ファミリークローゼットの設置を後悔する理由4選|失敗しないためのポイント

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ファミリークローゼットの設置を後悔する理由4選|失敗しないためのポイント

家族全員分の衣類や小物などを1箇所にまとめて収納できるのがファミリークローゼットです。家事の導線がスムーズになるほか、他の部屋がスッキリ片付くというメリットもあります。

しかし実際に設置を検討している人の中には「将来的に設置したことを後悔しそう」「設置する前に考えておいた方がいいことがありそう」など心配に思っている人も多いでしょう。

そこで本記事では、ファミリークローゼットを設置したことで後悔する主な理由を4つ紹介します。さらに、失敗を未然に防ぐための具体的なポイントも解説しているので、ぜひ最後までチェックしてください。

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ファミリークローゼットとは?

ファミリークローゼットとは名前の通り、家族の衣類や持ち物を1箇所にまとめて収納するスペースのことです。

個人の部屋にそれぞれクローゼットを設けるのではなく、大きな収納スペースを作って共有することで、洗濯物の片付けや衣替えの手間を大幅に削減できるのが大きな魅力です。

また、リビングや各居室に収納家具を置く必要がなくなるため、部屋全体をスッキリと広く見せられるというメリットもあります。

ファミリークローゼットは、洗面所・脱衣所の隣、玄関の近く、家族が集まるリビングの一角など、各家庭のライフスタイルに合わせて設置できます。家事の効率化と整理整頓を同時に叶える新しい収納の形と言えるでしょう。

ファミリークローゼットの設置を後悔する4つの理由

ファミリークローゼットを設置して便利になるはずが、使用していくうちに設置を後悔してしまう人もいます。ここでは、ファミリークローゼットを設置したことを後悔する理由を4つ紹介します。

1. 収納スペースが足りなくなった

ファミリークローゼットの後悔としてよくあるのが「収納量の不足」です。設計時には十分な広さを確保したつもりでも、実際に暮らし始めると物で入りきらなくなってしまうケースが多いです。

収納スペースが足りなくなる原因として、子どもの成長で服が大きくなったり、嵩張るようになったりすることが考えられます。また衣類だけでなく、布団や季節家電、スーツケースといった当初の想定外の物まで置くようになり、クローゼットのスペースに余裕がなくなってしまう場合もあります。

冠婚葬祭用の服や趣味の用具など日常的に使わないものを考慮せず、単に衣類の量だけで広さを決めてしまうと「ファミリークローゼットだけでは収納が足りない」という後悔に繋がりやすいです。

2. 動線が複雑になった

ファミリークローゼットの魅力は洗濯や整理整頓などがしやすくなることですが、設置場所によっては動線が複雑になって余計なストレスを生むことがあります。

たとえば、「洗濯機(1階)→物干し(2階)→クローゼット(1階)」のように洗濯の動線が分断されていると、毎日の洗濯物を運ぶ作業が大きな負担になります。

また、玄関から遠い場所に設置すると、帰宅時にコートやバッグをわざわざ置きに行くのが面倒になり、リビングに服を出しっぱなしにすることにもなりかねません。

不便な場所に設置したせいで、クローゼットとしての機能をあまり果たさなくなる場合もあるでしょう。

3. デッドスペースができてしまった

ファミリークローゼットの広さや形によっては、デッドスペースができてしまう可能性もあります。

たとえば、クローゼットの幅が狭すぎて収納ケースが通路にはみ出てたり、ハンガーラックの位置が低すぎて衣装ケースやスーツケースに服が当たったりする場合があります。

また、L字型やコの字型のレイアウトで生まれがちなコーナー部分は物が置きにくいため、ホコリが溜まるだけの無駄な空間になりがちです。

せっかくクローゼットのスペースを確保したのに、使いにくい部分が多いと「他の部屋を広くすればよかった」という不満に繋がってしまうことも考えられます。

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4. 子どもの成長によって使わなくなった

子どもが成長するにつれてプライバシーを大切にするようになり、ファミリークローゼットをほとんど使わなくなってしまうケースもあります。

子どもが思春期に突入すると、家族と共有のスペースで着替えたり下着を置いたりすることに抵抗を感じるようになることが多いです。また「自分の服は自分の部屋で管理したい」と思って、子どもの衣類を自分の部屋へ移動させる場合もあります。

将来的に子どもが一人暮らしを始めて、ファミリークローゼットが夫婦2人だけしか使わない空間になってしまうことも少なくありません。

ファミリークローゼットで失敗しないためのポイント

ここまでファミリークローゼットの設置を後悔する理由を見てきましたが、最初の計画段階で防ぐことも可能です。以下より、ファミリークローゼットで失敗しないための重要なポイントを4つ紹介します。

用途を決める

まず、どのような用途で使用するのか、何を収納するのかを具体的に決めましょう。

用途としては、単に収納として利用するのか、もしくは中で着替えまで済ませるのか、などを考えておくことをおすすめします。収納範囲に関しては、衣類だけをしまうのか、布団や季節家電まで収納するのか、などを決めておきましょう。

用途や収納範囲が明確になれば、必要な広さや適切な設置場所が見えてきます。

収納量に合った広さを確保する

ファミリークローゼットの用途や収納する物の範囲も考慮して、収納量に合った広さを確保するようにしましょう。現在の持ち物だけでなく、5年後や10年後を見据えて少し余裕を持たせたるのが重要です。

その際、ただ広くするだけでなく、収納する物に合わせて棚の奥行きや高さを決め、ハンガーパイプも最適な高さに設置することが重要です。棚板を可動式にしておくと、将来の持ち物の変化にも柔軟に対応できます。

一般的には、大人1人あたり1.5畳~2畳ほどのスペースが必要と言われているため、ちょうど良い広さの1.2倍〜1.5倍ほど大きめにスペースを割くと良いでしょう。家族が増える可能性も加味すると、なお良いです。

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利用しやすい動線に設置する

家族の日々の動きをシミュレーションし、最適なファミリークローゼットの設置場所を見つけましょう。

特に洗濯はほぼ毎日のことなので、「洗面所→物干し→クローゼット」の動線を短くまとめるのがポイントです。また、玄関の近くに設置すれば帰宅・外出時の身支度がスムーズになり、リビングが散らかりにくくなります。

どの家事を効率化したいのか、どの部屋と隣同士にしたいのかなどを決めて、各家庭のライフスタイルに合った設置場所を考えてみてください。

使わなくなった後の活用方法も考える

長期的な視点で、子どもが成長・独立した後の活用方法まで見据えておきましょう。

たとえば、将来的に壁で仕切って書斎や個人の収納にできるよう、あらかじめ窓やコンセントを設置しておくのも一つの手です。趣味の部屋や仕事部屋として利用するために、棚を多めに設置しておくという方法もあります。

クローゼットとして利用しなくなったときのことも考えて、柔軟に変化させられるようにしておくと後悔する可能性も減らせます。

用途や数年後の活用方法も考えたうえでファミリークローゼットの設置を検討しよう

この記事では、ファミリークローゼットの設置を後悔する理由と、失敗しないための計画のポイントについて解説しました。

家族全員分の衣類を収納できるファミリークローゼットを設置すれば、家事を効率化できたり整理整頓しやすくなったりなどのメリットがあります。しかし、そのメリットを最大限に引き出すには、綿密な計画が欠かせません。

後悔や失敗を防ぐには、用途・収納量・動線・将来的な活用方法などを具体的に考えることが重要です。単に大きい収納スペースを間取りに入れるのではなく、様々なことを考慮して広さや設置場所を決めましょう。

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