引き戸用のペットドアを自作する方法を解説!必要なものや注意点も紹介

※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。

引き戸用のペットドアを自作する方法を解説!必要なものや注意点も紹介

「引き戸にペットのための通路を作りたいけど市販のものはどれも高い」「賃貸だから壁やドアに穴を開けられない」

このような悩みを解決するのに打ってつけの方法が、引き戸用のペットドアを自作することです。壁や扉を傷つけないため、賃貸にお住まいの方にもおすすめです。

そこで本記事では、引き戸用のペットドアを自作する方法を分かりやすく解説します。

また、必要な道具や材料もまとめているほか、自作する際の注意点も紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてください。

DIYドア通販本店では、引き戸タイプのペットドアを販売しています。ドアの取り替えを検討している方は、ぜひDIYドア通販本店にお問い合わせください。

ペットドアを自作する前に準備しておきたいもの

ペットドア サッシ用

画像出典:楽天市場

今回は、こちらの写真のような引き戸のレールにはめ込むタイプのペットドアを自作する方法を解説します。

まずは、ペットドアを自作する前に必要な道具や材料を揃えましょう。

メジャーミリ単位で測れるものが使いやすい
ノコギリ木材のカットに使用
ドライバーペットドアの固定に使用
紙やすりペットの抜け道を仕上げるときに使用
木材ペットドアを取り付けるのに使用
市販のペットドア通販サイトで購入可能
(蝶番とプラスチック板で代用可能)

いずれもホームセンターや通販サイトなどで揃えられます。

引き戸用ペットドアを自作する方法

本題の引き戸用ペットドアを自作する方法を解説します。

  1. 取り付け場所を測る
  2. ペットドアの取り付け位置を決める
  3. 木材やそのほか必要な材料を購入する
  4. 木材をカットする
  5. ペットドアを木材に取り付ける
  6. 木材を引き戸のレールに設置する

1.取り付け場所を測る

まずは、ペットドアを取り付ける場所を決めて、高さを測定しましょう。このとき、レールにぴったりはめ込むためにレールの溝もサイズに含めます。

また、木材の厚さを決めるために、レールの溝の奥行きも一緒に測ってください。

次に、市販のペットドアのサイズを目安に、どのくらいのペットドア用の穴をくり抜くのか決めましょう。

最後に、くり抜く大きさをもとに木材の横幅を決めます。

穴の横の木材が細すぎると折れることも考えられるので、10cm〜15cmほど余裕を持たせるのがおすすめです。

2.ペットドアの取り付け位置を決める

木材の高さや幅が決まったら、ペットドアを取り付ける位置を決めます。

ペットの地面からお腹の底までの高さを測ってください。その高さが、ペットドアの下端〜木材の下端までの高さとなります。

また、ペットドアは木材のちょうど真ん中に来るように設定しましょう。木材を切り抜く上で、真ん中が最も強度を保てます。

3.木材やそのほか必要な材料を購入する

木材のサイズやペットドアの取り付け位置が決まったら、必要な道具や材料を購入しましょう。

測定した木材のサイズをもとに、ホームセンターに木材を購入しにいきます。ちょうど良いサイズがない場合は、少し大きめを購入して自力でサイズ調整することとなります。

なお、ホームセンターによってはサイズをカットしてもらえたり、ペットドア用の穴をくり抜いてくれたりするところもあるようです。

4.木材をカットする

木材を購入したら、いよいよカット作業に入ります。

測った高さや幅になるように木材に印を付けて、慎重にカットしてください。また、ペットドア用の穴もくり抜きましょう。

5.ペットドアを木材に取り付ける

穴が綺麗に開いたら、ペットドア本体の取り付けをします。

取り付ける前にくり抜いた穴の断面の処理をしましょう。紙やすりを使って、木材のささくれやケバ立ちを無くして断面を滑らかにしてください。

そして、市販のペットドアを木材に取り付けます。簡単に済ませたい場合は、プラスチック板を蝶番で固定するだけでも簡易的なペットドアになります。

6.木材を引き戸のレールに設置する

ペットドアを取り付けられたら、木材を引き戸のレールに固定しましょう。

うまくはめ込めない場合は、レールの形に合わせてノコギリやノミで少しだけ削ると、ぴったりと収まります。

引き戸用のペットドアを自作する際に注意すべきこと

最後に、引き戸用のペットドアを自作する際に注意すべきことを紹介します。

  • 採寸は慎重に行う
  • ペットの成長も考慮に入れる
  • ペットの抜け道は安全対策をする

採寸は慎重に行う

取り付け場所の採寸は慎重に行ってください。

メジャーが曲がっていたり斜めになっていたりすると、数ミリの誤差が生まれてしまいます。

場合によっては、木材が綺麗には収まらず、調整する羽目になるでしょう。逆に木材が短すぎて突っ張れず、買い直しになる可能性もあります。

場所をずらしつつ、3回ほど測って正確なサイズを把握してから、木材のカットを行いましょう。

ペットの成長も考慮に入れる

ペットドアの大きさを決めるときは、ペットが成長した後のことも考慮に入れることをおすすめします。

特に、子犬や子猫はすぐに体長も大きくなるため、今の体の大きさに合わせて穴を開けると将来的に通り抜けられなくなる可能性があります。

よって、成犬・成猫になった時の予想サイズをブリーダーや獣医さんに確認し、それに対応できる大きめのサイズのペットドアを選ぶことが重要です。

ペットの抜け道は安全対策をする

木材をカットした後は、必ず切り口の断面の処理を行ってください。ささくれやケバ立ちが一切ないように紙やすりで丁寧に処理をしましょう。

また、フラップ(扉)をプラスチック板にする場合は、軽さにも気をつけてください。

フラップが重いとペットが自力で開けられない可能性があるほか、通り抜けた後に重みですぐフラップが閉まってしっぽが挟まることも考えられます。

引き戸用のペットドアを自作して飼い主もペットも快適な暮らしを

本記事では、引き戸用のペットドアの自作方法について解説しました。

今回紹介したタイプのペットドアであれば、周囲の壁や引き戸に一切傷を付けることがないため、賃貸にお住まいの方でも安心です。

また、道具や材料の購入費用だけで済ませられるため、市販のペットドアを購入するよりコストをかなり浮かせられます。

本記事を参考に、ぜひオリジナルの引き戸用ペットドアを自作してみてください。

DIYドア通販本店では、引き戸タイプのペットドアを販売しています。ドアの取り替えを検討している方は、ぜひDIYドア通販本店にお問い合わせください。

※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。