古いクローゼット扉の外し方|外すときの注意点や処分方法も紹介
※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。

「クローゼットの扉が古くて開閉しにくい」「今の部屋の雰囲気に合わない」などと気になっており、古いクローゼットの扉を外したいと考えている人もいるのではないでしょうか。
実は、クローゼットの扉は専門業者に頼まなくても、自力で取り外すことが可能です。いくつかの注意点を守りながら正しい手順で作業を進めれば、安全に扉を外せます。
そこで本記事では、古いクローゼット扉の外し方を「折れ戸」「開き戸」「引き戸」の3タイプごとに解説します。作業をするときの注意点や外した扉の処分方法も紹介するので、ぜひ最後までチェックしてください。
DIYドア通販本店では、様々なサイズのクローゼット扉を販売しています。新しいクローゼット扉の取り付けを検討している方は、ぜひDIYドア通販本店にお問い合わせください。
古いクローゼットの折れ戸の外し方
折れ戸は、蝶番で連結された扉を折りたたむように開閉するタイプの扉です。ほとんどのクローゼットで折れ戸が採用されています。
折れ戸を取り外すときは、プラスドライバーと脚立を用意しましょう。以下の手順で取り外すことができます。
- 上部レールのランナー(ガイドピン)を外す
- 扉を折りたたみ、下部の軸(ピボット)を外す
- 上部の軸(ピボット)を外し、扉を取り出す
- 反対側の扉も同様に外す
まずは、扉の上部のレールにはまっている部品のうち、扉の真ん中あたりにランナー(ガイドピン)があるのを確認してください。ランナーは指で押し込めるスプリング式になっているものがほとんどなので、ランナーの上部を指でグッと押し込みながらレールより手前に引き抜きます。
次に、扉の下部の端が床の金具(ピポット受け)に軸(ピボット)で固定されていることを確認してください。この軸もスプリング式になっていることが多いです。扉を少し折りたたむようにしながら、扉全体を少し持ち上げます。そうすると、軸を床の金具から簡単に外すことが可能です。
最後に、扉の上端にて固定されている軸(ピボット)を外します。下部の固定が外れているので、扉全体を支えながら、上部の軸を下にスライドさせるとレールから外れます。これで扉全体を取り外すことができます。
折れ戸の片側を取り外したら、もう片方も同じ手順で取り外してください。
古いクローゼットの開き戸の外し方
開き戸は、蝶番を軸にしてドアのように前後に開くタイプの扉です。
古いクローゼットに取り付けられた開き戸は、扉の窪みにはめ込む「スライド蝶番」が使用されていることが多いです。そのため、スライド蝶番のネジをドライバーで外せば、開き戸を取り外すことができます。
ネジを外す際は、必ずクローゼットの扉を支えてください。ネジを緩めていくと、扉が急に倒れてくる可能性があるためです。スライド蝶番が2つ以上ある場合は、下から上へ順に蝶番のネジを外すと扉が倒れるのを防ぎやすいです。
古いクローゼットの引き戸の外し方
引き戸は、レールに沿って扉を左右にスライドさせて開閉するタイプの扉です。この年代のクローゼットでは、上部のレールから扉を吊り下げる「上吊り式」が多く採用されています。
引き戸を取り外す際は、プラスドライバーと脚立を用意してください。以下の手順で取り外すことができます。
- 外れ止め(ストッパー)を探す
- ストッパーを解除する
- 扉を持ち上げてレールから外す
まずは引き戸の上端とレールの間に、扉がレールから脱落するのを防ぐための外れ止め(ストッパー)が付いているのを確認してください。一般的にストッパーは、プラスチックや金属でできており、レバー状になっているもの、もしくはネジで固定されているものが多いです。
ストッパーの位置を確認できたら、ストッパーを解除してください。レバータイプであれば、レバーを指やドライバーで押し上げる、または横に倒すことでロックが解除されます。ネジタイプであれば、ドライバーでネジを緩めることでプレートを動かせるようになります。
ストッパーを解除したら、扉全体を両手で支えて少し上に持ち上げてください。扉が数ミリ浮き上がったら、そのまま扉の下側を手前に引き出すように傾けます。そうすると、上部の戸車(ローラー)がレールから外れるので、ゆっくりと扉を床に下ろしてください。
引き戸が複数枚ある場合は、他の扉も同じ容量で外していきます。
クローゼット扉を外すときの注意点
クローゼット扉を外すときは、以下の4つに注意してください。
- 作業は2人以上で行う
- 床に布団やマットを敷く
- 周囲に子どもがいないか、割れ物がないか確認する
- 外した扉は立てかけずに寝かせる
1つ目は、2人以上で作業をすることです。クローゼットの扉は見た目以上に重いため、1人で作業をすると大きなケガに繋がったり、壁や家具を傷つけたりする恐れがあります。必ず家族や友人に手伝ってもらい、2人以上で取り外し作業を行いましょう。
2つ目は、床に布団やマットを敷くことです。作業中に扉を倒して床を傷つけてしまう可能性があるため、床に布団・毛布や段ボールなどを最初に敷いておきましょう。もし扉を倒しても、床が傷つくのを防げるだけでなく、下の階に音が響くのも防ぐことができます。
3つ目は、周囲に子どもや割れ物がないか確認することです。子どもやペットが作業スペースに近づかないように、安全な部屋へ移動させておきましょう。また、近くに花瓶や照明器具などの割れ物がある場合は、それらも別の部屋へ移しておくことをおすすめします。
4つ目は、外した扉を寝かせることです。取り外した扉を壁に立てかけておくと、何かの拍子に倒れてくる可能性があるため非常に危険です。外した扉は必ず床に寝かせた状態で保管してください。
クローゼット扉を処分する方法
クローゼットの扉はサイズが大きいため、通常の家庭ごみとして出すことはできません。以下のいずれかの方法で処分してください。
- 粗大ゴミとして出す
- 不用品回収業者に回収してもらう
- 専門業者に買い取ってもらう
最も一般的な方法が粗大ゴミとして出すことです。自治体のホームページで料金を確認して処理券を購入し、予約した日時に指定された場所へ運び出してください。
また、不用品回収業者に回収してもらうという方法もあります。粗大ゴミとして出す場合は自分で外へ運ぶ必要がありますが、不用品回収業者に頼めば部屋の中からクローゼットの扉を運び出してもらえます。ただし、粗大ゴミとして出すよりも費用が高くなる可能性があるため、その点は注意してください。
もし扉の状態が非常に良かったり、高級なメーカーのものであったりすれば、買取業者に買い取ってもらえる可能性があります。買い取ってもらいたい人は、扉の買取に対応しているリサイクルショップや建具専門の買取業者などに持ち込んでみましょう。
安全にクローゼットの扉を外して適切な方法で処分しよう
本記事では、古いクローゼットの扉の外し方について、折れ戸・開き戸・引き戸の3つのタイプ別に解説しました。
正しい手順で作業を進めれば、誰でも簡単に扉を外すことができます。ただし扉を外す際は、2人以上で作業する、床に布団や毛布を敷くといった点に注意してください。扉は見た目以上に重たいので、油断していると大きなケガに繋がる恐れがあります。
自分や周囲の安全に配慮しながら取り外し作業を行ってください。扉を外したら、適切な方法で処分しましょう。粗大ゴミとして出す、不用品回収業者に回収してもらうなどの方法があります。
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※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。