「和室をもっとおしゃれにしたい」「でも、古臭い印象にはしたくない…」。そんな風に思っていませんか？和の空間に洗練された美しさをもたらす源氏襖なら、その願いを叶えられるかもしれません。

間仕切りとしての役割を超え、住まいのアクセントとしても存在感を放つ源氏襖は、空間に豊かな表情を与えてくれるでしょう。

この記事では、源氏襖の豊富なデザイン例や、現代の住まいに合わせた選び方のヒントをご紹介します。

DIYドア通販本店では、伝統的な源氏襖を販売しています。伝統的な和柄の襖紙を使った「景勝シリーズ」と、木目調でモダンな印象を与える「凛・しんせん」があります。引き手や枠の色を選べるため、自分の好みに合った源氏襖が購入できます。

源氏襖とは？

源氏襖（げんじふすま）とは、襖の一部に明かり取りのための障子（しょうじ）を組み込んだ襖のことです。別名、中抜き襖（なかぬきふすま）とも呼ばれます。

閉め切った状態でも隣室からの光を取り込めるため、奥まった部屋や廊下などを明るくする効果があります。また、障子を通して柔らかな光が差し込むことで、空間に独特の趣と開放感をもたらします。

古くから日本の住宅建築に取り入れられてきた伝統的な建具であり、その優雅な佇まいは現代の住空間にも調和するでしょう。

源氏襖のさまざまなデザイン

源氏襖にはさまざまなデザインがあり、用途や好みに応じて選べます。ここでは代表的なデザインをいくつか紹介します。

中抜きのデザイン

中抜きとは、襖の中央部分をくり抜き、そこに障子をはめ込む技法です。中抜きのデザインは、障子の配置によってさらに細かく分類できます。

出典：東京内装材料協同組合「襖の外観」

上記のように中抜きだけでもさまざまなデザインがあり、2枚で1つになるものもあります。

襖紙のデザイン

襖紙は、襖の表面に貼る紙で、様々な色や柄があります。例えば、伝統的な和柄デザインや洋室にも合う和モダンな柄などもあります。

源氏襖では、障子との調和を考慮した襖紙を選ぶことが重要です。

源氏襖のデザイン例

源氏襖には、伝統的な和のデザインから現代的な和モダンデザインまで、さまざまな種類があります。以下に代表的な例を挙げます。

伝統的な和のデザイン例

日本の伝統美を感じさせる和のデザインは、源氏襖の格式を高め、落ち着いた空間を演出します。

唐草模様

唐草模様（からくさもよう）は、蔓草（つるくさ）が絡み合って曲線を描く文様です。生命力や繁栄の象徴とされ、古くから様々な工芸品や建築物に使用されてきました。

源氏襖に取り入れることで、優雅で華やかな印象を与えます。唐草模様には様々な種類があり、シンプルなものから複雑なものまで、空間に合わせて選べます。

山水画

山水画（さんすいが）は、中国の水墨画を起源とする、山や川などの自然風景を描いた絵画です。日本の襖絵としても古くから親しまれてきました。

源氏襖に山水画を取り入れることで、奥行きのある風景が広がり、自然の中にいるような安らぎをもたらします。水墨の濃淡で表現された風景は、静かで落ち着いた空間を演出します。

花鳥風月

花鳥風月（かちょうふうげつ）は、美しい自然の景物を意味する言葉で、花、鳥、風、月を題材とした絵画や文様を指します。

四季折々の自然の美しさを表現した花鳥風月は、源氏襖に彩りを与え、豊かな表情を生み出します。例えば、春は桜や鶯、夏は菖蒲や燕、秋は紅葉や雁、冬は雪景色に椿といった組み合わせが考えられます。

DIYドア通販本店では、伝統的な源氏襖を販売しています。伝統的な和柄の襖紙を使った「景勝シリーズ」では、山や花といった複数のデザインから好きな柄を選べます。

和モダンなデザイン例

現代の住空間に調和する和モダンなデザインは、伝統的な要素を取り入れつつも、シンプルで洗練された印象を与えます。

木目調

木目調（もくめちょう）の襖紙は、木の自然な風合いを表現したデザインです。源氏襖に取り入れることで、温かみのある空間を演出します。

木目の種類や色合いによって、様々な表情を作り出すことができ、フローリングなどの他の内装材との調和も考慮して選ぶことが重要です。明るい木目調は開放感を、濃い木目調は落ち着いた雰囲気をもたらします。

DIYドア通販本店では、伝統的な源氏襖を販売しています。木目調でモダンな印象を与える「凛・しんせん」があり、10種類の襖紙デザインから選べます。部屋の雰囲気に合わせて引き手や枠も選べるため、自分好みの源氏襖が購入できるでしょう。

無地

無地（むじ）の襖紙は、色や柄がなく、単色の襖紙です。非常にシンプルでありながら、素材感や色合いによって様々な表情を見せます。

源氏襖に無地の襖紙を使用することで、障子の組子や周囲の建具が際立ち、洗練された空間を演出します。白やベージュなどの淡い色は明るく開放的な空間に、グレーや紺などの濃い色は落ち着いたモダンな空間に適しています。

源氏襖のデザインを選ぶポイント

源氏襖のデザインを選ぶ際に考慮すべき重要なポイントを解説いたします。

部屋の雰囲気に合わせる

源氏襖を選ぶうえで最も重要なのは、部屋全体の雰囲気に合わせることです。和室であれば、伝統的な和柄や落ち着いた色調の襖紙を選ぶことで、調和の取れた空間を演出できます。

一方、洋室や和モダンな空間であれば、木目調や無地など、シンプルなデザインを選ぶことで、洗練された印象を与えられます。

季節や用途に合わせる

源氏襖のデザインは、季節や用途に合わせて選ぶこともできます。例えば、春には桜や菜の花など、季節の花をモチーフにした襖紙を選ぶことで、部屋に季節感を取り入れられます。

また、客間であれば、格式の高い柄を選ぶことで、来客をもてなすのにふさわしい空間を演出できます。

価格を確認する

源氏襖は、使用する素材やデザインによって価格が大きく異なります。予算に合わせて最適なものを選ぶようにしましょう。

特に、組子の細かさや襖紙の素材、絵柄の複雑さなどが価格に影響します。複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。

まとめ

源氏襖は、部屋の印象を大きく左右する重要な要素です。部屋の雰囲気や季節、用途、そして予算を考慮して、最適なデザインを選ぶことが大切です。

この記事で紹介したポイントを参考に、後悔のない源氏襖選びをしてください。美しい源氏襖は、住空間に豊かな彩りと快適さをもたらしてくれるでしょう。

DIYドア通販本店では、伝統的な源氏襖を販売しています。源氏襖の購入を検討している方は、ぜひご覧ください。

※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。