DIYで家具に扉を設置する方法とは?設置におすすめな室内ドアや手順についても解説
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近年は操作のスムーズ性や開放感などが重視されがちなため、扉が設置されていないオープンタイプが多いです。しかし、扉がないと室内の場合は冷暖効率が下がりますし、家具の場合だとほこりが溜まりやすい、収納しているものが日光で劣化するといったリスクがあります。
そのため、必要であれば扉を設置することも検討しなければなりません。当記事では、DIYで家具に扉を取り付ける方法や、室内に扉を設置する手順について紹介します。
DIYで家具に扉を取り付ける方法
家具に扉を取り付ける際の方法は次の4つです。
- 蝶番を表側に取り付ける
- 蝶番を裏側に取り付ける
- スライド蝶番を使用して取り付ける
- 自由蝶番を使用して取り付ける
それぞれ詳しくみていきます。
1.蝶番を表側に取り付ける
蝶番を表側にして扉を設置する方法は、1番オーソドックスな取り付け方法です。タイプは大きく分けて次の2つがあります。
- 横開きタイプ:蝶番を側面に設置
- パタパタタイプ:蝶番を上部に設置
蝶番が見える位置で設置するため、取り付けやすい方法で、DIY初心者でも比較的挑戦しやすいのが特徴です。
2.蝶番を裏側に取り付ける
裏側の取り付け方法だと、表側にビス留め部分が露出していません。防犯リスクを抑えられることから、室内ドアや窓に採用されている方法です。
ただし、裏側に取り付ける際は、扉を開いた状態で作業しなければなりません。扉を支えてもらった方が楽に作業できるため、取り付ける際は2人で作業を行うことをおすすめします。
3.スライド蝶番を使用して取り付ける
「スライド蝶番」はキャビネットと扉の内側に金具を設置した後、合体させる扉を取り付ける方法です。スライド蝶番は扉の設置方法によって、「インセット」「全かぶせ」「半かぶせ」といった種類があります。
多少のズレであれば調整しやすいため、リカバリしやすい他、扉を閉めた状態では蝶番が見えないため、モダンなデザインにしたい時はおすすめの取り付け方法です。
ただし、スライド蝶番の場合、扉の金具はカップ部分にアームが収納される仕組みとなっています。そのため、カップを扉に収めるためには、直径の穴を必要なサイズまで座堀りしなければなりません。
座彫りできない場合はスライド蝶番は使用できないため、慎重に設計する必要があります。
4.自由蝶番を使用して取り付ける
自由蝶番は扉を両方向に開けるウエスタンドアにできる蝶番です。ただし、取り付ける際は扉の厚さを調整したり、扉の耐荷重が決まっています。
DIY初心者の方だと少し難易度が高いため、取り付ける際は注意しましょう。
DIYで新しい室内ドアを設置するならフラッシュドアがおすすめ
DIYで室内ドアを設置する際におすすめなのが、フラッシュドアと呼ばれるフラッシュ構造タイプの扉です。フラッシュ構造とは、角材で使用した骨組みの両面に合板といった面材を接着して、表面を平らに仕上げる構造のことです。
この構造であれば、コストを抑えながら、軽量かつ開閉しやすい扉を設置できる他、特別な工具や加工技術が必要なく、「引き戸」「開き戸」「折り戸」とどの開閉方法の扉でも製作できます。
シーン別の採寸方法
冒頭ではDIYで家具に扉を取り付ける方法を紹介しました。ここからはDIYで室内ドアを設置する方法についてみていきましょう。
DIYで室内ドアを設置する際、採寸方法を下記のシーン別に紹介します。
- ドアを新規設置する場合
- 既存ドアを交換する場合
それぞれ詳しくみていきます。
ドアを新規設置する場合
ドアを新規設置する場合、扉の開き方によって採寸方法は異なるため、注意が必要です。
「引き戸」を新規に設置する場合、幅は開口の寸法に合わせ、戸が重なる部分は30~50mmになるように計算して決めましょう。
開き戸・折れ戸を新規設置する場合、取り付ける枠の内寸を測り、算出した寸法をもとに扉の幅・高さを割り出していきます。ドア枠から幅は約-5~-7mm、高さは約-7~-10mmが目安です。
開き戸のドアノブの位置は、床面から900~950mm程度が基準ですが、細かい高さは家族が使用しやすい位置で決めるとよいでしょう。
既存ドアを交換する場合
既存ドアを交換する場合、取り外す扉の各部寸法を測りましょう。扉の幅・高さ・厚さという基本サイズはもちろん、蝶番やドアノブの取り付け箇所を採寸し、同じ寸法で新しい扉を製作していきます。
扉の設置方法
扉の設置方法を以下のステップ別にみていきます。
- フラッシュドアの作成手順
- ドアノブの設置手順
- 蝶番の取り付け手順
それぞれ詳しくみていきましょう。
フラッシュドアの作成手順
フラッシュドアの作成手順は主に以下のとおりです。
- フラッシュドアの骨組みとなる枠を作成
- ドアノブを取り付ける際の力板を固定する部分を意識しながら内側に補強を取り付け
- 骨組みのすべてに木工用接着剤をつける
- 骨組みの位置に合わせて面材の合板を乗せる
- 骨組みの位置が分かるように面材に線をひき、約10cm感覚で釘を打つ
- 反対側も同じ方法で面材を設置し、接着剤が硬化したら完了
ドアノブの設置手順
ドアノブの設置手順は主に以下のとおりです。
- ドアノブの準備
- ドアノブ取り付け部分の強度を高める力板の準備
- 骨組みの幅に合わせてカットした力板を骨組みにはめ込み・固定
- ドアノブを取り付ける高さに印を付ける
- 印をつけた部分を中心に表面・側面に穴を開ける
- ドアノブのフロント金具をはめ込む穴を掘る
- ドアノブを取り付けて完成
蝶番の取り付け手順
蝶番の取り付け手順は主に以下のとおりです。
- 交換するドアもしくは、ドア枠の蝶番に合わせて位置を決める
- 蝶番の寸法に合わせてノミで彫り込む
- ドア枠に取り付けられている蝶番に木ビスで扉を取り付けて完成
新規に取り付ける場合は、扉本体にあるラッチの高さに合わせて枠にラッチ受座を取り付けましょう。開閉時にラッチがしっかりかかっている、閉めた際にがたつきといったずれがなければ問題ありません。
DIY扉でよくある質問
DIY扉でよくある質問として次の3つが挙げられます。
- 扉を設置するメリットとは?
- ドアの種類
- DIYで扉をつけるべき家具とは?
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.扉を設置するメリットとは?
近年の住宅は動きやすさや開放感を意識することが多いため、扉を取り付けずに、オープンなつくりにするのが主流となっています。しかし、オープンさを意識しすぎると、冷暖房の効率が落ちて光熱費がかかったり、防音効果が低下したりします。
扉を設置すれば、上記問題を解決できる他、状況に応じて空間を区切れる仕切りとして活用できるといったメリットがあります。
2.ドアの種類
ドアの種類は大きく分けて次の3つです。
- 開き戸
- 引き戸
- 折れ戸
それぞれ特徴やメリット・デメリットがあるため、家庭環境や間取りなどに応じて、適したものを設置するようにしましょう。
3.DIYで扉をつけるべき家具とは?
DIYで扉をつけるとよい家具は次の4つです。
- 本棚
- 食器棚
- カラーボックス
- テレビ台
本棚は太陽光から本を守ることができ、テレビ台はほこりが溜まるのを防いで故障や火事のリスクを防げるため、扉の設置がおすすめです。
襖から引き戸にリフォームするならDIYがおすすめ!
家具はもちろん、室内もDIYで扉の設置が可能です。家具に扉を設置すれば、ほこりが溜まったり、日光による劣化を防げたりできますし、室内に扉を設置すれば、冷暖房の効率化や、空間を仕切って独立した空間にできます。
ただし、扉を設置する方法は家具であっても、室内ドアでも様々です。そのため、DIYをする際はしっかりと準備したうえで取り組むようにしましょう。
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