無地のふすまを選び際のポイントを紹介!張替えの手順や注意点も解説します

無地のふすまを選び際のポイントを紹介!張替えの手順や注意点も解説します

ふすまのデザインや素材によって、部屋の雰囲気は大きく変わります。

また、綺麗に保つことで清潔感のある部屋を維持できるでしょう。しかし、ふすまは汚れやすく破れやすいため、定期的な張り替えが必要です。

そこで、本記事では無地のふすまを選ぶ際のポイントや無地のふすまに張り替える手順、注意点を紹介します。

そもそも無地とは?

そもそも無地とは?

無地とは「物体に絵柄や柄が描かれていないこと」を指します。

無地と聞いて白紙をイメージする人も多いかもしれません。しかし、色がついているものも無地に分類されます。

赤や青などの色がついていることはありますが、基本的に何も模様はついていません。色がついていてもい、デザインや柄がないものは無地と認識しましょう。

無地のふすまを選ぶ際のポイント

無地のふすまを選ぶ際のポイント

無地のふすまを選ぶ際のポイントは、以下の通りです。

  • 機能性も確認する
  • 作りたい部屋のイメージに合わせる
  • 張り替えやすい種類を選ぶ

無地のふすまはデザインや柄がないので、どのようなポイントを意識すれば良いのかわからない人もいるでしょう。ここでは、選ぶ際のポイントをそれぞれ詳しく紹介します。

機能性も確認する

無地のふすまを選ぶ際は、機能性を確認しましょう。

ふすまは部屋を仕切る以外にも、調温や保湿といった機能が備わります。また、湿気が篭りやすい部屋に保湿機能が備わったふすまを設置すると、カビの発生も防げます。

部屋の環境を整えて、快適に過ごせるように無地のふすまを選ぶ際は機能性にも目を向けてみてください。

作りたい部屋のイメージに合わせる

和風や和モダンなど、作りたい部屋のイメージに合わせて無地のふすまを選びましょう。

ふすまは部屋の仕切りや環境を整える機能に加えて、インテリアの一部です。部屋のイメージに合わせて、選ぶカラーや素材感などは変わります。

部屋のイメージにあったふすまを選べるように、事前に作りたい部屋のイメージを明確にしてみてください。

張り替えやすい種類を選ぶ

ふすまを自分でも張り替えられるように、張り替えやすい種類を選ぶのがおすすめです。

特に、シールや接着剤で張り替えられる種類を選ぶと初心者でも簡単に張り替えられます。高級なふすまを選ぶと、張り替えの難易度が高くなるので注意が必要です。

無地のふすまに張替える手順

無地のふすまに張替える手順

無地のふすまに張り替える手順は以下の通りです。

  • 引き手を取り外す
  • 枠を取り外す
  • 糊を準備する
  • 襖紙を貼り付ける

ふすまの張り替えにあたり、手順を理解しておく必要があります。手順を間違えすと、ふすまの張り替えが失敗する可能性が高まります。

ふすまの張り替えを成功させられるように、手順についてそれぞれ詳しくみていきましょう。

引き手を取り外す

まず、ふすまの引き手を取り外します。ふすまの引き手は、ペンチとバールを使うと簡単に取り外すことが可能です。

引き手の取り外し方は以下の通りです。

  1. バールを引き手とふすまの間に差し込みます
  2. バールで引き手を浮かせます
  3. ペンチを使い釘を抜きます
  4. 最後に引き手を取り外します

引き手が釘で取り付けられていない場合は、バールで浮かせるだけで取り外せます。

また、接着剤で取り付けられている場合は、取り外す段階で引き手が壊れる可能性が高いです。壊れた場合に備えて、新しい引き手を用意しておきましょう。

枠を取り外す

引き手を取り外したら、次は枠を取り外しましょう。

枠を取り外す際は、バールとハンマーを使用します。枠の取り外し方は以下の通りです。

  1. 枠とふすまの間にバールを差し込みます
  2. ハンマーで枠を叩いて、枠とふすまの間を広げます
  3. 枠を持って襖から取り外します。

ただし、ハンマーで枠を叩くと壊れる可能性があるため、ベニヤ板などを挟んで養生してください。

糊を準備する

枠を取り外したら、糊を準備しましょう。

糊は薄い糊と濃い糊の2種類が必要です。薄い糊は襖紙の全体、濃い糊は襖紙の縁などに使用します。

糊をつける場所を間違えると襖紙が破れる可能性があるので注意しましょう。

襖紙を張り付ける

最後に襖紙を張り付けましょう。

  1. 襖紙の巻きぐせをなおします
  2. ふすまのサイズに合わせて襖紙を切り取ります
  3. 襖紙の端に濃い糊、全体に薄い糊を塗布します
  4. 空気が入らないように、襖紙を張ります
  5. 余った襖紙を切り取ります
  6. 引き手を取り付けたら終了です

上記で襖紙の張り付け、引き手の取り付けが完了です。正しい張り替え手順を覚えて、ふすまの張り替えを成功させましょう。

無地のふすまに張替える際の注意点

無地のふすまに張替える際の注意点

無地のふすまに張り替える際は次の点に注意しましょう。

  • 糊で襖紙を貼るのは難しい
  • 業者への依頼も検討
  • 引き戸に交換する

これらの注意点を抑えることで、無地のふすまの張り替えをスムーズに進められます。ここでは、注意点ごとの詳しい内容を解説します。

糊で襖紙を張るのは難しい

糊で襖紙を張る場合、初心者では失敗する可能性が高いです。

糊で襖紙を張るには刷毛やトレイなどの道具が必要になります。紙を張るにもコツが必要なので、DIY初心者はシールやアイロンタイプを張るのがおすすめです。

業者への依頼も検討

自分でふすまを張るのが難しいと感じる場合は、業者に依頼しましょう。

ふすまの張り替えは手間がかかる上に、コツも必要です。DIY初心者がふすまの張り替えをすると、イメージ通りに張れないこともあります。

しかし、業者であればふすまの張り替えに加えて交換の依頼も可能です。ふすまの状態に合わせて対応してもらいたい場合は業者への依頼をおすすめします。

引き戸の交換する

「洋室にしたい」や「部屋の雰囲気を変えたい」といった場合は、ふすまから引き戸への交換も検討しましょう。ふすまから引き戸に交換すると、部屋に入りやすくなる上に部屋の雰囲気もガラッと変えられます。

なお、弊社「DIYドア通販本店」が販売している引き戸は、現在使用している敷居や鴨居などをそのまま使えます。「木製引き戸 フラットドア」や「木製引き戸 大窓」など、バリエーションも豊富です。部屋の雰囲気に合う引き戸のカラーやデザインを選べます。

まとめ

まとめ

無地のふすまを選ぶ際は、作りたい部屋のイメージを明確にしたうえで「素材」や「機能性」にも注目しましょう。

調温機能や保湿機能がついたふすまを選べると、より快適な環境で生活できます。また、正しい手順や注意点を理解することで失敗するリスクも減らせます。

さらに、部屋の雰囲気を大きく変えたい場合は引き戸への交換もおすすめです。理想の部屋に近づけられるように、ふすまだけではなく引き戸への交換もぜひ検討してみてください。