壁面を有効に活用することで、お部屋の収納力を大幅にアップできます。

本記事では、DIYで壁面クローゼットを作成する方法とアイデアを詳しくご紹介します。

簡単に手に入る材料と道具を使って、機能的でおしゃれなクローゼットを作ってみましょう。

壁面クローゼットをDIYするメリット

壁面クローゼットをDIYする主なメリットは以下のとおりです。

• コストの削減
• 自由でカスタマイズできるデザイン性
• スペースの有効活用

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

コストの削減

壁面クローゼットをDIYする最大のメリットは、コストを大幅に削減できる点です。

業者に依頼すると、設計費や施工費がかかりますが、DIYであれば材料費だけで済みます。

また、自分で作業を行うことで、必要な部分にだけコストをかけ、全体の予算を調整しやすくなります。

限られた予算で機能的なクローゼットを実現できるのは、DIYならではのメリットです。

自由でカスタマイズできるデザイン性

DIYの大きな魅力は、デザインの自由度が高いことです。

既製品では対応できない部屋の形状やニーズに合わせたクローゼットを、自分の好みに応じて設計できます。

棚の高さやハンガーパイプの位置を自由に決めたり、引き出しを追加するなど、収納するアイテムに最適なレイアウトが可能です。

個性的なデザインやカラーを取り入れた、オリジナルのクローゼットも作れます。

スペースの有効活用

壁面を利用するクローゼットは、狭い部屋やデッドスペースを最大限に活用できる点がメリットです。

天井までの高さを利用して、棚やハンガーを配置することで、限られたスペースを効率的に使えます。

DIYであれば、部屋の隅や梁の下など、既製品では対応しにくい場所にもフィットさせられます。

そのため、空間を無駄にせず、最大限の収納力を発揮するための工夫が可能です。

壁面クローゼットのDIYに必要な材料と道具

壁面クローゼットのDIYに必要な材料と道具について紹介します。実際にはDIYする場所や内容によって必要なものが異なるため、一例として参考にしてください。

必要な材料

壁面クローゼットをDIYするために必要な材料には以下のようなものがあります。

• 棚板（木材や合板）
• ハンガーパイプ
• 収納ボックス・引き出しユニット
• L字金具（ブラケット）
• ビス・ネジ
• 塗料やニス（必要に応じて）

棚板には、強度と耐久性のある木材や合板を使用し、収納する物の重さに合わせて選びましょう。

ハンガーパイプは、衣類をかけるための必需品で、ステンレス製などの耐久性の高い素材が良いです。

さらに、棚を支えるL字金具や、取り付けに必要なビス、ネジも用意します。

必要な道具

DIYに必要な道具として、以下のようなものがあります。

• 電動ドライバーまたはドリル
• メジャー
• 水平器
• 丸ノコまたはノコギリ
• サンダー（やすり）
• 手袋や保護メガネ（安全装備）

電動ドライバーは、ネジを効率よく取り付けるために必要で、特に壁に棚板やパイプを取り付ける際に役立ちます。

壁面に取り付けるための精度を高めるために、水平器を使って正確に位置を測定しましょう。また、棚板をカットするために丸ノコや手動のノコギリも必要です。

壁面クローゼットをDIYで設置する手順

壁面クローゼットをDIYで設置する手順は以下のとおりです。

1. 設計図を作成
2. 必要な材料や道具を準備
3. 壁面の材質や配管の確認
4. 組み立てと設置

それぞれの手順を詳しく解説します。

設計図を作成

まず最初に、クローゼットの設計図を作成します。

設置場所の寸法を正確に測り、棚やハンガーパイプの位置を決めましょう。

どのようなアイテムを収納するかを考慮し、収納力を最大限に発揮できるデザインにすることがポイントです。

簡単なスケッチでも良いので、寸法や配置を紙に書いて確認できるようにします。

必要な材料や道具を準備

設計図が完成したら、必要な材料と道具をリストアップし、購入します。

材料は、実際の設置スペースに合わせてカットする必要があるため、事前に寸法を確認しておくことが大切です。

また、必要な道具も忘れずに準備しましょう。電動ドライバーやメジャー、水平器は特に重要な道具です。

壁面の材質や配管の確認

壁に棚やパイプを取り付ける前に、壁の材質や配管の位置を確認します。

石膏ボードやコンクリートなど、壁材によって取り付け方法が異なるため、適切な取り付け方法を選びましょう。

特に、石膏ボードの場合はアンカーを使用することで強度を保てます。また、配管や電気配線の位置も確認し、誤って破損しないように注意します。

組み立てと設置

準備が整ったら、実際に組み立てと設置を行います。

まず、壁に取り付ける位置をマークし、電動ドリルを使ってビスを打ち込みます。

棚板やハンガーパイプを取り付ける際は、水平器を使って水平を確認しながら進めることが重要です。

すべての部品がしっかりと固定されているかを確認しながら、最後まで作業を進めましょう。

機能的な壁面クローゼットのアイデア

機能的な壁面クローゼットのアイデアとして以下の3つを紹介します。

• ディアウォールを使った収納
• 突っ張り棒で作る壁面クローゼット
• 吊るす収納とたたむ収納の組み合わせ

それぞれのアイデアについて詳しく解説します。

ディアウォールを使った収納

ディアウォールは、壁を傷つけずに柱を立てられる便利なアイテムです。

柱を設置することで、棚やハンガーパイプを取り付けるスペースを確保できます。

賃貸物件など、壁に穴を開けたくない場合でも安心してDIYができ、収納力を向上できます。

突っ張り棒で作る壁面クローゼット

突っ張り棒を活用して簡単に壁面クローゼットが作れます。

ハンガーをかけるパイプの代わりに突っ張り棒を使えば、設置が非常に簡単です。

また、棚板を追加することで、収納力をさらに高められるため、手軽にDIYを始めたい方におすすめの方法です。

吊るす収納とたたむ収納の組み合わせ

壁面クローゼットでは、吊るす収納とたたむ収納を上手に組み合わせることで、収納力と使い勝手が向上します。

上部にはハンガーパイプを設置して衣類を吊るし、下部には引き出しや収納ボックスを設けることで、効率的な収納スペースを作れます。

吊るす収納とたたむ収納を組み合わせることで、見た目もすっきりと整理されたクローゼットが完成します。

壁面クローゼットで見せる収納と隠す収納のバランス

壁面クローゼットでは、見せる収納と隠す収納のバランスも重要なポイントです。カーテンで目隠しする方法や収納ボックスを活用する方法について紹介します。

カーテンで目隠しできる収納

クローゼットの中を隠したい場合、扉の代わりにカーテンを使うことも一つのアイデアです。

カーテンを使うことで、簡単に開け閉めができ、部屋の雰囲気に合わせたデザインを楽しめます。

また、収納しているものが見えなくなるため、生活感をなくしすっきりとした印象を保てます。

おしゃれな収納ボックスの活用

見せる収納として、おしゃれな収納ボックスを取り入れると、クローゼット全体がインテリアの一部として引き立ちます。

デザイン性の高いボックスを使うことで、収納物を隠しながらも、スタイリッシュな空間を演出できます。

統一感のあるボックスを揃えると、より洗練された印象になります。

DIYで作る子供用壁面クローゼット

子供用の壁面クローゼットをDIYで作る際のポイントを紹介します。

子供でも使いやすい設計

子供用の壁面クローゼットをDIYする場合、使いやすさを考慮した設計が重要です。

低い位置にハンガーパイプを設置したり、子供が簡単に届く場所に収納ボックスを配置することで、自分で片付ける習慣を身につけさせられます。

また、子供の成長に合わせて高さを調整できる可動式の棚も便利です。

安全性を考慮したDIY

子供用のクローゼットでは、安全性も大切なポイントです。

角が丸い棚板を選ぶ、しっかりと固定してぐらつかないようにするなど、安全対策をしっかりと行いましょう。

また、化学薬品を含まない塗料やニスを使用することで、健康面への配慮も忘れずに行います。

簡単に片付けられる工夫

子供が自分で片付けやすいクローゼットを作ることで、整理整頓の習慣を身につけられます。

具体的には、簡単に引き出せるボックスや、衣類をさっとかけられるフックなどを取り入れ、使いやすさを重視したデザインにすることで、片付けが楽しくなるような工夫ができます。

まとめ：DIY壁面クローゼットの魅力

壁面クローゼットをDIYすることで、コストを抑えながらも自分のニーズに合った収納スペースが作れます。

DIYは、デザインの自由度やスペースの有効活用、さらには収納力を向上できる点が大きな魅力です。また、自分で手掛けたクローゼットは、生活の中で一層愛着がわくでしょう。