【プロが教える】障子や木枠のカビ取り方法は5つ|原因や予防策もあわせてご紹介!
本襖 押入れ用 景勝シリーズ
¥13,750 〜
本襖 押入れ用 凛・しんせんシリーズ
¥14,410 〜
本襖 入り口用 景勝シリーズ
¥14,520 〜
本襖 入り口用 凛・しんせんシリーズ
¥15,950 〜
クロス戸襖
¥21,230 〜
源氏襖 景勝シリーズ
¥37,400 〜
障子や木枠にカビが生えると、見た目だけでなく健康にも影響を及ぼす可能性があります。軽度な症状であれば、カビの除去は簡単に対処可能です。
この記事では、カビが生える原因やカビ取り方法、予防策を紹介します。和室のカビにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
障子や木枠にカビが生える原因
障子や木枠にカビが生える原因は主に2つです。
まず1つ目は、湿度が高いことが挙げられます。カビは湿度が高い場所を好むため、梅雨や冬の季節になると、障子や木枠にカビが発生しやすいです。
そして2つ目は、換気が行われていないことが原因になっているケースです。
換気が不十分の場合、室内の湿度が上がり、結露が生じます。この結露が障子や木枠に吸収されると、カビの生育に最適な環境が作り出されてしまうのです。
また、室内の汚れや埃もカビの栄養源となるため、換気不足はカビ発生のリスクを高めます。
障子や木枠のカビ取り方法は5つ
障子や木枠のカビ取り方法を紹介します。主に次の5つです。
- 漂白剤を使用する
- カビ取り剤を使用する
- 消毒用エタノールを使用する
- 障子紙を張り替える
- 業者に依頼する
それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
1.漂白剤を使用する
必要なアイテムは、漂白剤、コップなどの容器、ぞうきん、お掃除用綿棒、ゴム手袋です。これらを揃えたら、以下の手順に沿ってカビを取り除きます。
- ゴム手袋をはめて、漂白剤を容器に入れます。
- お掃除用綿棒に少量含ませて、カビが生えている部分に優しくあてます。
- 乾いたら、ぞうきんで軽く拭き取って完了です。
漂白剤の量が多いと、障子を破いてしまう恐れがあるため注意してください。また、木枠に漂白剤がついてしまうと変色や腐食する原因になるため気をつけましょう。
2.カビ取り剤を使用する
木材用のカビ取り剤を使用する方法です。使用する際は、まず目立たない部分で試し、素材への影響を確認しましょう。
影響なければカビの生えている部分にスプレーし、指定された時間まで放置します。その後、柔らかい布やぞうきんで優しく拭き取れば完了です。
3.消毒用エタノールを使用する
エタノールの消毒力により、カビの胞子を直接除菌・除去することが可能です。また、エタノールは揮発性が高いため、素材を傷めにくいメリットがあります。
- まず、消毒用エタノールを布やぞうきんに含ませます。
- カビが生えている障子や木枠を優しく拭き取ります。
- 仕上げに、消毒用エタノールをスプレーします。
カビに直接スプレーをふきかけると、カビの胞子が飛び散る恐れがあります。最初に拭き取ってからスプレーするのがポイントです。
4.障子紙を張り替える
カビが広範囲に広がっている場合や、漂白剤や消毒用エタノールを使用しても落ちない場合、障子紙を張り替えましょう。
- ハケやスポンジなどで障子の桟に水をつけて、古い障子紙をはがします。
- 桟をしっかりと乾燥させます。
- 新しい障子紙を張ります。
なお、次のページでは、障子紙のサイズや種類、選ぶ際のポイントについて解説しています。あわせて参考にしてみてください。
関連記事:【初心者向け】障子紙のサイズとは?種類や選ぶ際のポイントを徹底解説します! – DIYドア通販本店
5.業者に依頼する
障子や木枠を傷つけることなくカビを取りたい場合、専門業者に依頼すればきれいに仕上がります。
専門業者では、専門的な道具と経験豊富な技術を駆使して、障子や木枠のカビを効率よく、そして優しく除去してくれるでしょう。また、カビの原因を特定し、再発防止策を教えてもらえる可能性もあります。
障子や木枠のカビ予防策は5つ
障子や木枠にカビを発生させないために、予防策を紹介します。主に次の5つです。
- こまめに換気する
- 結露を防止する
- 除湿器を設置する
- 埃や汚れを取り除く
- カビを放置しない
項目ごとに詳しくみていきましょう。
1.こまめに換気する
カビは高温多湿の環境下を好み、部屋の湿度が60%以上になるとカビが発生しやすくなります。そのため、一日に数回、窓を開けて外部から新鮮な空気を取り込むことが重要です。
しかし、朝と夜の気温差が大きい時期や天候によっては、外部から湿気を取り込んでしまう恐れがあります。昼間の温度が上がって乾燥した時間帯に換気するのがおすすめです。
また、換気扇を使用する際は、部屋全体の空気を循環させることが大切です。部屋の隅々まで空気が行き渡るように、換気扇だけでなく窓やドアも活用しましょう。これにより、室内の湿度を均一に保つことができます。
2.結露を防止する
結露を防止するには、部屋の温度と湿度のバランスを適切に保つことが重要です。
特に冬季は暖房による部屋の温度上昇と、冷たい窓ガラスによる温度差が大きくなることで結露が発生しやすくなります。この結露が障子や木枠に付着すると、カビの発生につながります。
そのため、まずは部屋の温度差をなるべく小さくすることから始めましょう。たとえば、窓に断熱シートを貼る、厚めのカーテンを使用するなどして冷気の侵入を防ぎます。さらに、暖房器具の使用時は適度な湿度を保つために加湿器を併用すると良いでしょう。
また、結露は特に窓辺などでよく見られますが、これは窓ガラスが冷えやすいためです。窓を開けて換気することは重要ですが、同時に窓の結露もこまめに拭き取ることをおすすめします。これにより、障子や木枠への湿気の移行を防ぐことができます。
さらに、結露を防止するためには、通風性を確保することも大切です。たとえば、家具やカーテンの配置を見直して風の通り道を確保する、扉の下に隙間を空けておくなどの工夫がおすすめです。
3.除湿器を設置する
障子や木枠にカビが生えやすい原因の一つは、部屋の湿度が高いことです。特に梅雨や冬季など、湿度が高くなる季節にはカビの発生が増えます。そのため、除湿器を設置し、部屋の湿度をコントロールすることで、カビの発生を抑えることができます。
ただし、除湿器を使用する際は、除湿器本体にカビが発生しない様、定期的にメンテナンスしましょう。
4.埃や汚れを取り除く
埃や汚れを長期間放置すると、それ自体がカビの栄養源となります。また、湿度を保つ役割を果たすため、カビの発生を促進します。こまめに掃除を行い、埃や汚れを取り除きましょう。
具体的には、障子や木枠の表面を柔らかい布かブラシで優しく拭き取ります。水拭きをする際は、良く絞ったぞうきんを使用し、最後に空拭きで水分を取り除きます。
強くこすりすぎると、障子紙や木枠を損傷する原因になるので注意が必要です。
5.カビを放置しない
カビを見つけたら、繁殖する前に除去しましょう。カビを放置すると、障子だけでなく畳やふすま、壁などにも広がってしまいます。
カビの症状が軽いうちは、簡単に対処しやすいですが、広範囲になるとその分手間や時間がかかります。また、専門業者に依頼せざるを得なくなり、余分な費用がかかってしまうかもしれません。
障子や木枠のカビ取りでよくある3つの質問
最後に、障子や木枠のカビ取りでよくある質問にお答えします。
- 質問1.障子や木枠のカビ取りをする際の注意点は?
- 質問2.障子紙の張り替え方は?
- 質問3.障子や木枠をきれいにカビ取りできない場合は?
それぞれ詳しくみていきましょう。
質問1.障子や木枠のカビ取りをする際の注意点は?
障子や木枠のカビを取り除く際は、漂白剤を主に使用します。しっかりと換気しながら掃除しましょう。また、安全対策として、マスクやゴム手袋の着用を忘れないでください。
なお、漂白剤を使用する前は、目立たない場所でテストをして色落ちの有無を確認することが重要です。畳や床など、関係ないところに漂白剤が垂れてしまわない様に注意しましょう。
質問2.障子紙の張り替え方は?
障子紙の張り替え手順は、下記のとおりです。
- 古い障子紙を外す
- 貼る場所を確認する
- ノリをつけ裏表に気を付けながら障子紙を貼る
- 仕上げ
次のページでは、障子の取り付けや、障子紙の張り替え方法についてより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
関連記事:【初心者向け】障子に裏表ある?障子の向きや障子紙の貼り付け方についても解説します! – DIYドア通販本店
質問3.障子や木枠をきれいにカビ取りできない場合は?
障子や木枠に発生したカビは、一般的なカビ取り剤では根本的な解決に至らないことが多く、カビの色素が残るか、カビが再発してしまうリスクがあります。
木材特有のカビの除去は専門的な技術を要するため、自分できれいに取り除けない場合は、カビ取り専門の業者に相談するのがおすすめです。
まとめ
障子や木枠にカビが発生した場合、見つけ次第取り除きましょう。軽度の場合は、漂白剤や消毒用エタノール、カビ取り剤を使用して自分で取り除くことが可能です。
また、カビの発生を防ぐには、日頃から換気や掃除を心がけ、結露対策するのが有効です。カビが広範囲に渡ってしまい、自分では対処できない場合は、専門業者の依頼も検討しましょう。
なお、次のページでは、雪見障子の魅力や活用する際のポイント、さらにはメンテナンス方法などを紹介しています。