押入れを上手く活用する3つのコツ|具体的な押入れ活用術も紹介
※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。

日本の住宅に古くからある押入れは、横幅・奥行き・高さがいずれも大きいため上手く使いこなすのは難しいです。
実際に「押入れにものを詰め込んでいるだけになっている」「奥に入れたものが取り出しにくい」などと悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
そこで本記事では、押入れを上手く活用する3つのコツについて詳しく解説します。また、簡単に実践できる押入れの空間活用術も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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押入れを上手く活用する3つのコツ
まず、押入れ収納を攻略するためのコツを3つ紹介します。
- 上段(天袋)・中段・下段は使用頻度によって収納するものを分ける
- 奥行きは手前と奥で空間を分ける
- 左右で収納するものを分ける
いずれも押入れの空間を上手く活用するために重要なポイントです。一つずつ確認していきましょう。
上段(天袋)・中段・下段は使用頻度によって収納するものを分ける
一般的な押入れは、上段(天袋)・中段・下段という3つの大きなエリアに分かれています。
エリアごとに出し入れのしやすさが異なるため、使用頻度によって収納する場所を決めましょう。
- 上段(天袋):年に数回しか使わない使用頻度の低いものを収納する
- 中段:日常的に使う使用頻度の最も高いものを収納する
- 下段:月に数回使う使用頻度のそこそこ高いものを収納する
上段は最も出し入れしにくい場所なので、羽毛布団や思い出の品など使用頻度がかなり低いものを収納しましょう。
中段はちょうど目線の高さにある場所なので、シーズンオンの衣類や掃除用具など毎日のように使うものを収納するのがおすすめです。必要なときにサッと取り出すことができます。
下段は出し入れするのにかがむ必要がある場所なので、季節家電やスーツケースなど使うタイミングが限定されるものを収納すると良いでしょう。
また、飲料のストックやミシンなどの重量があるものも下段に収納してください。上段や中段に置くと、棚板が重みで歪む可能性があります。
奥行きは手前と奥で空間を分ける
押入れの奥行きは、上段・中段・下段のいずれも80cmほどあります。そのため、一つの空間として使おうとするのではなく、手前と奥で空間を分けて使用するのがおすすめです。
手前には、使用頻度の高いものを置きましょう。仕事用のカバンや掃除用具などを手前に置けば、必要なときにすぐに取り出すことができます。
奥には、使用頻度の低いものを置きましょう。取扱説明書や日用品の予備など、出番の少ないものや1回きりしか使わないものを手の届きにくい奥側に収納するのがおすすめです。
このように手前と奥に分けるだけで、ものを探しやすくなるだけでなく、収納量も格段にアップします。
左右で収納するものを分ける
押入れの横幅は約170cm〜180cmほどあるので、奥行きと同じく1つの空間として使用するよりも真ん中で分断するのがおすすめです。
たとえば、右側は自分用のスペース、左側は配偶者のスペースとして分ければ、お互いの持ち物が混ざることがなくなります。
もしくは、収納するもののカテゴリーで分けるという方法もあります。右側は衣類専用、左側は掃除用品やストック専用のようにすれば、何がどこにあるかが把握しやすくなるでしょう。
押入れの活用術6選
ここからは、誰でも簡単に真似できる押入れの活用術を6つ紹介します。
押入れの収納を増やしたい人や無駄なスペースを削減したい人は、ぜひ参考にしてみてください。
ラックや棚を使って押入れを手前と奥の2列に
押入れの奥行きを手前と奥で分断するには、ラックや棚を使用するのがおすすめです。
たとえば、押入れの奥側に収納棚やスチールラックなどを設置し、備品や書類といった使用頻度の低いものを収納します。
そして、手前側のスペースにはハンガーラックを設置して今シーズンの服を掛けたり、カラーボックスを置いて普段使いのバッグを置いたりすると良いでしょう。
このように奥行きを活用することで、収納量を大幅に増やせます。
取っ手やキャスター付きのグッズで出し入れを楽に
奥にしまったものを楽に取り出したいなら、取っ手やキャスター付きの収納グッズを活用しましょう。
上段に収納するものは、取っ手付きの収納ケースをしまうのがおすすめです。高い場所や奥まった場所に置いたものでも、取っ手を掴んで楽に引き出すことができます。
また、下段に収納するものは、キャスター付きのグッズを使用すると良いでしょう。手前の物をどかす必要もなく、奥の物をスムーズに引き出せます。
取っ手付きのアイテムやキャスター付きのアイテムを活用すれば、背の低い人や力の弱い人でも簡単にものを取り出せるようになります。
重量のあるものはキャリーに載せる
重量のあるものは、キャリーに載せるのがおすすめです。
季節家電やミシン、飲料のストックなど重くて持ち上げるのが大変なものは、キャリーに載せることでスムーズに出し入れすることができます。
また、押入れを掃除するときも楽にできるようになるでしょう。家電やストックなどを一つずつ取り出す必要もなく、キャリーのみを取り出せば押入れの奥まで綺麗に掃除できます。
伸縮ラックで高さも上下に分断
押入れの中段や下段は高さがあるため、そのまま物を置くと上の空間がデッドスペースになりがちです。
そこでおすすめなのが、幅や高さを調整できる伸縮ラックです。ラックを置くだけで一つの空間を上下に仕切ることができ、収納力が倍増します。
たとえば、ラックの上に布団や衣類ケースを収納し、ラックの下にバッグや掃除用具を置けば、空間を無駄なく立体的に活用できます。
下段は低さを活かして子ども用のスペースに
押入れの下段は、大人が物を出し入れするにはかがむ必要がありますが、子どもにとってはちょうど良い高さにあります。
この低さを活かして、子どものおもちゃやぬいぐるみなどを収納するスペースとして活用するのも良いでしょう。
低い位置にあるので、子どもが自分で物をしまう練習ができます。
壁にキャラクターのウォールステッカーを貼ったり、床にクッションマットを敷いたりして簡単にリフォームするのもおすすめです。
有孔ボードを付ければ壁面にも収納できる
押入れの奥の壁や側面の壁にスペースがある場合は、有孔ボードを取り付けると良いでしょう。
有孔ボードを設置して専用のフックやカゴなどを取り付ければ、収納スペースを増やすことができます。
置き場所に困る帽子やベルトなどを引っ掛けて収納できるため、どこに何があるかも一目瞭然です。毎日のように使用するバッグや鍵などを掛けておけば、物を探す手間や時間も省けます。
押入れの高さや奥行きを上手に活用して綺麗に整理整頓しよう
本記事では、押入れに上手く物を収納するための3つのコツと具体的な押入れ活用術を紹介しました。
押入れの収納スペースを活用するためには、使用頻度によって上段・中段・下段を使い分けること、
手前と奥で奥行きの空間を分けること、押入れの横幅を真ん中で分断することがポイントです。
この3つのコツを意識するだけで、どこに何があるか一目で把握できるようになるほか、収納量も格段に増やすことができるでしょう。
また、具体的な活用術もいくつか紹介しているので、ぜひ試してみてください。
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