クローゼットをロールスクリーンにするメリット・デメリット|選び方も紹介
※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。

ロールスクリーンとは、巻き取り方式によってスクリーンを開閉できるアイテムです。カーテン代わりに使用されることが多いですが、最近はクローゼットに目隠しとして使用する人が増えています。
実際にクローゼットにロールスクリーンを設置したいと考えている人の中には「ロールスクリーンを設置して後悔することはない?」「費用はいくらぐらいかかる?」などと思っている人もいるでしょう。
そこで本記事では、クローゼットにロールスクリーンを設置するメリット・デメリットを丁寧に解説します。ロールスクリーンの選び方や相場もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
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ロールスクリーンとは?
ロールスクリーンとは、布製のスクリーンを巻き取ることによって開閉できるアイテムです。天井や壁にロールスクリーンを取り付け、チェーンやコードなどを引っ張ることでスクリーンを開閉できます。
ロールスクリーンはカーテンのように光や風などを遮断できるため、もともとは窓にロールスクリーンを設置するのが一般的でした。
最近は、様々なデザインや素材のロールスクリーンが増えたことにより、扉がないクローゼットや押入れに取り付けて目隠しとして利用する家庭も多いです。ドアや仕切りのない部屋にロールスクリーンを設置して、空間の間仕切りとして活用する人もいます。
クローゼットにロールスクリーンを使用するメリット
クローゼットにロールスクリーンを使用するメリットをいくつか紹介します。
場所を取らない
ロールスクリーンのメリットとして、設置スペースをほとんど必要としないことが挙げられます。
クローゼットの扉としてよく使用されている折れ戸は、扉を開けるために一定のスペースが必要です。一方、ロールスクリーンなら上下に開閉するだけなので場所を取りません。圧迫感も出ないため、狭い部屋に取り付けたい人におすすめです。
また、扉のように動線をふさぐことがないため、ベッドの横や家具の近くなど限られたスペースでも邪魔になることがありません。
部屋の雰囲気に合わせてデザインを変えられる
ロールスクリーンはデザインが豊富なので、部屋のインテリアに合わせたコーディネートが可能です。
ナチュラル、北欧、モダン、ミニマルなど様々なテイストに合う生地や色を選べるため、生活感の出やすいクローゼットをおしゃれに見せたいという人にもおすすめです。
最近では、遮光・防炎・抗菌加工が施された高機能素材のロールスクリーンも登場しており、実用性もアップしています。
安価に取り付けられる
ロールスクリーンは比較的安価な価格で取り付けられる点もメリットと言えます。
クローゼットに扉を取り付けるとなると、費用は数千円〜数万円かかることもあります。対して、既製品のロールスクリーンなら2,000円〜5,000円程度で購入可能です。
さらに、DIYで設置できる製品も多く、工賃が不要な点も大きな魅力です。取り外しも自力で簡単に行えます。
クローゼットの目隠しになる
ロールスクリーンをクローゼットに導入すれば、洋服や収納ケースなどを隠すことができます。
扉のないクローゼットは、中の衣類や収納用品が丸見えになってしまうため、生活感が出やすいです。そこに目隠しとしてロールスクリーンを取り付ければ、生活感を抑えられ部屋をすっきりとした印象にすることが可能です。
また、来客時にスクリーンを下ろすだけで見せたくない場所を隠すことができるため、急な訪問があった場合も安心です。
ロールスクリーンのデメリット
ロールスクリーンには多くのメリットがありますが、デメリットもいくつかあります。実際に導入や購入を検討する前に以下のデメリットも把握しておきましょう。
クローゼットにホコリが入りやすい
ロールスクリーンは布製のカーテンのような構造のため、隙間からホコリが入りやすいという弱点があります。
特にクローゼットは衣類を収納する場所ですので、ホコリが溜まると衛生的にも良くありません。扉付きのクローゼットに比べて密閉性が低いため、こまめな掃除が必要になります。
また、スクリーン自体にもホコリがつきやすく、特に明るい色の生地を選んだ場合は汚れが目立ちやすい点にも注意が必要です。
遮光性が低い
ロールスクリーンは、あくまで間仕切りや目隠しとしての製品であるため、完全な遮光性は期待できません。
特にポリエステル素材の製品や薄手の製品は光を通しやすく、クローゼットの中に日が差し込んで衣類が日焼けしてしまうリスクもあります。
遮光性を重視したい場合は、厚手の生地や遮光加工されたスクリーンを選ぶと良いでしょう。
耐久性に劣る
ロールスクリーンは折れ戸と比較すると、耐久性がやや劣ります。
たとえば、巻き取る部分が破損したり、チェーンが絡まったりすることがあります。また、長期間使っていると、スクリーン自体がたるんでしまう場合もあるでしょう。
長持ちさせたい場合は、来客時以外はロールスクリーンを開けっ放しにして使用頻度を減らす、耐久性の高い製品や信頼できるメーカーの製品を選ぶなどの対策を取るのがおすすめです。
手入れに手間がかかる
ロールスクリーンはホコリや汚れが付着しやすく、定期的な掃除やお手入れが必要です。特に淡い色のスクリーンは汚れが目立ちやすいので、こまめな拭き掃除が欠かせません。
また、布製のロールスクリーンの場合、食べ物や飲み物の汚れが付着すると染み込んでしまう可能性が高いです。汚れやシミを残したくない人は、丸洗いできるロールスクリーンを選ぶか定期的に取り替えることを想定しておきましょう。
ロールスクリーンの選び方
ロールスクリーンは製品の種類が豊富なので、どれを選べば良いか迷ってしまう人も多いでしょう。ここでは、クローゼット用に最適なロールスクリーンを選ぶためのポイントを3つ紹介します。
デザイン
ロールスクリーンは部屋の印象を大きく左右するアイテムであるため、部屋の統一感を出したい人はデザインを重視するのがおすすめです。
ロールスクリーンのデザインは無色のものから柄入りのものまで種類が豊富です。実際にスクリーンをえらぶ際は以下の点に注目しましょう。
- 壁や床の色と調和しているか
- 他の家具とのトーンが合っているか
- 部屋の中で悪目立ちしないか
生活感を抑えたい人は、上記に加えてクローゼット内のアイテムが透けて見えないかどうかにも着目するのがおすすめです。
素材
ロールスクリーンに使われる主な素材にも様々な種類があります。
たとえば、ポリエステル素材は多くのロールスクリーンで採用されており、カラー展開も豊富です。また、麻でできたロールスクリーンであればナチュラルな雰囲気の部屋に合わせやすく、透け感もあるため涼しげな印象も出すことができます。
もしくは、機能面でロールスクリーンを選ぶことも可能です。防汚加工された素材であれば汚れが付きにくいため、子ども部屋のクローゼットにおすすめです。遮光性のある素材を選択すると、衣類の日焼けを防ぎやすくなります。
巻き上げ方法
ロールスクリーンの巻き上げ方法にもいくつか種類があります。主な巻き取り方法を下の表にまとめました。
巻き上げ方法 | 特徴 |
---|---|
チェーン | 手動でチェーンを引っ張り続けることで巻き上がる |
ワンタッチチェーン | チェーンを軽く引っ張ることで自動的に巻き上がる |
プルコード | スクリーンについたコードを引っ張ることで自動的に巻き上がる |
電動 | リモコンを操作することで自動で巻き上がる |
チェーンタイプが最もスタンダードで価格も安価です。立ったままスクリーンを巻き上げられるのも魅力と言えます。
ただ、長いチェーンが邪魔に感じる人やチェーンを毎回巻き取るのが面倒な人は、プルコードや電動のロールスクリーンがおすすめです。電動のスクリーンは、やや高額な製品が多い点には注意しましょう。
ロールスクリーンの費用の相場
最後にロールスクリーンの費用の相場を紹介します。ロールスクリーンの価格は、サイズ・素材・機能などによって価格に大きな差があります。
ロールスクリーンの種類 | 費用の相場 |
---|---|
既製品の場合 | 2,000円〜5,000円程度 |
オーダーメイドの場合 | 10,000円〜30,000円程度 |
高機能製品や電動式の場合 | 5,000円〜40,000円程度 |
業者にロールスクリーンの取り付けを依頼する場合、3,000円〜10,000円ほどの工賃がかかります。予算を抑えたい人は、既製品を選ぶか自分で取り付けるのがおすすめです。
部屋の雰囲気に合ったロールスクリーンを選ぼう
ロールスクリーンはカーテン代わりに使用されたり、空間の仕切りとして活用されたりすることの多いアイテムです。最近では、クローゼットに設置して目隠しとして使用されることも増えてきました。
ロールスクリーンは一般的なクローゼットの扉よりも価格が安価で、部屋の雰囲気に合わせてデザインを選べるというメリットがあります。ただ、手入れに手間がかかったりクローゼット内にホコリが溜まりやすかったりするデメリットもあります。
ロールスクリーンを導入するかどうかは、メリット・デメリットをきちんと事前に把握しておきましょう。そして実際に選ぶ際は、デザイン・素材・操作方法などに着目して絞っていくのがおすすめです。また、本記事でおおよその相場もまとめているので、実際に購入する際に参考にしてください。
また、DIYドア通販本店では、押入れを簡単にクローゼットへリフォームできるクローゼットドアを販売中です。ドアカラーは10色から選べて、取っ手も3色から選べます。DIY初心者でも簡単に設置できるのでぜひチェックしてみてください。
※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。