リメイクシートは、DIY初心者でも手軽にインテリアを変えられる便利なアイテムとして、近年人気が高まっています。その名の通り、元々は家具や壁などを手軽にリメイクするために開発されました。粘着剤が付いた薄いフィルム状のシートで、様々な素材や柄、色合いが販売されています。

この記事では、リメイクシートを使ったドアのDIY方法を詳しく解説します。初めての方でも安心して取り組めるよう、ステップごとの手順やコツをまとめました。

気軽に部屋の雰囲気を変えたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

リメイクシートの種類

まず最初にリメイクシートにはどのような種類のものがあるのかを紹介します。いろいろなデザインがあるので、自分のお部屋にマッチするものを選んでみてください。

木目調シート

手軽に木の温かみを演出できる木目調シートは、リメイクシートの中でも人気が高いです。

明るいメープルから重厚なウォルナットまで、様々な種類の木材を再現したシートが販売されています。賃貸住宅で木目調のドアに憧れる場合でも、リメイクシートを使えば簡単に実現できます。

タイル柄シート

キッチンやトイレの雰囲気をガラリと変えたいときに便利なのが、タイル柄のリメイクシートです。

本物のタイルと比べて、コストを抑えながら、簡単に施工できるのが魅力です。モザイクタイル風や、大理石調など、デザインも豊富なので、自分の好みに合わせて選ぶことができます。

レンガ風シート

レンガ調の壁紙は、カフェのようなおしゃれな空間を演出するのに最適です。しかし、本物のレンガを積み上げていくのは、大掛かりな工事が必要になります。レンガ風のリメイクシートを使えば、DIYでも手軽にレンガの質感を出すことができます。

その他

上記以外にも、金属調、レザー調、コンクリート調など、様々な種類のリメイクシートがあります。また、無地のシートも販売されているので、好みの色に塗ってオリジナルのデザインを楽しむことも可能です。

あなたの部屋に合わせて、自由に考えてみると楽しいですね。

リメイクシートの選び方

ここではリメイクシートの選び方をかんたんにご紹介します。初心者の方であれば、貼りやすさ・剥がしやすさを重視して選ぶのがおすすめです。また、玄関やドアに使用する場合は耐久性や汚れにくさを確認するとよいでしょう。

初心者におすすめのシート

初めてリメイクシートを使う場合は、貼りやすく、剥がしやすいタイプのものを選ぶのがおすすめです。

粘着力が弱すぎると、シートが剥がれてしまう可能性があり、逆に強すぎると、剥がす際に跡が残ってしまうことがあります。また、水拭きできる素材を選べば、汚れが気になった際に、さっと拭き取ることができて便利です。

玄関やドアには耐久性の高いリメイクシートを

玄関やドアは、人の出入りが多く、汚れやすい場所です。そのため、耐久性が高く、傷つきにくい素材のリメイクシートを選ぶようにしましょう。特に、小さなお子様やペットがいる家庭では、傷や汚れが目立ちにくいエンボス加工が施されたシートがおすすめです。

リメイクシートの貼り方

下準備：ドアの掃除と油分除去

リメイクシートを貼る前に、ドアの表面の汚れや油分をしっかりと落としておくことが重要です。汚れや油分が残っていると、シートがうまく密着せず、剥がれやすくなってしまいます。中性洗剤を薄めた水で拭き掃除をした後、乾いた布でしっかりと水気を拭き取りましょう。

ドアの付属品を外す

ドアノブが付いているタイプのドアであれば、蝶番やドアノブを外して、ドアの板だけの状態にします。このとき元に戻しやすいように手順ごとに写真を撮影しておくと安心です。引き戸の場合は溝から外して作業をするようにしましょう。

どのようなドアで作業するにせよ、取手やドアノブを外し、ドア板だけの平らな状態にして作業を進めると、里マイクシートをきれいに貼りやすいです。

リメイクシートのカットと貼り付け

ドアのサイズを測り、リメイクシートをカットします。この際、上下左右に数ミリ程度の余裕を持たせておくのがポイントです。シートを少しずつ剥がしながら、空気が入らないように丁寧に貼り付けていきます。ヘラやスキージーを使うと、より綺麗に仕上げることができます。

角や窓部分の処理

角の部分は、シートを斜めにカットし、折り込むようにして貼り付けます。窓枠がある場合は、マスキングテープで窓枠部分を覆い、シートを貼り付けた後に、カッターで丁寧に切り抜くときれいに貼ることができます。

ドアリメイクのアイデア

フレンチカントリースタイル

白やパステルカラーのリメイクシートを使い、アンティーク風の取っ手を組み合わせることで、フレンチカントリー風の可愛らしいドアに仕上がります。レースのカーテンやドライフラワーを飾ると、さらに雰囲気が高まります。

モダンスタイル

ブラックやグレーなど、モノトーンカラーのリメイクシートで統一すると、都会的でスタイリッシュな印象になります。シンプルなデザインのドアノブや、メタリックな素材の小物を合わせることで、より洗練された空間を演出できます。

ヴィンテージスタイル

古材風やレンガ調のリメイクシートは、ヴィンテージスタイルのインテリアにぴったりです。真鍮製のアンティーク調の取っ手を付けたり、錆び加工を施したアイテムを飾ったりすることで、より一層レトロな雰囲気を出すことができます。

和テイスト

落ち着いた雰囲気の和テイストがお好みなら、ダークブラウンの木目調シートや、竹ひご風シートがおすすめです。シンプルなデザインの陶器製の取っ手を合わせたり、和風の小物を飾ったりすることで、空間に統一感が生まれます。

ドアリメイクで理想の部屋作りを

ドアのリメイクは、部屋の雰囲気を大きく変える効果があります。しかも、リメイクシートを使えば、DIY初心者でも簡単に挑戦することができます。今回ご紹介した内容を参考に、自分だけのオリジナルドア作りを楽しんでみてください。