ふすまの修理方法を症状別に紹介!DIYする際の注意点も解説します!

※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。

ふすまの修理方法を症状別に紹介!DIYする際の注意点も解説します!

ふすまは空間のしきりや和室作りに欠かせないアイテムです。ふすまには和紙が使用されているため劣化しやすく、子供やペットがいる家庭だと破れてしまうケースも多々あります。

このような時にすぐに修理に出せる方法を知っておくと便利です。そこで、本記事ではふすま修理にかかる費用の目安やDIYで修理するのは難しい状態について詳しく紹介します。

ふすま修理はDIYでもできる?

ふすまの修理は、軽い破れや小さな穴であればDIYでの修理が可能です。DIYでふすまを修理する際は「のり」と「厚紙」の2つで簡単に修理できます。

より丁寧に修理したい人は「糸」や「ハサミ」を用意しても良いでしょう。DIYでふすまを修理する際の流れは次の通りです。

  1. 穴があいた箇所や破れた箇所の裏側に厚紙をあてる
  2. 穴や破れた箇所よりも大きめに厚紙を切る
  3. 切った厚紙を差し込む
  4. のりを塗って貼り付ける
  5. 厚紙が剥がれないように軽く抑えながら乾かす

ただし、空いた穴が大きい場合やふすまの損傷がひどい時は修理の難易度が高くなります。場合によってはふすま修理専用グッズを使用したり、プロに修理を依頼したりといった対応が必要です。

ふすま修理にかかる費用の目安

ふすま修理にかかる費用の目安

ふすま修理にかかる費用の目安はDIYで「約3,000円〜20,000円」、プロに依頼した場合は「約30,000〜60,000円」です。

ただし、ふすま修理といっても「ふすま紙の張り替え」や「ふすまの骨組みの修理」など、症状によっても費用が異なります。

また、地域ごとでも費用に差が出る点にも注意が必要です。和風の部屋が多く、修理の需要が高い地域では費用は下がる傾向にあります。さらに、ふすま紙の種類には「紙」と「織物」があり、それぞれ費用が異なります。

「自分で修理する自信がない」や「高級なふすま紙を貼りたいから失敗は避けたい」といった場合にはDIYではなく、プロへの修理依頼も検討してみてください。

【症状別】ふすま修理の方法

【症状別】ふすま修理の方法

ふすま修理の方法を次の4つの症状に分けて紹介します。

  • ふすまの破れ
  • ふすまの骨組み
  • ふすまの取っ手
  • ふすまの滑り

ふすまを修理しても正しい方法でないと壊れやすくなったり、交換が必要になったりする可能性もあります。ここでは、それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.ふすまの破れ

ふすまが破れた場合は、厚紙やのり、霧吹きを使用して修理します。

修理工程は以下の通りです。

  1. 既存のふすま紙の破れた箇所を霧吹きで湿らせる
  2. 破れた箇所よりも大きく厚紙を切る
  3. 厚紙を綺麗に破れた箇所に差し込む
  4. のりを塗りシワにならないように貼る
  5. 乾燥するまで優しく抑える→乾燥したら完了

丁寧に貼るとシワがつきにくく、修理跡が目立ちにくいです。

2.ふすまの骨組み

ふすまの骨組みは、損傷がひどくなければ自分でも修理可能です。ふすまの骨組みを修理する際は「金槌」「木工用ボンド」「固定具」「張り替え道具」を使用します。修理の流れは次のとおりです。

  1. ふすまの外枠・ふすま紙・引き手を外す
  2. 割れている、折れている箇所に木工用ボンドをつけて固定具でとめる
  3. 木工用ボンドが乾いたら、ふすま紙の貼り外枠と引き手を取り付けて完了

割れや折れがある場合に固定具を準備すると便利です。

3.ふすまの取っ手

ふすまの取っ手は、マイナスドライバーを使って修理します。取っ手が壊れている場合は「新しい取っ手」と「木工用ボンド」を用意する必要があります。

また、取手が釘で取り付けられている場合は「金槌やバールなどの工具」を用意しましょう。修理の流れは次のとおりです。

  1. ふすまの取っ手とふすま紙の隙間にマイナスドライバーを差し込む
  2. ボンドで取り付けられている場合はそのまま取っ手を外す。釘で取り付けられている場合はバールで釘を外した後、取っ手を外す
  3. 新しい取っ手を釘か木工用ボンドで取り付ける

必要となる道具は取っ手の取り付けられ方によって異なります。事前に確認して、最適な修理を決定しましょう。

4.ふすまの滑り

ふすまの滑りを改善するには、ふすま下にあるレールの修理が必要です。ふすま下のレールは、開閉時に摩擦が生じ、経年するごとに滑りが悪くなります。

滑りを良くするには「敷居滑りテープ」と「ベビーパウダー」を用意しましょう。ふすま下のレールに敷居滑りテープを貼ると滑りは改善されます。

しかし、レールの形状によっては敷居滑りテープを貼れない場合があるので、その時はベビーパウダーを使用してみてください。また、ろうを定期的に塗ると開閉時の摩擦を抑えられます。

DIYでの修理が難しいふすまの状態

 DIYでの修理が難しいふすまの状態

小さい穴や適度な破れであればふすまはDIYで修理できます。しかし、次のような状態である場合は注意が必要です。

  • 襖縁自体の変形
  • 敷居や鴨居の変形

DIYによる修理の可否を判断できるように、それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.襖縁自体の変形

襖縁自体が変形している場合は、DIYでの修理は難しい可能性があります。襖縁とはふすまの上下左右の外枠を意味します。

襖縁自体が変形しているとふすまを取り外しが難しくなり、張り替えもできなくなります。襖縁の変形が見られた場合は、プロへの依頼を検討しましょう。

2.敷居や鴨居の変形

敷居と鴨居はふすまをはめ込むために使用し、ふすまを部屋に設置するために欠かせないアイテムです。敷居と鴨居は長年の湿気や日光により変形することがあります。

変形すると襖縁と同様にDIYでの修理は難しくなります。DIYで無理に修理しようとせず、プロに一度相談してみましょう。

DIYでの修理がふすまを修理する際の注意点

DIYでの修理がふすまを修理する際の注意点

DIYでふすまを修理する場合は、事前の見積もりが欠かせません。修理は初心者でも行えますが、綺麗に仕上げるにはコツが必要です。

そのため、プロと比べて出来栄えに見劣りが生じる可能性があります。再度の修理が必要となり、返って高くなるケースも少なくありません。

よって、DIYで修理する場合もまずは一度プロに見積もりをしてもらい、その費用感を比較することをおすすめします。

ふすまの修理なら工事不要の「ふすまリフォームドア」がおすすめ

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ここまで、ふすま修理にかかる費用の目安やDIYで修理するのは難しい状態について詳しく紹介しました。

ふすまの症状によってはDIYで修理が可能です。ただし、襖縁や敷居、鴨居が変形しているとDIYでの修理は難しく、プロへの依頼が必要となるでしょう。

ちなみに、今お使いのふすまや敷居が工事にそのまま使える「ふすまリフォームドア」をご存知でしょうか。「ふすまリフォームドア」はコストも抑えて簡単に交換が可能です。

mm単位でのオーダーメイドもでき、歪んだ敷居や鴨居にも対応できます。ふすまの修理を考えている場合は、ぜひ「ふすまリフォームドア」をご検討ください。

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