木製建具の引き違い戸に鍵を後付け際の選び方|種類や取り付け方法を解説
※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。
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木製の引き違い戸はデザイン性に優れ、使い勝手も良い一方で、防犯性やプライバシー保護の面で不安を感じることもあります。そこで、後付けできる鍵を取り付けることで、安全性を向上させることが可能です。
本記事では、鍵の種類や選び方、取り付け方法について詳しく解説します。安全で快適な空間作りの参考にしてください。
DIYドア通販本店では、木製引き戸を販売しています。カラーバリエーションが豊富で、取っ手のカラーも選べます。鍵を後付けする際に木製引き戸の交換も検討してみてはいかがでしょうか。
木製引き違い戸に鍵を取り付けるメリット
木製引き違い戸に鍵を取り付けるメリットについて詳しく解説します。
防犯性能の向上
木製引き違い戸は、一般的なドアと比べて鍵の取り付けが簡単でないため、施錠せずに使用している家庭もあります。しかし、無施錠の状態では、不審者による侵入リスクが高まります。
鍵を取り付けることで、外部からの不正開錠を防ぎ、侵入を抑制することができます。特に、ディンプルキータイプの鍵や補助錠を併用すると、ピッキングやこじ開けに対する防犯性能が向上し、より安心して暮らせるようになります。
プライバシー保護
木製引き違い戸は、室内の間仕切りとして使用されることも多いため、プライバシーを守る目的で鍵を取り付けるのも有効です。
例えば、書斎や寝室など、家族といえどもプライベートな空間をしっかり確保したい場合に、鍵を設置することで不要な出入りを防ぐことができます。また、来客時や宿泊客がいる際にも、プライベートスペースを確保しやすくなります。
子どもの安全対策やペットの脱走防止にも効果的
木製引き違い戸に鍵を取り付けることは、子どもの安全対策やペットの脱走防止にも役立ちます。
例えば、小さな子どもが危険な場所(階段付近、キッチンなど)に入らないようにするために、簡易鍵やスライドロックを設置することで事故を防げます。
また、室内飼いの猫や犬が、外に出ないようにするために鍵をつけるのも有効です。特に軽い力で開いてしまう引き違い戸の場合、補助錠をつけることでペットの不意の脱走を防ぐことができます。
木製引き違い戸に適した鍵の種類と特徴
木製引き違い戸に鍵を取り付ける場合、適切な種類を選ぶことが重要です。ここでは、代表的な鍵の種類とその特徴を紹介します。
引き違い戸用錠(召し合わせ錠)
召し合わせ錠とは、引き違い戸の中央部分に取り付ける専用の鍵です。2枚の戸が重なる部分に設置し、施錠すると扉同士がしっかり固定されます。
特徴
- 扉を閉じた状態でしっかり施錠できる
- 比較的簡単に取り付け可能
- 和室や店舗の引き違い戸によく使われる
ただし、外部からの力で強引に開けられることがあるため、補助錠と併用することで防犯性を高めるのが理想的です。
補助錠(簡易鍵・スライドロックなど)
補助錠は、既存の引き違い戸に簡単に取り付けられる鍵で、ドライバー1本で設置できるものが多いです。
主な種類と特徴
- スライドロックタイプ:戸の端に取り付け、横にスライドさせることで施錠できる。子どもの安全対策やペットの脱走防止にも適している。
- 貼り付け式補助錠:両面テープで簡単に取り付けられるため、賃貸でも使いやすい。
- フック式補助錠:小型のフックをかけるだけで、簡単に施錠できるタイプ。
防犯対策を強化するために、召し合わせ錠と補助錠を併用するのもおすすめです。
ディンプルキータイプの鍵
ディンプルキーは、通常のギザギザした鍵と異なり、鍵穴に複数のくぼみ(ディンプル)がついた構造になっています。
特徴
- ピッキングが非常に難しく、高い防犯性能を持つ
- 強引なこじ開けにも耐えやすい
- 耐久性が高く、長期間使用可能
木製引き違い戸にも対応したディンプルキータイプの鍵が販売されているため、防犯性を強化したい場合におすすめです。
木製引き違い戸に合う鍵選びのポイント
木製引き違い戸に鍵を取り付ける際には、適切な鍵を選ぶことが重要です。防犯性、取り付けのしやすさ、扉の形状・サイズとの適合性を考慮することで、スムーズな設置と安全性の向上が可能になります。
防犯性能(防犯性の高い鍵とは?)
防犯性能の高い鍵を選ぶことで、侵入や不正開錠を防ぐことができます。以下のポイントを押さえて選ぶのがおすすめです。
- ディンプルキータイプ:ピッキングが困難で、防犯性が高い。
- 補助錠の併用:引き違い戸錠とスライドロックを組み合わせると、こじ開けに強くなる。
- 耐久性の高い素材:金属製でしっかりした構造の鍵を選ぶと、壊れにくく長持ちする。
特に、外部に面した引き違い戸にはディンプルキータイプの鍵を推奨します。
取り付けのしやすさ(DIY向きかプロ向きか)
鍵の種類によって、DIYで取り付けられるものと、専門業者に依頼すべきものがあります。
DIY向きの鍵
- スライドロックや簡易補助錠:ドライバー1本で取り付け可能。
- 召し合わせ錠:比較的簡単に設置できるが、正確な位置調整が必要。
プロ向きの鍵
- ディンプルキータイプの本格的な錠前:扉の加工が必要で、取り付けの難易度が高い。
- 電気式ロック:配線工事が必要なため、専門業者に依頼するのが無難。
DIYでの取り付けに自信がない場合は、業者に依頼するのも選択肢の一つです。
引き戸の形状やサイズに合わせる
引き違い戸の形状やサイズに合った鍵を選ばないと、取り付け後に不具合が発生する可能性があります。
- 扉の厚みに対応しているか:鍵の仕様を確認し、適切なサイズを選ぶ。
- 木製戸かアルミ戸か:木製戸用の鍵を選ばないと、固定が不十分になることがある。
- 鍵の取り付け位置を確保できるか:取っ手や枠の位置を考慮し、適切な場所に設置できるか確認。
特に、既存の扉に取り付ける場合は扉の構造に合わせた鍵を選ぶことが重要です。
DIYでの鍵取り付け手順
DIYで鍵を取り付ける場合は、必要な道具を揃え、正しい手順で作業することが大切です。
必要な道具と材料
木製引き違い戸に鍵を取り付ける際に必要な道具は以下のとおりです。
- ドライバー(プラス・マイナス)
- 電動ドリル(必要に応じて)
- メジャー・定規(正確な測定用)
- 鉛筆やマーカー(取り付け位置の印付け用)
- 鍵本体(引き違い戸錠、スライドロックなど)
- 木ねじ・ボルト(鍵の固定用)
DIY取り付け手順(引き違い戸錠の場合)
DIYで鍵を取り付ける方法を解説します。
- 取り付け位置の決定
- ネジ穴の下穴を開ける(必要に応じて)
- 鍵を固定する
- 調整と仕上げ
まずは、取り付け位置を決めます。基本的には戸の中央部分(召し合わせ部分)に鍵を取り付けます。位置を確認し、鉛筆などで印をつけておくとよいでしょう。
次に、電動ドリルを使って、ネジ穴を開けます。木製戸の場合は、慎重に開けることで割れを防げます。
そして、付属のネジやボルトで鍵をしっかり固定しましょう。扉を閉めた状態で、施錠・解錠がスムーズにできるか確認することも重要です。
もしズレがある場合は、ネジを緩めて微調整しましょう。鍵の動作に問題なければ、作業完了です。
木製引き違い戸の鍵トラブルと対処法
鍵を取り付けた後、うまく施錠できなかったり、鍵が壊れてしまった場合の対処法を知っておくと安心です。
鍵がうまくかからない・閉まらないときの対処法
鍵がうまくかからない、または閉まらない場合の対処法として、まず鍵の位置がずれていないかを確認しましょう。鍵の取り付け位置が微妙にずれていると施錠しづらくなるため、ネジを少し緩めて調整し、再度固定することで改善することがあります。
また、木製の引き違い戸は湿気や経年変化によって歪むことがあり、戸がスムーズに動かない場合は扉自体の調整が必要になります。
さらに、鍵の部分や戸のレールにゴミが詰まっているとスムーズに閉まらなくなるため、掃除機やブラシを使って清掃することも重要です。
鍵が壊れた場合の交換方法や注意点
鍵が壊れてしまい交換が必要な場合は、まず鍵の種類を確認し、元の鍵と同じタイプのものを選びましょう。
交換の際には、付属のネジを外して古い鍵を取り外し、新しい鍵を適切な位置に固定します。その後、施錠・解錠がスムーズにできるか動作確認を行いましょう。
もし鍵が完全に破損してしまった場合は、無理に修理しようとせず、新しいものに交換するのが最善の方法です。
まとめ
木製引き違い戸に適した鍵を選ぶ際は、防犯性能・取り付けのしやすさ・扉の形状との適合性を考慮することが重要です。
DIYでの取り付けも可能ですが、ディンプルキータイプや電気式ロックなど、高度な防犯性を求める場合は専門業者に依頼するのがおすすめです。
適切な鍵を選び、確実に取り付けることで、より安心して木製引き違い戸を活用しましょう。
DIYドア通販本店では、木製引き戸を販売していますので、鍵を後付けする際に木製引き戸の交換も検討してみてはいかがでしょうか。
※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。