押入れをクローゼットにリメイクできる?具体的な流れや費用相場も紹介

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押入れをクローゼットにリメイクできる?具体的な流れや費用相場も紹介

日本の住宅に古くから備えつけられている押入れを現代のライフスタイルに合ったクローゼットにリメイクすることは可能です。

実際、押入れをリメイクしようと考えている人の中には「クローゼットに作り変えると、どのようなメリットがある?」「具体的な手順や費用について把握しておきたい」など気になる人もいるでしょう。

そこで本記事では、押入れをクローゼットへとリメイクするメリット・デメリットについて詳しく解説します。また、リメイクの具体的な流れや費用相場などもまとめているので、ぜひ参考にしてください。

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押入れをクローゼットにリメイクできる?

押入れをクローゼットにリメイクすることは、もちろん可能です。

もともと押入れは布団を収納するために作られているので、一般的なクローゼットよりも奥行きが深く収納スペースも十分にあります。

現代のライフスタイルに合わせて作り変えることで、非常に機能的なクローゼットへリメイクできるでしょう。

実際、押入れをクローゼットに改造する方は非常に多く、押入れのリメイクに対応している業者も増えてきています。

リメイクしようかどうか少しでも迷っているのであれば、専門業者に一度相談してみることをおすすめします。

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押入れをクローゼットにリメイクするメリット

押入れをクローゼットにリメイクするメリットを3つ紹介します。

  • 収納の自由度が上がる
  • 服の管理がラクになる
  • カビが発生しにくくなる

収納の自由度が上がる

押入れをクローゼット化するメリットとして、収納の自由度が格段に上がることが挙げられます。

たとえば、中段の棚板を撤去することで、押入れを一つの大きな空間として使用できるようになります。

これにより、ロングコートやワンピースなど丈の長い衣類も綺麗に掛けることが可能です。

また、棚板がないので衣装ケースや収納ボックスなども、サイズを気にせず置けるようになります。

収納したい物に合わせて自由にレイアウトできるだけでなく、デッドスペースも生まれにくくなるでしょう。

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服の管理がラクになる

日々の衣類管理がラクになるという点も、押入れをクローゼットに作り変えるメリットの一つです。

衣類をハンガーに掛けて収納できるようになれば、どこに何があるか一目瞭然となります。朝の忙しい時間帯も、服選びや着替えがスムーズになるでしょう。

加えて、洗濯が終わった衣類をいちいち畳まずに収納できるようになるのも魅力です。

そのままハンガーに掛けるだけなので、毎日の家事の負担を大きく減らせます。

カビが発生しにくくなる

押入れの悩みとして多い湿気問題を、根本から改善できるのもメリットです。

リメイクする際に、壁に調湿機能・防カビ機能のある壁紙を貼ったり、扉を通気性の良い折れ戸に交換したりすることで、押入れ内部の湿度をコントロールしやすくなります。

また、クローゼット化してハンガー収納がメインとなることで、衣類と衣類の間に隙間が生まれて空気が通りやすくなります。

押入れの中の密度が小さくなるため、自然と通気性が確保されてカビも発生しにくくなるというわけです。

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押入れをクローゼットにリメイクするデメリット

クローゼット化には多くのメリットがある一方で、事前に知っておくべきデメリットや注意点も存在します。

  • 費用がかかる
  • 家の強度に影響が出る恐れがある
  • 賃貸物件の場合は原状回復に気をつける必要がある

費用がかかる

当然ながら専門業者にリメイクを依頼すると、それなりの費用がかかります。

壁の解体・内装工事・電気工事など、工事の規模が大きくなるほど費用は高くなります。

下の見出しにてクローゼットへリメイクする場合の費用相場を紹介しているので、そちらを参考にあらかじめ予算計画を立てておくことが重要です。

家の強度に影響が出る恐れがある

特に古い木造住宅の場合、押入れをリメイクすることによって家全体の強度に影響が出る恐れがあります。

これは、押入れ中段の棚板や奥にある柱が、家全体を支える重要な構造材の一部となっている可能性があるためです。

知識のないまま自己判断でこれらを解体・撤去してしまうと、家の耐震性にも悪影響を及ぼすことも考えられるでしょう。

また、押入れはもともと布団のような比較的軽いものを収納する想定で作られているため、洋服や衣装ケースなど重量のある物に耐えられるほどの強度を持っていない場合があります。

衣装ケースに服を詰め込んだり季節家電やスーツケースなどを一緒にしまったりすると、床が抜けてしまう場合もあるでしょう。

そのため、自宅の押入れの構造や強度を適切に見極められる専門業者へ一度は相談することが推奨されます。

賃貸物件の場合は原状回復に気をつける必要がある

賃貸物件にお住まいの場合、退去時に部屋を借りたときの状態に戻す原状回復義務があります。

したがって、中段の撤去や壁に穴を開けるような本格的なリメイクは、原則として行うことができません。

もし、どうしてもリメイクしたい場合は、必ず大家さんや管理会社の許可を取りましょう。

どこまで手を入れて良いのか、退去時にどうしておくべきかなども確認しておく必要があります。

クローゼットへのリメイクを業者に依頼してから完成するまでの流れ

実際にクローゼットへのリメイクを業者に依頼する場合の手順を解説します。

  1. 業者に相談する
  2. プランや見積もりを出してもらい契約する
  3. クローゼットへのリメイク工事が行われる
  4. 完成後に引渡ししてもらう

1. 業者に相談をする

まずは、リメイクを依頼する業者を探します。このとき、押入れやクローゼットのリメイク実績が豊富な会社を選ぶのがポイントです。

気になる会社が見つかったら、押入れをクローゼットにリメイクしたい旨について相談しましょう。

2. プランや見積もりを出してもらい契約する

相談するとリメイク会社の担当者が自宅を訪れて、押入れの現状について確認する現地調査が行われます。

このとき、「どんなクローゼットにしたいか」「何を収納したいか」「予算はいくらか」といった要望を具体的に伝えましょう。

現地調査が完了したら、担当者が具体的なプランと見積もりを作成してくれます。

なお、プランや見積もりはなるべく2〜3社から取ることをおすすめします。複数者を比較検討することで、価格やリメイク内容などが希望に近い業者を見つけやすくなるためです。

3. クローゼットへのリメイク工事が行われる

プランと見積もりに納得できる業者が見つかったら、正式に工事請負契約を締結してください。

契約を結んだらリメイク工事が始まります。

中段の解体、壁や床の補強、内装工事、ハンガーパイプや棚の設置、扉の取り付けなどの工程が進められます。

ちなみに工事期間は、規模にもよりますが数日〜1週間程度が目安です。

4. 完成後に引渡ししてもらう

工事が完了したら、担当者と一緒にクローゼットを細かくチェックします。

契約通りに仕上がっているか、扉の開閉はスムーズか、傷や汚れはないかなどを念入りに確認しましょう。

問題がなければ工事完了となり、新しいクローゼットが引き渡されます。

押入れをクローゼットにリメイクする場合の費用相場

クローゼットのリメイク費用は、工事の規模によって大きく変動します。

内容費用相場
押入れの解体や撤去1〜3万円
棚板やパイプの設置1〜3万円
壁紙や床材の張り替え3〜5万円
扉の交換6〜10万円
照明やコンセントの設置1〜5万円

上記はあくまで一般的な目安です。使用する建材のグレードによって費用が上下することがあります。

正確な費用を知りたい場合は必ず業者に現地調査を依頼し、詳細な見積もりを出してもらいましょう。

DIYで押入れをクローゼットにリメイクすることは可能?

高額なお金を用意できないという場合は、DIYによって自分でクローゼットにリメイクすることも可能です。

ハンガーパイプを設置したり襖(ふすま)をクローゼット扉に付け替えたりなど、家の構造に手を加えない範囲であればDIY初心者でも挑戦できます。

ただし前述の通り、棚板や柱の撤去は構造上のリスクを伴うため、DIYで行うのはあまりお勧めできません。

どうしてもDIYでリメイクを進めたいのであれば、必ず事前に専門家に構造上問題ないかを確認してください。

また、照明やコンセントの増設といった電気工事は資格が必要です。資格を持っていない方は決して自分で行わないでください。

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押入れをクローゼットにリメイクして理想の収納スペースを作ろう

本記事では、押入れをクローゼットへリメイクするメリット・デメリットやリメイク費用の相場などについて紹介しました。

押入れをクローゼット化することで、日々の衣類管理がラクになるうえに収納の自由度も向上します。

ただ、棚板や柱の撤去は家の強度に影響が及ぶ可能性があるため、必ず専門業者に現地調査を依頼して問題ないかを確認しましょう。賃貸の場合は原状回復義務がある点にも注意してください。

本記事にて費用相場やリメイクの流れなどもまとめているので、そちらも参考となれば幸いです。

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