【初心者向け】破れた障子穴の補修方法|必要な道具から貼り替え方まで徹底解説!
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小さな子どもがいたり、ペットを飼っていたりすると障子に穴を開けられてしまうこともあるでしょう。すぐに貼り替えたくても、やり方が分からなかったり手先が不器用だったりすると破れた障子のまま過ごしてしまっている人もいるのではないでしょうか。
今回は、初心者でもできる障子の貼り替え方をご紹介します。力のない女性でも破れた障子を補修できる方法も紹介するため、参考にしてみてください。
障子穴を補修する2つの方法
障子穴を補修する方法として、以下の2つがあげられます。
- シールで補修する
- 破れたマスだけ補修する
ここからは、2つの方法について解説します。全ての障子を貼り変える方法ではないため、手先が不器用な人や初心者の人にもおすすめです。
1.シールで補修する
障子を補修する方法として最も簡単な方法がシールを使用した補修です。小さな穴など、障子を丸ごと張り替える必要はない軽度の劣化におすすめです。
初めは小さな穴でも、放置していると少しずつ大きくなっていきます。小さくて目立たない程度の穴のときに補修しておけば、穴が大きくなるのを防いでくれるため非常に便利です。
障子補修用のシールは100円ショップでも販売されており、手軽に手に入れられます。シールは白以外にもさまざまな形や柄がついているものがあるため、障子紙のデザインや部屋のインテリアに合わせて選びましょう。使い方は破れている部分の上から貼るだけと非常に簡単です。
2.破れたマスだけ補修する
シールで隠しきれないぐらい大きく破れたり汚れたりしていても、範囲が障子1マス分であれば破れたマスだけを補修する方法がおすすめです。広範囲な貼り替えではないため、初心者の人でも失敗しにくいでしょう。
初めに破れてしまった障子を1マス分くり抜きます。このとき、障子は一度外して床に寝かせた状態で行うとやりやすいでしょう。また、定規を使用することで歪まずきれいにくり抜けます。
次に、新しい障子紙をマスの大きさに合わせて切り取ります。くり抜いた障子を新しい障子に重ねれば大きさがわかりやすく、大きくズレることもないためおすすめです。
くり抜いた障子よりも一回り大きめに切り取ることをおすすめします。貼り付ける際は、のりを障子のマスに付けて障子紙を貼り付けましょう。
障子の補修や貼り替えに必要な道具
障子の補修や張り替えに必要な道具として、以下のものがあげられます。
- 障子紙
- カッターナイフ
- のり
- 定規
- 鉛筆
- スポンジ
- 水
- 障子紙補修シール
シールで補修する場合は、補修シールのみを準備すれば十分です。1マス分のみ貼り替える場合は、カッターナイフ貼り替えたい場所のみを切り取りましょう。
全て貼り替える場合は水とスポンジでマス部分を濡らして剥がします。貼り替える範囲によって必要なものが変わるため、予め必要な範囲を把握しておきましょう。
障子を貼り替える3つのステップ
障子を貼り替えるステップとして、以下の3つのステップを踏みながら行うことをおすすめします。
- 障子紙の種類を選ぶ
- 障子を剥がす
- 障子を貼る
ここからは、3つのステップについて詳しく解説していきます。予め手順を押えておけば、実際に貼り替えるときにスムーズに進められるため確認しておきましょう。
1.障子紙の種類を選ぶ
障子の種類として、以下の2種類があげられます。
- 一枚貼りタイプ
- 巻物タイプ
一枚貼りタイプは、幅94cmで販売されているものが多く、障子全体の高さに合わせて切り取るのみで貼り付けられます。長さを計って切り取る作業が一度で済むため、初心者の人でも失敗は少ないでしょう。
巻物タイプは、幅25cmか28cmで販売されているものが多く、マスの幅に合わせて貼り付けていきます。そのため、障子一枚に対する長さを計って切り取る作業が多く、手間もかかりやすいでしょう。
2.障子を剥がす
障子を剥がす際は、破れて木枠部分に残らないように、のりまできれいに剥がす必要があります。そのため、初めにスポンジに水を含み木枠部分を濡らして5分ほどおきます。このとき、濡らしすぎると木枠が歪む可能性があるため注意しましょう。
水でのりが徐々にゆるんできたら、端からゆっくりと剥がします。勢いよく剥がすと木枠が傷ついたり、古い障子紙が残る可能性があるため慎重に剥がしましょう。
最後にスポンジで残った障子やのりを拭き取り、乾かして終了です。木枠が反って変形するのを防ぐため、日光には当てず日陰で乾かしましょう。
3.障子を貼る
障子を貼る際、1枚貼りの場合は障子の上部分にマスキングテープで仮止めします。上から順に貼り付けていき、最後に余分な障子紙を切り取ります。カッターナイフで障子の大きさに合わせてカットしますが、周囲は5~6mmほど残し大きめにカットしましょう。
巻き物タイプの場合は、障子のサイドにマスキングテープを貼り、横に転がしながら貼り付けます。1番下の木枠から上に向かって進めましょう。
【タイプ別】障子の貼り替え方
障子を張り替える方法として、以下の3つがあげられます。
- のりで貼る場合
- アイロンで貼る場合
- 両面テープで貼る場合
ここからは、3つの貼り替え方について詳しく解説していきます。それぞれの手軽さや耐久性などの特徴を把握し、重視するポイントに合う方法で貼り替えましょう。
のりで貼る場合
のりで貼る場合は障子側にのりを付けます。容器から直接付けられるタイプであれば、手も汚さずに済むためおすすめです。木枠に対して、一筋ののりが付くようにするといいでしょう。もしくはハケを使用する方法もあります。
ハケを使用する場合は、のりを水で溶いてハケに馴染みやすい状態にして使用しましょう。障子に付ける際は、細い木枠からはみ出ないように、上からトントンと叩くようにして付けます。
のりづけが終わったら障子を乾かします。初めはたるんでいますが、徐々にピンと張ってくるでしょう。乾いた後もたるみがある場合は、裏面に霧吹きなどで少し湿らすと張りやすくなります。
アイロンで貼る場合
アイロンで貼る場合は、140~160℃の温度に設定して貼り付けましょう。ポイントは中央から外に向かってアイロンをかけることです。
また、剥がすときは再度アイロンで温めれば剥せるため、水で濡らす必要もなく手軽に貼り替えやすいでしょう。
両面テープで貼る場合
障子紙がプラスチックでコーティングされている材質の場合、のりやアイロンでは貼り付けられません。そのため、両面テープを使用して貼り付けます。
両面テープの場合は、障子紙を左右どちらかにマスキングテープで仮止めをします。両面テープは障子の木枠のうち、縦のラインのみに貼り付けましょう。障子紙を貼り付ける際は、横に転がして1本ずつ両面テープを貼り付けていきます。
障子の穴を補修するときによくある3つの質問
障子の穴を募集する際によくある質問として、以下の3つがあげられます。
- 障子の貼り替えをプロに依頼すると費用はどれくらいかかりますか?
- 破れにくい障子紙の種類にはどんなものがありますか?
- 障子の貼り替えにかかる時間はどれくらいですか?
ここからは、それぞれの質問について詳しく解説していきます。
1.障子の貼り替えをプロに依頼すると費用はどれくらいかかりますか?
プロに貼り替えを依頼する場合、障子紙の種類によって異なりますが、費用相場は1,500~8,000円程度といわれています。自分で貼り替える場合は、材料費の1,000~2,000円程度なため、少し高くつくでしょう。
しかし、業者に依頼すればズレることなくきれいに仕上がります。自分で貼り替える自信がない人は依頼するのもおすすめです。
2.破れにくい障子紙の種類にはどんなものがありますか?
破れにくい障子紙の種類として、以下のものがあげられます。
- 超強プラスチック障子紙
- プリント障子紙
- 令和の障子紙 おしゃれ プラスチック 桜
おもにプラスチック素材の障子紙が破れにくいようです。なかには桜の模様などおしゃれな柄付きの障子紙もあるため、インテリアに合わせて購入するといいでしょう。
3.障子の貼り替えにかかる時間はどれくらいですか?
初心者の場合、障子1枚を貼り替えるのに2時間以上はかかるでしょう。場合によっては1日かかる可能性もあります。
しかし、業者に依頼すると3~4日はかかるため、来客があるなどすぐに貼り替えたい人は自分でやってみるのもいいでしょう。
まとめ
今回は障子の貼り替えについて、初心者でもできるやり方をご紹介しました。破れている範囲によって必要な道具ややり方が異なるため、まずはどのくらいの範囲を貼り替える必要があるのか確認しましょう。
自分で貼り替えができれば、子どもやペットがいるなど障子が破れやすい環境でも安心です。この記事を参考に、一部分からでも貼り替えてみることをおすすめします。
なお、次のページでは、障子の向きや障子紙の貼り付け方を紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。