クローゼット扉を引き戸にするメリット・デメリット|リフォーム費用も紹介

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クローゼット扉を引き戸にするメリット・デメリット|リフォーム費用も紹介

「クローゼットの扉がベッドにぶつかって、全開にできない」「扉の前に物が置けず、部屋のスペースを無駄にしている気がする」などと悩んでいる人はいませんか?

クローゼットの扉のせいで、使いにくさや圧迫感を感じている人は少なくありません。そんな悩みを解決するのが、引き戸へのリフォームです。

本記事では、そんな引き戸のメリット・デメリットを詳しく解説します。また、引き戸を選ぶときのポイントや気になるリフォーム費用までまとめているので、ぜひ最後までチェックしてください。

DIYドア通販本店では、様々なサイズのクローゼット扉木製引き戸を販売しています。新しい扉や別の種類の扉の取り付けを検討している方は、ぜひDIYドア通販本店にお問い合わせください。

クローゼット扉の引き戸とは?

引き戸とは、レールに沿って扉を左右に滑らせて開閉するタイプの扉のことです。和室や押入れの襖をイメージすると分かりやすいと思います。

古くから日本の住宅で部屋の扉として使用されることが多かった引き戸ですが、近年では洋室のクローゼットに取り付けられることも増えてきました。

そんな引き戸には、大きく「片引き戸」「引き違い戸」「引き込み戸」の3種類に分けられます。引き戸へのリフォームを考えている人は、それぞれの特徴を把握したうえで自宅のクローゼットに合った物を選びましょう。

片引き戸

片引き戸とは、1枚の扉を左右どちらか片側の壁に沿ってスライドさせる、最もシンプルなタイプの引き戸です。

開けたときは扉が壁側のスペースに収まるため、開口部を広く取ることができます。また、構造が単純なので、比較的リフォームしやすいのも特徴です。

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引き違い戸

引き違い戸とは、2枚以上の扉がそれぞれのレール上をすれ違うように動くタイプの引き戸です。

左右どちらからでも開閉できるため、クローゼット内の左側にある衣類も右側にある衣類も取り出しやすいのが特徴です。ただし、常に扉が開口部に残るため、クローゼットを全開にすることはできません。

引き込み戸

引き込み戸とは、開けた扉が壁の内部に設けられたスペースに完全に収納されるタイプの引き戸です。

開けたときには扉が収納されるため、クローゼットの開口部を最大限に広く使うことができます。布団や季節家電など大きな荷物が扉につっかえることなく、スムーズに出し入れすることが可能です。

ただ、扉を収納するためのスペースを作る工事が必要で、設置する場合に少し費用が高くなります。

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クローゼット扉を引き戸にするメリット

クローゼット扉を引き戸にするメリットを3つ紹介します。

  • 省スペースで設置できる
  • バリアフリーになる
  • 物を出し入れしやすくなる

それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

省スペースで設置できる

引き戸のメリットは、省スペースで設置できることです。

開き戸や折れ戸は開けるためのスペースを確保しなければなりませんが、引き戸は扉の前のスペースを開けておく必要がありません。

そのため、デッドスペースになっていたクローゼット前に、ベッドや収納チェストといった家具を自由に配置できるようになります。

レイアウトの制約がなくなり空間を最大限に有効活用できるため、ワンルームや狭めの寝室などにおすすめです。

バリアフリーになる

床にレールのない上吊り式の引き戸を選べば、車椅子もスムーズに出入りできます。足元の段差がなくなり、つまずく心配もないため、足腰の弱い人や小さな子どもがいる家庭でも安心でしょう。

また、床にレールがないので、掃除機をスムーズに掛けられます。レールにホコリやゴミが溜まって、扉の動きが鈍くなることもありません。

物を出し入れしやすくなる

片引き戸や引き込み戸であれば、クローゼットを全開にすることができます。そのため、服を選んだり洗濯物をしまったりといった、日常的な動作もラクに行えます。

また、スーツケースやゴルフバッグのような大きな物もストレスフリーで出し入れすることが可能です。旅行の荷造りをしたり引っ越しの梱包をしたりするときも、効率的に作業できます。

クローゼット扉を引き戸にするデメリット

ここまで引き戸のメリットを紹介してきましたが、デメリットもいくつか存在します。

  • 扉を引き込むスペースを確保する必要がある
  • 設置にコストがかかる
  • レールをこまめに掃除する必要がある

後悔しないために、デメリットにも目を通しておきましょう。

扉を引き込むスペースを確保する必要がある

片引き戸や引き込み戸を設置するには、開けた扉を収納するための壁面スペースを確保する必要があります。扉の横幅と同じだけのスペースが壁面にないと、扉を完全に開けきることができません。

そのため、クローゼットのすぐ横に部屋の出入り口や窓、コンセントなどがあると、扉を収納するためのスペースを確保できないので設置が難しい場合があります。

リフォームを検討する際は、まず十分なスペースがあるかどうかを必ず確認してください。

設置にコストがかかる

既存のクローゼットを引き戸にリフォームする場合、扉を設置するだけでなくレールを新設する必要があるため比較的コストが高くなる傾向にあります。

特に壁の中に扉を収納する引き込み戸は、壁を壊して扉の収納スペースを作って再び壁を作るという大掛かりな工事になります。そのぶん費用も高くなるので、引き込み戸を設置したい場合は予算も踏まえて検討しましょう。

レールをこまめに掃除する必要がある

床にレールを敷く場合、溝にホコリや小さなゴミが溜まりやすくなります。

ホコリやゴミを放置すると、扉の開閉が鈍くなったり、開閉するたびに異音が発生したりする原因になります。

床にレールを敷くのであれば、掃除機のノズルやハンディタイプのモップなどを使って、定期的にレールを掃除する必要があります。

引き戸を選ぶときのポイント

ここからは、引き戸を選ぶときのポイントを3つ紹介します。

  • 引き戸の種類
  • 素材やデザイン
  • 床のレールの有無

部屋の雰囲気に合うかどうか、使い勝手が良いかどうかなども考慮して自宅のクローゼットに最適な引き戸を探してみましょう。

引き戸の種類

まず、どの種類の引き戸にするか決めましょう。

  • 片引き戸:シンプルな構造とデザインがお好きな人におすすめ
  • 引き違い戸:使い勝手とコストのバランスを重視したい人におすすめ
  • 引き込み戸:開口部の広さとすっきりした見た目を優先したい人におすすめ

上記を参考にどのタイプの引き戸にするか選んでみてください。ただし、片引き戸や引き込み戸を設置する場合は、壁に扉を収納するスペースを確保する必要があります。

素材やデザイン

引き戸の素材やデザインは非常に豊富です。部屋の雰囲気や色味に合った引き戸を選びましょう。

たとえば、ナチュラルな雰囲気にしたい場合は、ベージュやブラウンの木製の引き戸が良いでしょう。現代的でスマートなクローゼットを演出したいのであれば、ガラス製の扉が馴染みやすいです。

周囲の壁や床の色味と揃えて引き戸のデザインを選ぶのもおすすめです。

床のレールの有無

床にレールを取り付けるかどうかで引き戸を選ぶこともできます。上部にしかレールがないタイプを上吊り式、上下どちらにもレールがあるタイプを戸車式と言います。

上吊り式は、 床がフラットになるため掃除がしやすいです。ただし、扉の全重量を天井やクローゼットの枠で支えるため、取り付けたい場所にしっかりとした下地があることが必須条件です。

戸車式は、安定感があるため重い扉も設置可能です。ただ、床に段差ができるため、レールの溝の掃除が必要になります。

クローゼット扉を引き戸にリフォームする場合の費用

専門のリフォーム業者に依頼する場合の費用は、工事の規模や選ぶ扉のグレードによって変動します。

  • 一般的な引き戸へのリフォーム:約8万円~10万円
  • 高性能な引き戸やバリアフリーの引き戸へのリフォーム:約20万円~30万円

引き戸のリフォームを検討する際は、上記の費用も考慮しましょう。

また、リフォームを依頼する場合は、複数のリフォーム会社に見積もりを作成してもらうのがおすすめです。複数の見積もりを比較することで、予算にぴったりの業者を見つけやすくなります。

メリット・デメリットや予算を踏まえたうえで引き戸へのリフォームを検討しよう

本記事では、クローゼット扉を引き戸にするメリット・デメリットやリフォーム費用について解説しました。

引き戸は、手前に開閉スペースが不要なため、お部屋を広く有効活用できるのがメリットです。また、バリアフリーの観点からも、家族みんなで安全にクローゼットを使用できるという点も魅力と言えます。

一方で、設置するには扉を収納するスペースが必要であったり、コストがかかったりといったデメリットもあります。

このようなメリット・デメリットをしっかりと把握し、引き戸にリフォームするか検討しましょう。また、業者を選ぶ際は複数から見積もりを取って比較するのがおすすめです。

DIYドア通販本店では、様々なサイズのクローゼット扉木製引き戸を販売しています。新しい扉や別の種類の扉の取り付けを検討している方は、ぜひDIYドア通販本店にお問い合わせください。

※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。

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