建具の種類とは?役割・開閉方法や建具を選ぶ際のポイントについても徹底解説します
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2つの部屋を仕切ったり、中と外を仕切ったりする玄関などのことを建具と呼びます。建具には様々な種類があり、設置場所によっては使いにくくなる場合もあります。
そのため、導入前にそれぞれの役割をしっかりと理解しておかなければなりません。当記事では、建具の役割と建具を選ぶ際のポイントを詳しく解説しています。
建具(たてぐ)とは?
複数の部屋を仕切るための戸や、中と外を仕切るための玄関のことを建具と言います。身近に使われている建具は下記のとおりです。
- 障子
- 襖
- 玄関
- 窓
- ドア
- 引き戸
このように建具は、スペースを仕切ることや、直射日光の遮断には欠かせないアイテムとなっています。
建具の種類
建具の種類は主に次の3つが挙げられます。
- 収納建具
- 窓建具
- 出入口建具
「収納建具」とは、室内の部屋と収納箇所が戸でわかれている建具のことです。具体的には、クローゼットなどが挙げられます。
「窓建具」とは、一般的な家庭でよく使われている「掃き出し窓」や「天窓」や「雨戸」などが挙げられます。「出入口建具」とは、玄関の扉のことです。また、勝手口にある扉も出入口建具と呼びます。
建具の役割
建具の役割は下記の2つに分けられます。
- 内部建具の役割
- 外部建具の役割
それぞれ詳しくみてみましょう。
内部建具の役割
内部建具の役割は、室内の部屋と部屋を仕切ることです。部屋をそれぞれ仕切ることによって、冷暖房が効きやすくなります。また、トイレや脱衣所などが廊下から見えてしまうことを防止できます。室内クローゼットの扉も内部建具の1つです。
外部建具の役割
外部建具の役割は、玄関の扉や網戸といった外と中を仕切ることです。屋外と室内の仕切りで、寒さや風をしのぐ役割を担っています。また、外部の人が室内に入ることを防ぎ、家の中の物を外部から守るために外部建具は欠かせません。
建具の材質
建具の材質は下記の3つです。
- 鉄
- 木
- アルミ
「鉄」は丈夫なうえに、防火の性能を持ち合わせています。そのため防犯にも適していることから、外に備え付ける戸で利用するのがおすすめです。
「木」は、きれいな木目が人気の材質です。値段は高めですが、自然な色合いで和やかな雰囲気を出してくれる木製は、室内のドアに設置するのに向いています。
「アルミ」は、直射日光に当たっても変色しないことから、手入れがしやすいといったメリットがあります。また、値段も安く重量も軽いため、お手軽に選びやすい材質です。
建具の開閉方法
建具の開閉方法は下記の3つです。
- 引き戸
- 開き戸
- 折り戸
それぞれ詳しくみてみましょう。
1.引き戸
引き戸とは、床の溝やレールに戸をはめ込み、左右にスライドしながら開け閉めできる戸のことです。戸の部分には、溝やレールの上をスライドさせるための車輪が取り付けられています。
開け閉めするのにそれほど力がいらないため、子どもやお年寄りの方でも簡単に使えます。また、開けた時にドアが邪魔にならないこともメリットです。
2.開き戸
開き戸とは、戸を前後に動かしながら開け閉めするタイプで、一般的な家庭でよく使われている戸です。開き戸は気密性に優れており、冷暖房が効きやすいうえに、話し声なども遮断する効果があります。
しかし、戸を開けた時に扉が邪魔になってしまうことがデメリットです。開き戸を設置する際には、扉が開閉できるスペースを確保しましょう。
3.折り戸
折り戸とは、2枚の扉を開ける時に曲がって開くタイプの扉です。扉を開け閉めするためのスペースは、あまり必要ないメリットがあります。
一般的には、クローゼットなどでよく使われることが多いです。ただし、折り戸は開閉時に扉を折り曲げる特性上、指などを挟みやすいため、使用する際は注意しましょう。
建具を選ぶ際のポイント
建具を選ぶ際のポイントは下記の4つです。
- 内装の雰囲気を考慮する
- 建具の特徴で決める
- 金物の材質・デザイン・色も考慮する
- 設置箇所で建具の材質を考える
それぞれ詳しくみてみましょう。
1.内装の雰囲気を考慮する
内装の雰囲気を考慮して建具を選びましょう。建具のデザインと、内装の雰囲気が合っていないと建具だけが浮いて見えます。
例えば、内装が木材である場合は、木の材質の建具を選ぶのがおすすめです。同じ材質を選ぶことによって、統一感を持たせられます。
2.建具の特徴で決める
建具の特徴で決めるのもよいでしょう。建具の種類は様々ですが、設置する場所によって、向き不向きがあります。
例えば、狭いスペースに開き戸を設置してしまうと、扉を開いた時に邪魔になってしまいますが、引き戸を選べば、気にせず扉を開け閉めしやすいです。また、なるべく冷暖房を逃がしたくない場合や、話し声が隣に漏れないようにしたい場合は、開き戸の設置をおすすめします。
3.金物の材質・デザイン・色も考慮する
金物の材質・デザイン・色も考慮して選びましょう。色の種類は、主に「黒」「金」「銀」「木目」が多く見られます。金物にもいろいろな種類があり、木製や金属性のものがあります。基本的には、扉と合わせた色にすることが多いです。
4.設置箇所で建具の材質を考える
設置箇所で建具の材質を考えましょう。例えば、玄関に設置する外部建具の場合はアルミや鉄、室内に設置する内部建具の場合は、木やアルミが使用されています。このように屋外に設置する建具か、室内に設置する建具かによって材質を変えていくことが大切です。
建具種類のよくある質問
建具種類のよくある質問を下記の3つ紹介します。
- 建具がないとどうなる
- 建具を活用した事例について知りたい
- 和風と洋風で建具に違いはある?
それぞれ詳しくみてみましょう。
1.建具がないとどうなる?
建具がないと玄関がないため、家主以外の人物も家の出入りが可能になってしまいます。また、窓などもなければ、雨や風をしのげないため、まともな生活ができません。
廊下からトイレや脱衣所、外部の人が家の中を見放題になります。家に建具がないとこのような支障がでてしまうため、絶対に必要なアイテムです。
2.建具を活用した事例について知りたい
「アルミ製の建具にアクリルをはめ込んだ引き戸」を子ども部屋の扉として使用するのがおすすめです。アクリルであれば、ぼんやりとシルエットが見えるため子どもの動きが見えます。
また、アルミは軽いため、子どもの力でも引き戸を開けられることがメリットです。他にも「引き戸を障子として活用」すると和室や和洋室を演出できます。
和紙を使用することによって、外からの日光が優しく室内に入り部屋を和やかな雰囲気に仕上げることが可能です。
3.和風と洋風で建具に違いはある?
和風と洋風の建具では、見た目のデザインや機能性に違いがあります。和風は「障子」や「ふすま」が主な建具です。障子は、和紙を使用することによって外からの明かりを均等に室内へと照らす役割があります。
洋風は「パネルドア」や「縁甲貼りドア」が主な建具です。開き戸の戸がパネルのような模様が入っていたり、フローリングのような模様が入っていたりします。いずれにしても、部屋の色や家具に合ったものを選びましょう。
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建具には「収納建具」「窓建具」「出入口建具」の3種類あり、それぞれ使用する場所が異なることが特徴です。
また、建具は「内部建具」と「外部建具」があり、その名の通り家の内部と外部とで、使う建具が分かれています。内部建具は、クローゼットなどを指していて外部建具は、玄関などを指しています。
建具の開閉方法は主に「引き戸」「開き戸」「折り戸」の3つです。部屋のスペースや用途によって使い分けが必要になります。
また、建具を選ぶ際のポイントと建具種類のよくある質問も紹介しているため、初心者の方はぜひ参考にしてみてください。
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