【プロが教える】木製ドアの歪みは直せる?閉まらない原因や対処法、よくある質問を徹底解説!
木製ドア フラット
¥23,980 〜
木製ドア 明かり窓
¥25,080 〜
木製ドア モール
¥28,380 〜
木製ドア 上窓
¥32,230 〜
木製ドア センターシングル窓
¥32,230 〜
木製ドア サイドシングル窓
¥32,230 〜
「自宅の木製ドアが閉まらない」このような場合、原因を追求し、適切に対処することでトラブルを解消できます。
この記事では、扉本体の歪みから蝶番のネジの緩み、ラッチの滑りが悪いといった一般的な問題から、専門業者に依頼が必要なケースまで、プロの視点で解説します。日々の生活で直面する木製ドアの問題を解決したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
木製ドアが閉まらない5つの原因
木製ドアが閉まらない原因には、以下の5つが挙げられます。
- 扉本体が歪んでいる
- ドア枠が歪んでいる
- 蝶番のネジが緩んでいる
- ラッチの滑りが悪い
- 床に浮きや反りがある
ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。
1.扉本体が歪んでいる
無垢材の扉は乾燥など、外部からの影響によって歪んでしまう場合があります。とくに、製造段階で乾燥が不十分な材料であれば、使用していく中で水分が減少してしまい繊維を縮め、歪みを引き起こします。
また、フラッシュ扉の場合も同様の問題が生じることが否定できません。もしも、扉が完全に閉まらない場合は、歪みの兆候だといえます。
2.ドア枠が歪んでいる
ドア枠が歪むと、開閉がスムーズにできません。ドア枠の歪みは、上枠の下がりや枠の不均一な開口、位置のズレなど、あらゆる原因が考えられます。
これらは、枠の一部分の外れや取り付け時の歪みだけではなく、家全体の沈下などが根本的な原因です。とくに古い家では、建物の歪みがドアの動作に影響を及ぼすことがあります。
3.蝶番のネジが緩んでいる
蝶番は、ドアの開閉を支える重要な部品です。しかし、日々の使用によりネジが緩んでしまうことがあります。
たとえば、ドアの閉まりが固かったり、ガタガタしたりする場合、蝶番のネジが緩んでいるおそれがあります。ドアの隙間の上下左右を目視して、大きさに違いが見られる場合は、蝶番に緩みがないかチェックしてみてください。
4.ラッチの滑りが悪い
ドアのラッチとストライクは、ドアの開閉を制御する部分です。しかし、経年劣化でラッチの滑りが悪くなるとドアが閉まらなくなるおそれがあります。
ラッチ部分を確認して動かなかったり、元に戻らなかったりしたような場合は、不具合が出ているおそれがあります。ドアノブやレバーの動きと連動して、ラッチが自然に動いているかを確認してみてください。
5.床に浮きや反りがある
ドアが床に擦れてしまう場合、ドアの問題ではなく床の浮きや反りが原因かもしれません。とくに、木製の床材は乾燥により変形することがあります。
床の盛り上がりやジョイントの浮きが確認できれば、扉ではなく床が原因だといえます。しかし、この不具合をDIYで修正するのは非常に難しいため、業者に依頼する方が安心です。
木製ドアが閉まらないときの対処法は3つ
木製ドアが閉まらないときの対処法には、以下の3つが挙げられます。
- 蝶番のネジを調整する
- ラッチを調整する
- 【引き戸の場合】足元のネジを調整する
ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。
1.蝶番のネジを調整する
蝶番のネジを調整する際、適切なサイズのドライバーを選ぶことが重要です。主に使用されるサイズは#1・#2・#3となり、ほとんどは#2で対応できます。
もしも、不適切なサイズのドライバーを使ってしまうと、ネジが損傷するリスクがあります。そのため、サイズを確認してから、緩んでいるネジを締めるようにしてください。
最近のドアでは、蝶番のネジを調整することでドアの位置を上下、左右、前後に調整できます。これにより、ドアの正確な位置合わせができます。
2.ラッチを調整する
ドアが閉まらない原因として、ラッチボルトとストライクの位置ズレがあります。その場合はドアと枠の隙間を観察しながら、ラッチがストライクに届いていないか、引っかかっていないかを確認してみてください。
位置がズレている場合は、ストライクにあるネジで位置調整します。また、内部の滑りが悪い場合は、シリコン系潤滑剤を使用すると改善されるかもしれません。
ただし、油系潤滑剤はホコリを引き寄せるため、使用には注意が必要です。これでも解決しない場合、ドアノブやラッチ内部の問題が考えられます。
3.【引き戸の場合】足元のネジを調整する
引き戸のドアが木材でできている場合、木の膨張による歪みが原因で扉が閉まらなくなることがあります。この問題は、扉と枠や扉同士がこすれ合うことにより発生します。
もしも、扉が閉まらない場合、揺れ止めのガイドに扉が乗っているかもしれません。この場合、扉の下にある溝をガイドの中央に戻すことで扉が閉まるようになることがあります。
専門業者に依頼した方がよい3つのケース
専門業者に依頼した方がよいケースには、以下の3つが挙げられます。
- 扉本体の歪みが大きい
- 扉や枠が劣化している
- 玄関ドアが歪んでいる
ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。
1.扉本体の歪みが大きい
扉本体の歪みが大きい場合、専門業者に修理を依頼するのが最適です。
とくに無垢材の扉は、適切に削ることによって修復できますが、これはプロに任せるべき作業だといえます。一般の方が挑戦すると、扉をさらに痛めるリスクがあります。
一方、フラッシュ扉の歪みは、削り修正ができないため、より専門的な工具や技術が必要です。業者が矯正を試みるか扉の交換が必要になることもあります。いずれにせよ、早めに専門業者へ相談し、確実に修理するようにしてください。
2.扉や枠が劣化している
古く劣化した扉には、蝶番の調整やネジの締め直しでは解決しきれない問題が生じることがあります。扉内部が傷んでいる場合、材料自体が寿命を迎えていると考え、交換を検討するのが賢明です。
修理に繰り返し手間と時間を費やすよりも、交換することで解決できる場合がほとんどです。劣化が進んだ扉は安全性にも問題を抱え、急な割れや外れが危険を引き起こすこともあります。
専門業者による適切なドア交換によって、余計なトラブルや出費を防ぐことにつながります。
3.玄関ドアが歪んでいる
重量がある玄関ドアの歪みは、一人での修理は困難です。歪みが進行している場合、ドアを一度取り外す必要があり、これは複数人での作業が必須となります。
さらに、ヒンジやクローザーなどの金具にも不具合があることも考慮しなければなりません。また、専門業者の修理後でも、場合によっては玄関ドアの全面リフォームをしなければならない場合もあります。
判断が難しい玄関ドアの修理は、プロに対応を依頼することが無難です。
木製ドアの歪みでよくある3つの質問
木製ドアの歪みでよくある質問には、以下の3つが挙げられます。
- 質問1.木製ドアのメンテナンス方法は?
- 質問2.木製ドアを修理するときの注意点は?
- 質問3.賃貸物件のドアは自分で直していい?
ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。
質問1.木製ドアのメンテナンス方法は?
木製ドアのメンテナンスでは、まず表面のホコリを払い、乾いた布で汚れを拭き取ります。ドアノブやレバーハンドルには、水で薄めた中性洗剤を用いた清掃が効果的です。
また、引き戸のレールにはゴミやホコリが溜まりがちになるため、こまめに掃除機で吸い取るか、ほうきで掃き出すようにしてください。さらに、経年劣化による修理が必要になることも多く、故障を放置すると突然の事故につながるリスクがあります。
質問2.木製ドアを修理するときの注意点は?
ラッチの滑りが悪くなった際の修理では、潤滑油の使用は慎重にするべきです。ほこりと混ざると症状が悪化することがあるため、まずは鉛筆での調整を試してみることをおすすめします。
また、ドアの開閉に異常を感じたら早急にチェックすることが重要です。不具合の放置はさらなる状態の悪化や、修理費用の増加につながりかねません。
さらに、ドアは日常的に静かに開閉するようにし、無理な力を加えないよう注意することが不具の防止につながります。
質問3.賃貸物件のドアは自分で直していい?
賃貸物件のドアに問題が生じた場合、まずは大家や管理会社に連絡してください。自然に起きた歪みや傾きは、通常、大家や管理会社が対応します。
また、自分で歪ませたり傷つけたりした場合は責任が生じますが、自分で直すのは避けるべきです。ドアの修理は専門的な技術が必要であり、間違った対応はさらなる損傷の原因となります。
物件によっては自己修理が禁止されている場合もあるため、専門業者に依頼するのが安全かつ経済的な選択といえます。
まとめ
木製ドアの歪みについて解説しました。木製ドアの問題は、一見すると複雑に思えるかもしれませんが、原因を正確に把握し適切な対処を行えば、多くの場合自己解決が可能です。
しかし、歪みが大きい・扉や枠が劣化している場合などは、専門業者に依頼することをおすすめします。もしも、木製ドアの歪みやトラブルに直面したときは、この記事を参考に対処してみてください。
なお、次のページでは、玄関ドアの主な種類や交換方法を解説しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。