襖のサイズを測る際の3つの手順を解説!名称や厚みなども紹介します

襖のサイズを測る際の3つの手順を解説!名称や厚みなども紹介します

部屋の仕切りや押入れなど用途によって使用する襖は異なるため、張り替えや交換の際に困る方も少なくありません。さらに、襖のサイズの測り方については、知らない場合はほとんどでしょう。

そこで、本記事では襖のサイズと各名称や襖の種類ごとの厚み、襖のサイズを測る手順を紹介します。

襖のサイズと各名称

襖のサイズと各名称

主な襖のサイズと名称として次の4つが挙げられます。

  • 一般的なサイズ
  • 半襖と中間のサイズ
  • 天袋と地袋のサイズ
  • 丈長と幅広のサイズ

襖は用途によって使用される種類が異なるので、サイズと各名称を覚えることで、張り替えや交換する際に役立ちます。ここでは、それぞれの詳しい内容について解説します。

一般的なサイズ

襖の一般的なサイズは「幅90cm前後」「高さ180cm弱」です。普段見かける襖の多くはこのサイズであるといえます。また、襖は高さによって名称が異なります。

  • 「五七(ごしち)」:五尺七寸(約171cm)
  • 「五八(ごはち)」:五尺八寸(約174cm)

部屋の仕切りには襖2枚を使用することが多いです。ただし、部屋の構造的に4枚使用される場合もあります。

半襖と中間のサイズ

一般的なサイズよりさらに高さが低くなると半襖と中間という名称に変わります。

  • 高さ60cm〜90cm :半襖
  • 高さ90cm〜150cm :中間

天袋と地袋のサイズ

天袋と地袋は、押入れ上部や床付近などで使用されることが多い襖です。

  • 天袋・地袋 :約40〜60cm

部屋の仕切りに使われる一般的なサイズよりも、100cm以上サイズが小さいのが特徴です。天袋は天井などの上部に使用され、地袋は床付近などの下部に使用されると覚えておきましょう。

丈長と幅広のサイズ

丈長と幅広のサイズは、和室と洋室どちらにも使用されます。

  • 高さ五尺八寸以上の「五八」を超える襖 :丈長
  • 90cm以上の襖:幅広

丈長と幅広は狭い和室はもちろん、近代的な広い部屋にも使用できます。また、洋室や和モダンなど和洋折衷の部屋にも合うでしょう。

襖の種類ごとの厚み

襖の種類ごとの厚み

襖の厚みは種類によって大きく異なります。襖交換の参考になるよう、ここではそれぞれの特徴について詳しく紹介します。

襖の厚み

本襖の厚みは「約2cm」です。本襖は通気性もよく耐久性もあるため、和室の押入れに多く使用されます。

また、本襖は襖紙を複数枚を重ねて貼る構造なので、襖紙を張り替えることで修復できます。襖紙が破れても、簡単に修復できるが特徴です。

戸襖の厚み

戸襖の厚みは「約2.7cm〜3.5cm」で、本襖よりも重量があります。合板が骨組みに取り付けられているため耐久性が高いのが特徴です。

また、和室と洋室どちらにも対応できるのが魅力で「和室側には襖」「洋室側には戸」といったように使わるケースが多いでしょう。デザイン性の高い部屋にしたい人にもおすすめの種類です。

段ボール襖の厚み

段ボール襖の厚みは「約2cm」です。段ボール襖は芯材が段ボールでできており料金も安く、木材の襖よりも軽くて簡単に扱えます。

ただし、耐久性は木材の襖よりも低く、少しぶつかっだけで壊れる可能性もあります。さらに、張り替えが難しく、壊れた場合は交換が必要です。

発泡スチロール襖の厚み

発泡スチロール襖の厚みは「約2cm」です。芯材が発泡スチロールでできており、軽いのが発泡スチロール襖の特徴です。

ただし、耐久性が低い点には注意が必要です。また、外枠から外すのは難しく、壊れた場合は段ボール襖と同様に交換を要します。

襖のサイズを測る際の3つの手順

襖のサイズを測る際の3つの手順

襖のサイズを測る際は次の3つの手順で行います。

  • 襖本体のサイズを測る
  • 枠のサイズを測る
  • 溝幅と深さを測る

ここでは、手順ごとの詳しい内容についてみていきましょう。

1.襖本体のサイズを測る

まず、襖本体のサイズを把握するために「幅」と「高さ」を測ります。襖の最上部から最下部まで測るためにも、敷居や鴨居を外すと効率的です。

また、経年劣化によって襖が歪んでいることも考えられるため、1箇所だけではなく2〜3箇所は測るようにしましょう。正確なサイズを測れていないと、上手く取り付けられないケースもあります。もし、襖に戸車がついている場合は、戸車の下から高さを測るようにしてください。

さらに、襖のサイズを測る際は安く販売されている一般的なメジャーでも問題はありません。ただし、より正確に計測するには、金属製のメジャーをおすすめします。

2.枠のサイズを測る

続いて、枠のサイズを測りましょう。襖を取り付ける枠の内側を測ります。また、襖本体と同じように枠のサイズを測る際も2〜3箇所を測るのがおすすめです。

3.溝幅と深さを測る

襖本体と枠のサイズの計測が終わったら、溝幅と深さを測ります。

溝は上の幅が「約1〜2cm」、下の溝が「約1〜3cm」であるケースが多いです。また、溝の幅は「2.1cm」、溝と溝の幅は「0.9cm」「1.2cm」「1/5cm」で作られています。

ただし、溝幅は経年劣化によってすり減っていることが多い箇所です。可能な限り溝の底部分を測ると、正確なサイズがわかります。

襖の交換ならDIYドア通販本店がおすすめ

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襖は種類によってサイズも厚みも異なり、その測り方を知ることで襖交換の失敗を防げます。ちなみに、襖の交換なら弊社「DIYドア通販本店」が提供する「木製引き戸」や「クロス戸襖」などがおすすめです。

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