本襖の張り替えを自分でやってみよう!DIYで簡単にできる手順とコツ

※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。

本襖の張り替えを自分でやってみよう!DIYで簡単にできる手順とコツ

本襖(ほんふすま)の張り替えは、和室の雰囲気をガラリと変えられるDIYの一つです。

今回は、DIYで簡単にできる本襖の張り替え方法を紹介します。必要な道具や材料、手順を詳しく解説するので、自宅で挑戦してみてください。

DIYドア通販本店では、和室にも洋室にもあう本襖を販売しています。紙やフチ・引き手の種類を選べるため、オーダーメイドの本襖が作れます。

本襖の張り替えが必要なタイミング

本襖の張り替えが必要なタイミングについて紹介します。

汚れや黄ばみが目立つ

本襖は長年使用していると、どうしても汚れや黄ばみが目立ってくる場合があります。

特に、タバコの煙やペットの毛など、生活臭が染み付いてしまうと、見た目に影響を与え、部屋全体の印象を損なってしまいます。

また、湿気やカビによって、表面が変色したり、黒ずんでしまうこともあるでしょう。

汚れや黄ばみが気になる場合は、本襖の張り替えを検討する必要があります。

破れや傷がある

本襖は、薄い紙でできているため、ちょっとした衝撃で破れてしまうため、慎重な取り扱いが求められます。

また、家具や荷物と擦れたり、猫や犬などのペットが引っ掻いたりすることで、傷がつくことも珍しくありません。破れや傷があると、見た目が悪くなるだけでなく、そこからほこりが侵入したり、風を通したりする原因にもなります。

破れや傷が大きくなったり、複数箇所に見られる場合は、張り替えたほうがよいでしょう。

和室の雰囲気を変えたい

和室の雰囲気を変えたいと思ったタイミングは、本襖の張り替えがおすすめです。

新しい壁紙や畳を敷いたのに、本襖が古いままだと、部屋全体の統一感が損なわれてしまいます。

和室の雰囲気をガラリと変えたい場合は、本襖を張り替えることで、より洗練された空間を実現できます。

たとえば、明るい色の襖に張り替えれば、部屋全体が明るく開放的な雰囲気になります。反対に、落ち着いた色の襖を選べば、より静かで落ち着きのある空間になります。

本襖を自分で張り替える方法

本襖を自分で張り替える方法を紹介します。

必要な道具

本襖を自分で張り替えるには、以下の道具が必要です。

  • 襖紙
  • 刷毛
  • ヘラ
  • カッターナイフ
  • 定規
  • 鉛筆
  • バケツ
  • 軍手
  • はさみ
  • 梯子

張り替え手順

本襖の張り替え手順は以下の通りです。

  1. 襖を取り外す
  2. 古い襖紙を剥がす
  3. 襖枠をきれいにする
  4. 新しい襖紙をカットする
  5. 糊を塗る
  6. 襖紙を貼り付ける
  7. 空気を抜く
  8. 余分な襖紙を切る
  9. 乾燥させる
  10. 襖を取り付ける

以下、それぞれの工程について詳しく説明します。

1.襖を取り外す

まず、襖を取り外します。襖は、蝶番で枠に取り付けられていることが一般的です。蝶番のネジを外して、襖を取り外します。襖が重い場合は、2人で行うと安全です。

2.古い襖紙を剥がす

本襖を取り外したら、古い襖紙を剥がします。古い襖紙は糊でしっかりと貼り付けられているため、剥がすのが大変です。

ヘラやカッターナイフを使って、丁寧に剥がしていきます。剥がす際に、襖枠を傷つけないように注意してください。

3.襖枠をきれいにする

古い襖紙を剥がしたら、襖枠をきれいにします。

汚れや糊が残っている場合は、水で濡らした布で拭き取ります。古い糊がなかなか取れない場合は、ヘラやカッターナイフを使って、丁寧に剥がしましょう。

4.新しい襖紙をカットする

新しい襖紙を、襖枠に合わせてカットします。襖紙は、襖枠よりも少し大きめにカットすると、貼り付けやすくなります。

定規と鉛筆を使って、正確にカットしていきましょう。

5.糊を塗る

新しい襖紙に、糊を塗ります。糊は、襖紙の端から中心に向かって、均一に塗ります。

糊が厚すぎると、乾燥する際にシワやたるみができてしまうため、薄く塗るように注意してください。

6.襖紙を貼り付ける

糊を塗った襖紙を、襖枠に貼り付けます。

襖紙の中央から端に向かって、丁寧に貼り付けていきます。貼り付ける際に空気が入らないように注意してください。

7.空気を抜く

襖紙を貼り付けたら、ヘラを使って空気を抜きます。ヘラを襖紙の中央から端に向かって、ゆっくりと滑らせていきます。

空気が入っている場合は、ヘラで押し出すようにして空気を抜きます。

8.余分な襖紙を切る

襖紙を貼り付けたら、余分な襖紙を切ります。カッターナイフを使い、襖枠に合わせて正確に切ります。

9.乾燥させる

襖紙を貼り付けたら、乾燥させます。乾燥させる時間は、糊の種類や気温によって異なります。

糊の説明書をよく読んで、乾燥時間を守ってください。乾燥させる際、直射日光に当たらないよう保管場所に注意してください。

10.襖を取り付ける

襖紙が完全に乾燥したら、襖を取り付けます。

襖を取り付ける前に、蝶番のネジが緩んでいないか確認してください。ネジが緩んでいる場合は、締め直してください。

本襖の張り替えを成功させるための注意点

本襖の張り替えを成功させるための注意点を紹介します。

寸法を確認する

新しい襖紙をカットする前に、必ず襖枠の寸法を正確に測ってください。

寸法が間違っていると、襖紙が大きすぎたり小さすぎたりして、綺麗に張り替えられません。

また、襖紙をカットする際には、定規と鉛筆を使って正確にカットするようにしましょう。

下地の状態を確認する

古い襖紙を剥がした後に、襖枠の下地の状態を確認しましょう。下地が傷んでいると、新しい襖紙が剥がれてしまう可能性があるため、修理が必要です。

また、下地が汚れている場合は、綺麗に掃除してから新しい襖紙を貼り付けましょう。

まとめ

本襖の張り替えは、DIYでできる作業です。部屋の雰囲気を一新したいときや、汚れが気になるときは、襖紙を張り替えればきれいな状態を取り戻せます。

本記事を参考に、安全に、そして綺麗に本襖を張り替えてみてください。

DIYドア通販本店では、和室にも洋室にもあう本襖を販売しています。伝統的な和柄や木目調のデザインなどがあり、希望の雰囲気に合わせて選べます。本襖の張り替えを検討している方は、ぜひお問い合わせください。

※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。