【初心者向け】障子戸が外れない原因とは?外し方や対処法を詳しく解説します

【初心者向け】障子戸が外れない原因とは?外し方や対処法を詳しく解説します

掃除や障子紙の張り替えで、障子戸を取り外そうと取り外すのに苦戦したり、取り外せずにあきらめたりした方は多いでしょう。

障子戸が外せない原因というのはいくつかあり、むやみに外そうとすると障子戸が壊れたり、今後取り付けられなくなったりするため、きちんと原因を追究することが大切です。当記事では、障子戸の外し方や外れない原因や対処法などについて解説します。

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障子戸の外し方・取り付け方

障子戸の外し方・取り付け方

ここでは、障子戸の基本的な「外し方」と「取り付け方」について解説します。それぞれ詳しくみていきましょう。

障子戸の外し方

障子戸の外し方は以下の手順で行います。

  1. 両手でしっかり障子戸を持つ
  2. 障子戸を少し持ち上げた後、下から引き抜く

たったこれだけです。本来、障子戸は上にやや空間があり、重さもそこまでありません。したがって、外す際にそこまで力は要らず、女性でもラクに取り外せます。

障子戸の取り付け方

取り付け方は、外し方の逆で上からはめて下を押し込むという順番で行います。一見だれでも出来そうに見えますが、意外と取り付けに苦労したという声も少なくありません。

取り付けのコツとしては、「外したときと同じ位置に戻すこと」です。分かりやすいように、外した場所に印をつけておくと良いでしょう。それでも取り付けられないときは、業者に依頼するのも1つの手段です。

ちなみに、障子の張替えにかかる値段の目安や貼り替え方法については次のページにて紹介しています。こちらも参考にしてみてください。

【初心者向け】障子の張替えにかかる値段の目安や貼り替え方法、タイミングを紹介 – DIYドア通販本店

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障子戸が簡単に外れない4つの原因

障子戸が簡単に外れない4つの原因

障子戸が外れない原因として以下4つが挙げられます。

  • 木が膨張している
  • 積雪量が多い
  • 建物がゆがんでいる
  • 鴨居が垂れ下がっている

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.木が膨張している

障子戸や鴨居、そして敷居の素材は木のため、湿度が高い梅雨の時期になると、水分を含んでしまい膨張してしまいます。

雨が続く日や梅雨の時期に外しづらくなったら、木の膨張が原因かもしれません。

2.積雪量が多い

雪の降る地域の方は大変かもしれませんが、実は積雪量も障子戸に大きく関わってきます。理由は積雪量が原因で鴨居の形が変わってしまうからです。

障子戸は、通常の大きさから数ミリでもずれてしまうと外せません。豪雪地帯に住んでいる方は注意しましょう。

3.建物がゆがんでいる

障子戸が外せない原因として建物自体がゆがんでいるケースもあります。築年数が長い住宅ほど注意が必要です。

ゆがみをそのままにしていると、さらにゆがみの大きさが広がってしまうため、早めに業者へ相談しましょう。

4.鴨居が垂れ下がっている

多くの場合、鴨居は中央から垂れ下がり湾曲することが多いです。積雪量が原因であることはもちろん、建物のゆがみや経年劣化によって鴨居が垂れ下がってしまう場合があります。

上部のレール部分である鴨居が徐々に垂れ下がってきてしまうと、障子戸は外せません。また、鴨居だけでなく、下部のレール部分である敷居が原因で外せないこともあります。

これは畳の厚さが敷居より出っ張っていることが原因です。もし、障子が和室と洋室の仕切り間になっている場合は、洋室側から外してみると良いかもしれません。

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障子戸が外れない場合の7つの対処法

障子戸が外れない場合の7つの対処法

障子戸が外れない場合の対処法として次の7つが挙げられます。

  • 外れやすい場所を探してみる
  • マイナスドライバーを利用する
  • 畳を外す
  • 湿気の少ない時期に行う
  • ジャッキを利用する
  • カンナ・やすりで削る
  • 障子をしならせる

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.外れやすい場所を探してみる

障子を左右もしくは真ん中に動かしてみて、外れやすそうな箇所を探すといった方法です。

外れそうな箇所が見つかったら、次項の「マイナスドライバーを利用する」や後述する「障子をしならせる」といった手段を併用してみるとよいでしょう。

2.マイナスドライバーを利用する

マイナスドライバーで、障子戸を外すやり方です。障子戸と敷居とのわずかな隙間にマイナスドライバーを入れて「てこの原理」で持ち上げます。

うまくいけば障子戸を下から引き抜くことが可能です。1番手っ取り早いやり方なので、もし外せなくなったら最優先でやってみると良いでしょう。

しかし、どんなマイナスドライバーでも良いというわけではなく、形状に注意が必要です。細いタイプのマイナスドライバーを使用してしまうと、最悪の場合、鴨居や障子戸に傷がついてしまいます。

ゆがみや変形が酷い場合にマイナスドライバーを使ってしまうと、障子戸の木が割れて破損に繋がるため、注意が必要です。

3.畳を外す

障子戸と畳が触れていることが原因で、障子戸が外れにくくなることもあります。この場合、畳を外せば障子戸も外せますが、大掛かりな作業になるため大変です。

たま、畳を外した際は、外した畳を元の位置に戻さないといけませんし、ホコリが発生しやすいため、大掃除になる可能性があります。

4.湿気の少ない時期に行う

前述のとおり、障子戸の木は梅雨など湿気が多い時期によく膨張しがちです。したがって、湿気の少ない時期に行うとよいでしょう。

「梅雨の時期は外れなかったけど、秋くらいの乾燥した時期になると外れた」といった声も多いため、おすすめです。

5.ジャッキを利用する

ジャッキを利用すれば、女性の方でも強い力で障子戸を外すことが可能です。このとき油圧ボトルジャッキを使うと場所を取らずに出来ます。

ただし、ジャッキを使うと強い力を加えられる反面、急激に持ち上がることが原因で変形してしまうリスクもあります。

力を加える際は、鴨居と敷居の予防のためにも上下の高さにあった丈夫な場所に差し込み、一気にやらず少しずつ様子を見ながら持ち上げるというように慎重に作業することが大切です。ご家庭にジャッキがない方はホームセンター等で大体2,000〜3,000円で購入できます。

6.カンナ・やすりで削る

障子戸のゆがみが酷く、すきまがない場合は、カンナややすりで角を削ってあげると良いでしょう。削ることで隙間が生まれ、簡単に障子戸が外せるようになります。

しかし、削りすぎると障子がしっかりとはまらなくなる恐れがあります。カンナだと削りすぎてしまう可能性がある場合は、やすりを使用するか、業者に依頼した方がよいでしょう。

7.障子をしならせる

最後の方法は、障子をしならせる方法です。これはかなり力がいります。手順は以下のとおりです。

  1. 足や膝を使い、障子の下を押さえる
  2. 手を使い、障子の上部分を下方向へグイっとしならせるイメージで力をいれる
  3. しなったら障子の下を片手で浮かせながら手前に障子を引き出す

前述のとおり、外れやすい箇所を見つけてからこの方法を試すと外れやすくなります。ただし、力を入れる分、障子が壊れるリスクもあるため、障子が壊れないか心配になるという方は業者に依頼した方がよいかもしれません。

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障子から引き戸へリフォームするならDIYがおすすめ!

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今回の記事は、障子戸が外れにくくなる原因や対処法について解説しました。障子戸が外せなくなったからといって、むやみに外そうとすると破損や変形につながるため、原因がなにかしっかりと理解したうえで、的確に対処しなければなりません。

ただ、障子の張り替えは定期的に行わなければならないため、手間がかかって面倒だと感じる方は多いでしょう。

障子から手間のかからない建具にリフォームしたいなら、DIYドア通販本店が販売している「工事いらずのリフォーム建具」がおすすめです。既存の枠はそのままに和室の障子を付け替えることで、工事をせずDIYで簡単に引き戸にリフォームできます。

業者に依頼せずに費用を抑えて障子から引き戸へリフォームしたい場合は「工事いらずのリフォーム建具」の利用を検討してみてください。