローゼット扉の折れ戸とは?
折れ戸とは、扉を折りたたんで開閉する扉のことです。クローゼットやお風呂場の扉として折れ戸が使用されることが多いです。
折れ戸を開けると手前に扉が折りたたまれるため、大きなスペースが必要となります。
ただ、最大限まで開ければ全ての扉がたたまれるので、物の出し入れがしやすいのが特徴です。また、扉を開けたままでも邪魔になりにくい点もメリットと言えます。
引き戸や開き戸との違い
クローゼット扉には、折れ戸のほかに開き戸や引き戸も使用されることがあります。
開き戸とは、前方に開くタイプの扉のことです。玄関のドアや部屋の扉などは開き戸になっているものが多いです。開き戸を設置するには、扉を開くための大きなスペースが必要となります。
引き戸とは、横にスライドして開くタイプの扉のことです。空間の仕切りとして使用されることが多く、開閉がスムーズにできるのが特徴です。ただ、開口部は折れ戸や開き戸よりも狭くなります。
クローゼット扉の折れ戸によくあるトラブル
クローゼット扉の折れ戸は、長年の使用や部品の劣化により様々な不具合が起こることがあります。ここでは、特に多く見られるトラブルを3つ紹介します。
折れ戸が閉まらない
折れ戸を閉めようとしても、途中で止まってしまったり、完全に閉まらなかったりすることがあります。
このような場合、蝶番のネジや金具の緩みなどが原因となっていることがほとんどです。何度も開閉しているうちにネジや金具が緩んでくることが多いためです。
もしくは、クローゼットのレール部分にホコリやゴミなどが溜まって、閉まりにくくなっている場合もあります。
折れ戸が外れた
クローゼット扉の折れ戸は、急にレールから外れてしまうこともあります。
折れ戸がレールから外れてしまうのは、部品が破損していることが主な原因だと考えられます。クローゼット扉の部品は、経年劣化や開閉するときの力の加減によって破損してしまうことが多いです。
また、何かの拍子で折れ戸の「ガイドローラー」がレールから飛び出した結果、折れ戸自体もレールから外れてしまう場合もあります。
折れ戸が枠や床を擦っている
折れ戸を開閉するたびに異音がしたり、床やクローゼットの枠を擦って動きが重くなったりするケースもあります。
異音がしたり床を擦ったりするのは、折れ戸の部品の破損や扉の変形などが原因となっていることが多いです。
無理に力を入れて開閉し続けると、他の部品が破損したり床に傷が付いたりする可能性もあるため注意してください。扉の動きが鈍くなってきたら、開けっぱなしにしておくのが良いでしょう。
クローゼット扉の折れ戸を調整する方法
クローゼット扉の折れ戸は、軽度の不具合であれば自分で調整・修理することが可能です。ここでは、代表的なトラブル別に、調整方法を具体的に紹介します。
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【折れ戸が閉まらない場合】蝶番のネジを締める
折れ戸がしっかり閉まらない場合は、蝶番のネジを締め直すことで改善される可能性があります。以下の流れで調整してみてください。
- 折れ戸をゆっくり開けた状態にする
- 蝶番付近にあるプラスネジを確認する
- ドライバーで少しずつネジを締める
- 扉を開閉して閉まり具合を確認する
微調整が必要な場合は、複数の蝶番のネジを少しずつ動かしてみましょう。
また、ネジの締め作業は軽微な力加減で行う必要があるため、電動ドライバーの使用は避けてください。電動ドライバーを使ってネジを締めすぎると、蝶番が破損してしまう可能性があります。
【折れ戸が外れた場合】部品の破損を確認する
折れ戸が完全に外れてしまった場合は、ガイドローラーや吊具などの部品の破損を確認してみてください。もし部品が破損しているのであれば、新しいものに交換する必要があります。
折れ戸の部品は、扉のタイプや製造年度などによって種類が異なります。自分で部品を購入して交換するのではなく、専門業者に依頼する方が良いでしょう。
部品に損傷がなく、ただガイドローラーがレールから飛び出しているだけであれば、取り付けが可能です。以下の手順で折れ戸を取り付けられます。
- 外れた扉を立たせる
- 上部のレールある2つの穴に、扉に付いている2つのガイドローラーを同時に差し込む
- 扉を上部の枠に着くぐらい持ち上げて、下部の2つの穴に2つのガイドローラーをはめ込む
- 扉を開閉して閉まり具合を確認する
1人で行うとケガをする可能性があるため、必ず2人以上で扉の取り付けを行ってください。
【折れ戸が枠や床に擦れる場合】ネジや部品の緩みを確認する
クローゼット扉の折れ戸が枠や床に擦れる場合も、最初にネジや部品の緩みを確認してみてください。具体的には、上部にある吊具のネジが緩んでいないか、下部にあるピボットが正常に回転しているかなどをチェックしてみましょう。
ネジや部品が緩んでいるのが確認できた場合は、以下の手順で調整を行ってください。
- 折れ戸をゆっくり開ける
- 吊具やピボットのネジもしくはボルトを少しずつ締める
- 扉を開閉して閉まり具合を確認する
ネジを締める際は、電動ドライバーではなく通常のドライバーを使用してください。軽い力でネジを締める必要があるため、電動ドライバーを使ってしまうと部品が壊れてしまう可能性があります。
自分で調整しても直らない場合は専門業者に修理を依頼する
自分で調整してみても改善されない場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
ネジや部品の緩みが原因なのではなく、レールや扉が歪んでしまっている可能性があるためです。歪みを自力で直すのは危険なので、専門業者に相談する方が安全です。また、部品が破損しており交換が必要な場合も業者に見てもらってください。
最近では、部品単位での交換や扉の取り替えにも対応している業者が多数あります。メーカーや製品の型番によって部品の取り扱いが異なるため、取扱説明書やラベルなどを準備するか、管理会社に事前に確認しておくとスムーズです。
クローゼット扉の折れ戸の不具合を確認して調整してみよう
クローゼット扉の折れ戸は、経年劣化によって閉まらなくなったりレールから外れてしまったりすることがあります。そういった不具合の原因は、ネジや部品の緩みといった軽微なものであることも多いため、自分で直せるケースもあります。
まずはネジや部品の緩みを確認し、ネジ締めやレールの掃除などの簡単な調整を試してみましょう。それでも改善されない場合は、専門業者に相談するのがおすすめです。
部品の交換や折れ戸の取り替えに対応してくれる業者も増えているので、部品が破損してしまっていたり扉自体が歪んでしまっている場合は、業者に見てもらいましょう。
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