襖の代わりにおすすめしたいアイテム5選|おしゃれな家作りの参考に
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最近、和室と洋室が続いた間取りがよく取り入れられています。家族だけで過ごすのであれば問題ないかもしれませんが、部屋を仕切りたいときに使いづらさを感じてしまうおそれもあるでしょう。
そんな場合、襖の代わりとなるアイテムを使うことでプライバシー確保や、お部屋の統一感を演出することができます。この記事では、襖の種類や襖の代わりに使えるアイテムについて解説します。
襖の代わりを取り入れておしゃれな家にしよう
畳の部屋に裸足で座ってゆったりと過ごすような日本のスタイルは、私たちにとって心安らぐ時間です。近年では、フローリング中心の間取りが増えていますが、和室や畳があるスペースが採用されている住宅もあります。
現代の和を感じさせる間取りには主に2種類があり、襖で空間を区切る従来の間取りと扉を配置せずにリビングと和室が一体化した開放的なスタイルです。いずれの間取りもリビングと隣接している場合が多く、使い方は住まいに応じて自由に使えます。
リビング続きの和室を有効活用する
日常生活で癒しにつながる和室ですが、リビングと隣り合っていることで起こる悩みもあります。
客間や子ども部屋として使いたいけれど、プライベートが守れないことやリビングに和風の襖がマッチしないことが考えられます。リビング続きの和室を有効活用するには、襖の種類やDIYで仕切りをつけてしまうことがおすすめです。
襖の主な3つの種類
襖の主な種類には以下の3つが挙げられます。
- 本ふすま
- 戸ふすま
- 量産ふすま
ここではそれぞれの襖の種類ごとの特徴を解説しますので、詳しく見ていきましょう。
1.本ふすま
本ふすまとは、もっとも古くからある襖です。中に子骨がついており、とても丈夫な仕組みとなっているため、長期間使えます。中に骨組みがあり、たとえ襖が破れてしまったとしても、襖が丸ごと壊れてしまうようなことはありません。
襖の表面からを押さえると、障子の桟と同じように中の子骨を感じます。最近ではおしゃれなデザインのものが増えているため、リビング続きの和室にも最適です。
2.戸ふすま
戸ふすまとは、本ふすまと同じように歴史がある襖です。中に大きなベニヤが入っており、和室と洋室の間を仕切る場合に使われます。
また、それぞれ面する部屋の雰囲気を損なわないよう、和室側はふすま、洋室側はクロスのように1枚の襖のテイストが使い分けられているものが豊富です。部屋ごとのテイストを活用したい場合におすすめします。
3.量産ふすま
量産ふすまとは、芯材にダンボールや発泡スチロールが使われている襖です。軽量であることが特徴となっており、使用されている材料によって「ダンボールふすま」「発泡スチロールふすま」と呼ばれていることがあります。
基本的には釘を使用せず、引き手部分はノリで接着されています。費用をかけずに量産しやすい襖であるため、賃貸物件によく使用されていますが、耐久性に劣る点がデメリットです。
襖の代わりにおすすめしたい5種類のアイテム
襖の代わりにおすすめしたいアイテムには、以下の5種類が挙げられます。
- プリーツスクリーン
- ハニカムスクリーン
- ロールスクリーン
- ブラインド
- コーディオンドア
ここではそれぞれの特徴をご紹介しますので、詳しく見ていきましょう。
1.プリーツスクリーン
プリーツスクリーンは、和室とリビングの間に使用するとすっきりとした印象に仕上がります。豊富な色柄と高い機能性を併せ持っているため、どんな部屋にも馴染みやすいことがメリットです。
また、和室・洋室のいずれにも似合う高いデザイン性があり、リビングと和室の間仕切りとして使われています。たとえば、襖がインテリアに馴染まないとお悩みがある方は、襖の代わりにプリーツスクリーンを使うことで開放的な空間を演出することが可能です。
2.ハニカムスクリーン
ハニカムスクリーンは、和室の冷暖房効率を高められます。ハニカムスクリーンは、別名「ハニカムシェード」や「ハニカムブラインド」と呼ばれており、六角形が並んだユニークな構造です。
この六角形が空気の層を作り、高い遮熱断熱効果が期待できます。また、デザイン性についても直線的な水平のものが採用されているため、和室と合わせても違和感を覚えることはありません。
3.ロールスクリーン
ロールスクリーンは、障子や襖の代わりに使いやすく、和室に合わせやすいアイテムです。
ロールスクリーンのメリットは、襖代わりとして以外にもあらゆる場所で活用できることが挙げられます。たとえば、和室とリビングの間仕切りとしてはもちろん、押し入れの目隠しとしても最適です。
そのため、部屋の間仕切りだけではなく、全体をまとまりのあるコーディネートにできるため、統一感を演出できます。また、遮光、非遮光、遮熱断熱などの機能が備えられているものが多いこともメリットです。
4.ブラインド
ブラインドは、スタイリッシュなデザインのものが多く、和室との相性が良いアイテムです。隣の部屋からの視線を遮りながら、風通しや採光をコントロールできることがブラインドのメリットだといえます。
また、和室の雰囲気に合わせるのであれば、ウッドブラインドがおすすめです。木のぬくもりを感じられるため、和室との相性にも優れています。
5.アコーディオンドア
アコーディオンドアは、機能性・遮断性を備えたアイテムです。しっかりとした生地で空間を分けられることがメリットだといえます。
そのため、壁がない場所でも独立した部屋のように仕切ることが可能です。色柄は無地のものが多く、デザインの種類はほかのアイテムと比較すると少なめです。リビングと和室の空間をしっかりと仕切って使いたい場合におすすめします。
襖の代わりに関するよくある2つの質問
襖の代わりに関するよくある質問には、以下の2つが挙げられます。
- 質問1.外した襖はどうすればよいですか?
- 質問2.襖の代わりを設置する費用の目安を教えてください
ここではそれぞれよくある質問の回答をご紹介しますので、詳しく見ていきましょう。
質問1.外した襖はどうすればよいですか?
賃貸住宅の場合、襖を外して他のアイテムを代わりに使います。そのときに困るのが襖の保管場所です。襖は住戸に備えられているものとなるため、勝手に捨ててはいけません。
そのため、退去する日までどこかに保管しておく必要があります。ビニール袋などで汚れを防止し、倉庫やDENなどに保管しておきましょう。
もしも、退去する際、汚れ・破れがある場合、原状回復にかかる費用を負担しなければならなくなります。
質問2.襖の代わりを設置する費用の目安を教えてください
襖の代わりに壁を新設する・ほかのアイテムを取り入れる場合にかかる費用目安は以下の通りです。
- 間仕切り壁新設費用:88,000~264,000円
- ロールスクリーン:25,000円(1枚あたり)
- アコーディオンドア:50,000〜60,000円
基本的には仕切りの購入費用+作業費用がかかります。種類ごとに費用が大きく異なりますので、事前に確認したうえで襖の代わりを探してみてください。
まとめ
襖の代わりになるアイテムについて解説しました。最近では、リビングと和室が続いた間取りがよく取り入れられています。しかし、プライバシーの確保や使い勝手を向上させるために、襖の代わりとなるものを探している人が増えています。
この記事では、襖の種類や代わりに使えるアイテムをご紹介しましたので、参考にして住み心地のよいお部屋を実現させてみてください。ちなみに次のページでは、戸襖を簡単にリメイクできる方法を紹介しています。