【初心者向け】和室リフォームで失敗しないためのポイントをわかりやすく解説します!

【初心者向け】和室リフォームで失敗しないためのポイントをわかりやすく解説します!

和室のある部屋には押入れは付き物です。押入れのスペースを有効活用したいという場合、思い切って押入れをデスクにしてみるとよいでしょう。

ただし、押入れデスクはスペースを有効活用できる一方、様々なデメリットがあります。押入れデスクを失敗しないためには、しっかりとコツを押さえておくことが重要です。

当記事では押入れ初心者の方向けに押入れデスクの作り方などについて解説します。

押入れをデスクにするメリット

押入れをデスクにするメリット

押入れをデスクにするメリットは下記の3つです。

  • 上下で役割分担できる
  • 和室の雰囲気を大きく変えられる
  • 手の届く範囲にものを配置できる

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.上下で役割分担できる

押入れの上段と下段で、役割分担できることがメリットです。

中板を境にして、上段を作業する空間にします。そして下段は、物を収納する空間に分けることで押入れを最大限に活用できます。

ただし、足元付近に物を収納してしまうと邪魔になる可能性もあるため、椅子の配置を意識した収納を心がけましょう。

2.和室の雰囲気を大きく変えられる

押入れをデスクにすることで、和室の雰囲気を大きく変えられます。押入れの中の壁にリメイクシートなどを貼ることにより「和」から「洋」に変えることも可能です。

デスクに置く本棚や小物類と、椅子のデザインをマッチさせると統一感の出る空間に変わります。加えて、下段に置く収納ケースの色をデスクに合わせれば、より一層おしゃれな部屋になるでしょう。

3.手の届く範囲にものを配置できる

手の届く範囲にものを配置できるメリットがあります。押入れをデスクにすると、前も横も壁に近いことから空間的には狭く感じるでしょう。

しかし、狭い空間だからこそかなう配置の仕方があります。

他にも、集めているグッズを並べたり、フィギュアを飾ったりして、自分の好きなものに囲まれて過ごせる幸福感も味わえるのがポイントです。

押入れをデスクにする4つのコツ

押入れをデスクにする4つのコツ

押入れをデスクにするコツは下記の4つです。

  • 外したふすまの収納場所
  • 証明や配線
  • 奥行きの活用方法
  • 内装

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.外したふすまの収納場所

押入れをデスクにする際に外したふすまは、食器棚の後ろなどの目立たない場所に収納することが望ましいです。ふすまが隠れるほどの大きな家具がない場合は、あまり触れない場所の壁に立てかけておくと倒れることはありません。

今後ふすまを使うことがないと断言できる場合は、処分するという手もあります。しかし、後からまた押入れに戻せなくなるためよく考えて処分しましょう。

賃貸に住んでいる場合は、管理会社に相談すれば一時的に預かってくれる場合もあるため一度相談してみてください。

2.照明や配線

押入れデスク専用の照明や配線を設置する方法があります。家の構造によっては「せっかくデスクを作ったのにコンセントが届かない」という場合もあり得ます。

押入れの中は明かりが差し込みにくいため、証明なしでは作業ができません。そういった時は、充電式のライトなどのワイヤレスのものが手軽で使いやすいためおすすめです。

また、配線回りをきれいにまとめるためにはケーブルボックスやケーブルカバーを活用しましょう。

3.奥行きの活用方法

押入れは、奥行きが広いのが特徴です。奥行きを活用してデスクのみでも十分使えますが、奥に棚を設置することにより物を仕舞うスペースとしても使えます。

例えば上段はデスクを設置し、下段にキャビネットやキャスター付きのワゴンなどを置けば十分な収納場所を確保できます。

奥の方は普段使わない物を仕舞い、前の方によく使う物を仕舞うと必要なものを取り出しやすいです。奥行きを上手く活用できずに、スペースを持て余している方におすすめです。

4.内装

押入れは物を収納するためのスペースとして作られているため、中の方はあまり見栄えが良くありません。押入れをデスクにする際に、内装も行なうと見栄えがよくでき、雰囲気を一気に変えられます。

具体的な作業は、壁に色を付けたり、壁紙を貼ったりすることです。賃貸の場合は、「剥がせるタイプの壁紙」を使うとよいでしょう。

押入れと部屋の境目にある段差の部分は、マットなどを敷くと目立たなくなります。

押入れをデスクにする際の注意点

押入れをデスクにする際の注意点

押入れをデスクにする際の注意点は下記の2つです。

  • 中板の高さ・強度
  • 押し入れ内の湿気

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.中板の高さ・強度

押入れの中板をデスクとして使用する際には、まず中板の高さを測りましょう。

一般的な大人が使用するデスクの高さは、約65~80センチと言われています。それに対して、基本的な中板の高さは約90センチと若干高めです。

家の構造によって中板の高さは異なりますが、高いと感じる場合はその高さに合った椅子を設置するとよいでしょう。

どうしても中板の高さに合わせたくない場合は、DIYする方法もあります。しかし中板のDIYは、とても大変な作業になる上に強度が落ちる可能性もあるため、おすすめはできません。

2.押し入れ内の湿気

押入れをデスクにする場合は、ふすまを外していることが前提にあるため、湿気の心配はありません。しかし、押入れは奥行きが広いため奥の方に物をパンパンに詰め込みすぎると、空気の通り道がなくなり湿気が起こりやすいです。

物を仕舞う際は、なるべく物と物の間を開けるなどして通気性を良くすることを心がける他、湿気がこもりやすい場所に除湿剤を配置するとよいでしょう。

押入れデスクの作り方

押入れデスクの作り方

押入れデスクの作り方は次のとおりです。

  1. 押入れの襖を外す
  2. ペンキやリメイクシートなどを使用し押し入れ内部を自分好みの内装にする
  3. フローリングタイルなどを使用し中板(テーブル部分)をアレンジ
  4. 押入れの奥側に棚受受けの取り付け・棚板を設置して棚を作る
  5. 照明の取り付け
  6. 完成 

上記の押入れデスクの作成手順はあくまで一例です。

中板の高さ調節やデスクを別途設置して押入れを収納スペースとして活用するなど、DIYしたい内容によって手順は大きく異なります。

押入れをデスクとして使用した代表的な事例

押入れをデスクとして使用した代表的な事例

押入れをデスクとして使用した代表的な事例は下記の3つです。

  • 中板をデスクとして使用
  • デスクを別途設置し押入れを収納スペースとして活用
  • 子ども2人用のデスクとして使用

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.中板をデスクとして使用

押入れをデスクにすることは一見大掛かりに聞こえますが、中板をデスクとして使用することで簡単にできます。中板は元々、物置のために作られているため、強度は高いです。

デスクの上に本棚などを置いたりパソコンを置いたりしても底が抜ける心配はいりません。奥行きが広いため、奥側に収納ボックスを置くなどの工夫を凝らせば空間を無駄にせず済みます。

中板をデスクにするには位置が高すぎる場合は、中板の高さに合った椅子を設置して活用するとよいでしょう。

2.デスクを別途設置し押入れを収納スペースとして活用

押入れを収納スペースとして活用する方法もあります。押入れから突き出すようにデスクを別途設置すれば、押入れをデスクが併設された収納スペースとして活用可能です。

押入れに棚を設置すれば、手に届く範囲で本や資料などを収納できるため、収納スペースと作業効率の問題点を同時に解決できるでしょう。

3.子ども2人用のデスクとして使用

押入れの幅は広いため、子ども2人用のデスクとしても十分活用することは可能です。

中板をデスク代わりにすることで、一つの大きなデスクに子ども2人が並んで座れます。もしくは、中板を外して小さなデスクを2つ並べることも可能です。

幅と奥行きを上手く利用すれば、アイデア1つで素敵な子どもの空間を作れます。

和室のふすまをリフォームしたいならDIYがおすすめ!

和室のふすまをリフォームしたいならDIYがおすすめ!

押入れをデスクにすることで、和室の雰囲気を大きく変えられることや手の届く範囲に物が置けることがメリットです。さらに、押入れの奥行きを活用して奥に棚を置くと収納スペースも確保できます。

押入れの壁に色を付けることや、デスク上の照明を設置することでより本格的なデスク空間が生まれます。

中板をデスクにする場合は、強度が気になる方もいると思いますが心配はいりません。中板は元々、物置のために作られていて強度が高いため、本棚などを置いたりパソコンを置いたりしても大丈夫です。

また、押し入れ内の湿気が気になる場合は、湿気がこもりやすい場所に除湿剤を配置するとよいでしょう。

押入れの中の空間は、工夫ひとつで素敵な空間にできます。挑戦する方は、押入れをデスクとして使用した代表的な事例もぜひ参考にしてみてください。

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押入れの臭いはカビが原因かも?予防方法や臭いを除去する方法を紹介します