【初心者向け】源氏襖の張り替え方!失敗しないためのポイントと手順

※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。

【初心者向け】源氏襖の張り替え方!失敗しないためのポイントと手順

長年使っている源氏襖、汚れや傷が目立ってきたり、部屋の雰囲気を変えたくなったりすることはありませんか?

業者に頼むと費用がかかるし、自分でやるのは難しそう…と思っている方もいるかもしれません。でも、適切な手順とポイントさえ押さえれば、初心者でも源氏襖の張り替えに挑戦できます。

この記事では、張り替えのタイミングから、DIYで張り替えるメリット・デメリット、具体的な手順、費用まで、源氏襖の張り替えに関する情報を徹底解説します。

DIYドア通販本店では、伝統的な源氏襖を販売しています。伝統的な和柄の襖紙を使った「景勝シリーズ」と、木目調でモダンな印象を与える「凛・しんせん」があります。

届いた源氏襖を古いものと入れ替えるだけで、部屋の雰囲気を変えられるため、ぜひご覧ください。

源氏襖を張り替えるタイミング

源氏襖を張り替えるべき具体的なタイミングを3つの観点からご紹介いたします。

襖紙の汚れが目立つ

長年使用していると、襖紙にはどうしても汚れが付着してしまいます。例えば、手垢、シミ、日焼けといった汚れが目立ってきたら、張り替えを検討するタイミングと言えるでしょう。

また、ペットの引っ掻き傷や子供の落書きなども、張り替えを検討する要因となります。

襖紙の汚れは、見た目を損ねるだけでなく、衛生面でも好ましくありません。汚れが目立つようになったら、早めに張り替えることをおすすめします。

枠が破損している

襖紙だけでなく、襖の枠も破損することがあります。枠の破損は、襖の開閉に支障をきたすだけでなく、見た目も悪くなってしまいます。

枠の破損は、放置しておくと状態が悪化する可能性があるため、早めに修理するか、襖全体の交換を検討することをおすすめします。

雰囲気を変えたい

汚れや破損がなくても、部屋の雰囲気を変えたいという理由で襖を張り替えるのも良いタイミングです。襖紙のデザインを変えることで、部屋の印象を大きく変えられます。

 特に理由がなくても、気分転換に襖紙を変えることで、新鮮な気持ちで過ごせるでしょう。

襖紙には様々な種類があり、伝統的な和柄からモダンなデザインまで、豊富なバリエーションがあります。部屋の雰囲気に合わせて、お好みのデザインを選んでみましょう。

源氏襖を自分で張り替えるメリット

源氏襖の張り替えを業者に依頼するだけでなく、自分で行うという選択肢もあります。DIYで張り替えることには、いくつかのメリットがあります。

コストを抑えられる

自分で源氏襖を張り替える最大のメリットは、業者に依頼するよりもコストを大幅に抑えられることです。

業者に依頼する場合、襖紙代に加えて、職人の人件費や出張費などがかかります。一方、自分で張り替える場合は、襖紙代と必要な道具代のみで済みます。

自分好みのデザインにできる

自分で張り替えることで、襖紙のデザインを自由に選べるというメリットもあります。

業者に依頼する場合でも、ある程度デザインを選べますが、自分で探すことでより個性的なデザインや、自分の好みにぴったり合ったデザインを見つけられるでしょう。

源氏襖を自分で張り替えるデメリット

自分で張り替えることにはメリットがある一方で、デメリットも存在します。事前にデメリットを理解しておくことで、後悔のない選択ができるでしょう。

時間と手間がかかる

自分で張り替える場合、業者に依頼するよりも時間と手間がかかります。

襖の取り外し、古い襖紙の剥がし、新しい襖紙の貼り付け、枠の清掃など、一連の作業を全て自分で行う必要があります。特に、初めての場合は、思った以上に時間がかかることもあります。

失敗する可能性がある

襖の張り替え作業は、ある程度の技術と経験が必要です。初めての場合は、襖紙がシワになったり、空気が入ったり、柄がずれたりするなどの失敗をする可能性があります。

特に、源氏襖は障子の部分があるため、通常の襖よりも張り替えの難易度が高いと言えるでしょう。

源氏襖をDIYで張り替えるための準備

源氏襖をDIYで張り替えるための具体的な手順を5つのステップに分けて解説いたします。

1.必要な道具を揃える

まず、作業に必要な道具を揃えましょう。不足しているものがあると作業が中断してしまうため、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。

  • 襖紙
  • ハケ
  • カッター
  • 定規
  • ヘラ
  • マスキングテープ
  • 雑巾

2.古い襖紙を剥がす

古い襖紙を丁寧に剥がします。この作業を丁寧に行うことで、新しい襖紙を綺麗に貼ることができます。

無理に剥がすと、下地を傷つけてしまうことがあるため、注意が必要です。また、古い襖紙を剥がした後、下地に残った糊などを綺麗に拭き取りましょう。

3.のりを塗る

襖紙の裏面に、刷毛を使って均一に糊を塗ります。塗り残しがないように、しっかりと塗りましょう。糊の種類によっては、塗布後に一定時間乾燥させる必要がある場合があります。説明書をよく読んで、適切な乾燥時間を守りましょう。

障子部分に糊が付着しないように、マスキングテープなどで保護しておきましょう。

4.襖紙を貼る

襖紙を丁寧に貼り付けます。シワや空気が入らないように、注意して作業しましょう。

襖紙の中心から外側に向かって、地ベラなどを使って丁寧に貼り付けていきます。空気が入らないように、しっかりと押さえながら貼りましょう。襖紙を貼り終えたら、余分な部分をカッターナイフと定規を使って綺麗にカットします。

5.乾燥させる

襖紙を貼り終えたら、風通しの良い場所で、襖を立てかけてしっかりと乾燥させます。乾燥が不十分だと、シワや剥がれの原因となります。

襖紙が完全に乾燥したら、外しておいた枠と引手を取り付けて完成です。

源氏襖の張り替えにかかる費用

源氏襖の張り替え費用は、一般的に1枚あたり2万円〜3万5千円程度です。

ただし、使用する襖紙の種類や襖の状態、業者によって価格は大きく異なるため、事前に複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。

自分で張り替える場合は、襖紙や必要な道具の費用だけですみます。ただし、初めてDIYで張り替える場合は、失敗して襖紙を無駄にしてしまう可能性も考慮しておきましょう。

まとめ

この記事では、源氏襖の張り替えについて、タイミング、DIYのメリット・デメリット、手順、費用を解説しました。

汚れや破損、模様替えなど、張り替えの理由はさまざまです。DIYなら費用を抑え、好みのデザインを選べますが、時間や手間、失敗のリスクも考慮が必要です。

手順をしっかり守れば、初心者でも比較的きれいに仕上げられます。この記事を参考に、最適な方法で源氏襖を美しく保ちましょう。

DIYドア通販本店では、伝統的な源氏襖を販売しています。源氏襖の購入を検討している方は、ぜひご覧ください。

※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。