戸車の交換・修理にかかる費用の目安とは?交換・修理におけるポイントや業者に依頼する際の流れも解説!
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引違い窓や引き戸のスムーズな開閉には「戸車」が存在します。開けにくかったり隙間が生じたりしている場合、戸車の劣化が影響しているかもしれません。
戸車にはさまざまな種類があり、経年により交換や調整が必要になります。この記事では、戸車の役割や種類、修理・交換時の費用目安について解説します。
戸車とは?
戸車は、網戸や引違い窓の動きをスムーズにサポートする重要なパーツで、基本的に網戸の下部の両サイドに取り付けられています。さまざまな形状や素材で作られており、家庭用ではプラスチックやナイロンの強化樹脂が一般的です。
戸車の役割
戸車は、網戸や窓がレール上を滑らかに移動するためのタイヤの役割を果たします。衝撃に強く、大きな力での開閉にも耐えますが、ホコリやゴミなどがレールに溜まることで戸車にダメージが生じやすく、また長期間の使用による摩耗が起こりやすいのが特徴です。
網戸が傾いたり、隙間が生じたり、動きが不自然に感じられる場合、戸車のバランスが崩れているか、破損や脱落している可能性が高いです。定期的なメンテナンスや、異常を感じた際の早急なチェックが、スムーズな動きを維持するための鍵となります。
戸車の主な種類は4つ
戸車の役割が理解できたところで、次は戸車の種類を紹介します。主に次の4つです。
- サッシ用戸車
- 木枠(建具用)戸車
- 網戸用戸車
- ハンガードア用戸吊車
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.サッシ用戸車
サッシ窓の動作をサポートするために使用されるのがサッシ用戸車です。さまざまなサッシメーカーが存在するため、その仕様は多岐にわたります。
しかし、15年以上経過した古いサッシの戸車は、モデル変更により入手が難しいものもあるのが現状です。最も適したものは純正の戸車ですが、手に入らない場合、代替として取替用の戸車を選択する方法が考えられます。
2.木枠(建具用)戸車
木製の引き戸、特に和室では、木枠戸車が一般的に使用されています。多くの場合、これらの戸車は建具に直接釘やビスで取り付けられ、築年数の経った伝統的な家でよく目にします。
日本の住宅スタイルを洋風と和風に大別すると、洋風の家では引き戸よりも開きドアのスタイルが主流のため、木枠戸車は和風の家を中心に使用されています。戸車は、日本の建築文化やライフスタイルと深く結びついているのです。
3.網戸用戸車
網戸用戸車は、コンパクトなデザインでサッシ用とは異なる点が特徴です。通常の網戸や持ち出し網戸など、タイプによりさまざまな種類の戸車が存在します。
引き違い式の網戸に目を向けると、網戸の最下部に2つの戸車が装着されています。これらの戸車が網戸レール上を滑りながら網戸を左右に移動させる役目を果たしています。
戸車は、網戸の動きをサポートする重要な部品であり、戸車が欠けていると網戸自体の機能を正常に発揮できません。
4.ハンガードア用戸吊車
最近の新築住宅や店舗では、ハンガードアが増えており、ハンガードア用戸吊車が使われているケースもあります。特徴は、床ではなく天井側に取り付けられた戸車で動くことです。
ハンガードアの名前の由来は、洋服を吊るすハンガーのように天井から吊り下げる形状から来ています。別名、吊り戸とも呼ばれています。
戸吊車は、天井のレール上を滑走し、ドアのスムーズな開閉を可能にします。モダンでスペースを効果的に使用できるデザインです。
戸車の交換・修理におけるポイント
家の中で頻繁に開閉する引き戸やサッシ窓は、使用頻度の高さから、知らぬ間に戸車が摩耗・劣化してしまいます。その結果、戸車の回転が悪くなり、滑るように動くことで開閉が重くなることが多いのです。
日常的な点検や定期的な注油で早期にトラブルを予防できますが、多くの場合、放置されがちです。一度調整で改善しきれない状態になった時、修理よりも交換を選択することをおすすめします。
また、戸車の選び方にも注意が必要です。サッシや引き戸のタイプごとに適切なサイズや仕様が異なります。
軽量な網戸ならホームセンターでの購入や自分での交換が可能ですが、重いサッシやガラスの引き戸に関しては、専門家に依頼して正規のものに交換することで、長期間の安心した使用が保証されます。
戸車の交換・修理にかかる費用の目安
戸車の交換・修理をしたい場合、いくらかかるのでしょうか。つづいて、戸車の交換・修理にかかる費用の目安を紹介します。
修理・調整する場合の費用目安
引き戸の動作不良が発生した際、戸車だけが原因ではないことがあります。ゆがんだレールや金具が原因となるケースもあるため、その場合はこれらの部品を修理・調整することで問題が解決します。
費用の目安は次のとおりです。
業者に引き戸の修理・調整を依頼する場合 | 20,000円~40,000円程度 |
交換する場合の費用目安
戸車が摩耗して正常にレール上を動かなくなったとき、戸車を交換しましょう。摩耗や損傷があると、ドアの動きが悪くなり、使用感が大きく低下します。
業者に交換依頼する場合 | 30,000円~70,000円程度 |
費用は目安のため、詳しくは業者に見積依頼しましょう。戸車は、定期的な点検と適切な交換により、スムーズな動きを保つことができます。
業者に戸車交換を依頼する際の流れ
業者に戸車交換を依頼する際は、以下の流れのとおりです。
- 問い合わせ:オンライン、電話、メール、FAXなどを利用して業者へ連絡する。
- 戸車の確認:さまざまな戸車種類とメーカー仕様があるため、使用中の戸車を確認する。
- 施工条件の確認:サッシや戸車の取り外しの容易さ、2階以上での作業安全性などを確認。
- 適切な部品の選定:同じ戸車の入手が難しい場合、代替品を提案してもらう。
- 見積もりの提出:部品代と作業料を加算した詳細な見積りを業者から受け取る。
- 施工日の調整:見積もり内容を承認後、実際の施工日を確認・設定する。
- 作業実施:施工日に、業者が戸車交換の作業を行う。
戸車の交換費用でよくある3つの質問
ここでは、戸車の交換費用でよくある質問にお答えします。
- 質問1.網戸の戸車はいつ交換したらいい?
- 質問2.サッシ戸車の交換が難しい理由は?
- 質問3.戸車の交換・修理を依頼する業者の選び方は?
それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
質問1.網戸の戸車はいつ交換したらいい?
網戸の戸車交換は、引き戸の開閉に問題が感じられたときがタイミングです。使い続けることで戸車は劣化し、一般的にその寿命は3〜4年と言われています。
交換を検討する際、純正部品を探すよりも取替用戸車を使用すると簡単です。取替用戸車はホームセンターなどで手軽に購入できます。
選ぶポイントはサッシの溝幅と奥行きです。サイズが合っていれば、サッシにはめ込むだけで交換完了となります。また、既設の戸車の取り外しも、ドライバーとペンチがあれば容易に行うことができます。
質問2.サッシ戸車の交換が難しい理由は?
戸車のモデルは約4年ごとに変わるため、使い込んだサッシに合う戸車を見つけるのは難しい場合があります。代替品が存在しても、判断が難しく業者に確認してもらう必要があるかもしれません。
また、動きの悪い原因が戸車ではなく、レールに問題があるケースも考えられます。戸車交換のみでは、一時的な改善は見られるかもしれませんが、根本的な解決にはなりません。
さらに、戸車交換をする前にサッシの取り外しが必要ですが、メーカーによって取り外し方が異なり、間違えると再取付けが不可能になるリスクもあります。
これらの理由から、戸車交換が難しいと感じる方は、業者に任せるのがおすすめです。
質問3.戸車の交換・修理を依頼する業者の選び方は?
専門業者を選ぶ際のポイントは、以下のとおりです。
- 自宅が出張エリアの範囲にあるか
- 窓に関する正しい知識をもっている
- 礼儀正しく親身に対応してくれる
- 費用や支払方法が明確である
これらのポイントを参考に、自分のニーズに合った業者を選びましょう。
まとめ
戸車は、引き戸のスムーズな動作をサポートする必須の部品です。レールに沿って引き戸を開閉する役目を持っています。傾きや隙間、滑りの悪さなどが現れたとき、戸車の修理や交換が必要かもしれません。
戸車の異常を早期に察知し、部品交換やレールを調整することで、大きな修理を避けられます。引き戸の動きに違和感や異音を感じたら、それは戸車の点検・交換の合図と捉え、早急に対処しましょう。
次のページでは、ドアに欠かせないラッチについて紹介しています。こちらも参考にしてみてください。