賃貸でもできる押入れのDIYアイデア8選!守るべきルールや注意点も紹介
※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。

賃貸物件には原状回復義務があるため、実施できるDIYはかなり限られてしまいます。
ただし、押入れをもっと使いやすくしたいと考えている人の中には「どのような方法ならDIYが可能?」「賃貸物件で安全にできるDIYアイデアを知りたい」などと気になっている人もいるでしょう。
そこで本記事では、賃貸でもできる押入れのDIYアイデアを紹介しています。また、賃貸でDIYをするときに守るべきルールや注意点などもまとめているので、ぜひ最後までチェックしてください。
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賃貸でDIYをするときに守るべき3つのルール
賃貸でDIYをするときに重要なのが原状回復義務について認識しておくことです。
退去時に高額な修繕費用を請求されるような最悪の事態を避けるために、以下の3つのルールは必ず守りましょう。
- 傷つけない・壊さない
- 汚さない
- なくさない
1.傷つけない・壊さない
1つ目のルールは、傷つけない・壊さないことです。
壁・床・柱といった部屋にもともと備わっている部分に、釘やネジで穴を開けたりノコギリやカッターで切り傷を入れたりしてはいけません。
また、押入れ中段の棚板や奥の柱などを、自己判断で解体・破壊するのも絶対にNGです。
2.汚さない
2つ目のルールは汚さないことです。
壁紙を貼る際にのりが付着したり塗装のペンキが垂れたりなど元に戻せない汚れを残さないように、DIYの作業をする前に必ず養生をしましょう。
また、DIYによって押入れの通気性が悪くなりカビが発生してしまった場合も、原状回復義務を問われる可能性があるため注意してください。
こまめに換気を行ったり防カビ機能のある壁紙を使用したりと、カビ対策もしっかり行いましょう。
3.なくさない
3つ目のルールは、なくさないことです。
DIYのために取り外した襖や内部の棚板といった元の部材は、絶対に捨ててはいけません。
これらはすべて大家さんの所有物です。退去時には元の状態に戻せるよう、傷や汚れがつかないように大切に保管しておく必要があります。
賃貸でもできる押入れのDIYアイデア8選
上記3つのルールを守ったうえでできる押入れのDIYアイデアを紹介します。
- リメイクシートや壁紙を貼り付ける
- 壁面収納を増設する
- 突っ張り棒を渡らせて空中棚を作る
- 襖を取り外してカーテンを設置する
- LEDの照明を付ける
- 仮の柱を設置して棚やハンガーパイプを取り付ける
- 簡易クローゼットへリフォームする
- ワークスペースや作業エリアへ改造する
1.リメイクシートや壁紙を貼り付ける
押入れの壁にリメイクシートや壁紙を貼り付ければ、手軽に雰囲気を変えられます。
最近では、さまざまなデザインや素材の製品が販売されているので、自分の好きなようにアレンジ可能です。
また、貼って剥がせるタイプの壁紙やリメイクシートを選べば、原状回復も非常に簡単です。
もしくは、マスキングテープで下地を作った上から両面テープを貼って壁紙やリメイクシートを貼り付ければ、壁を傷つけるリスクを極限まで減らすことができます。
2.壁面収納を増設する
押入れの奥や側面の壁に壁面収納を増設するのもおすすめです。
縦に突っ張り棒を渡して結束バンドでワイヤーネットを固定すれば、壁を一切傷つけることなく壁面収納を作れます。
あるいは、既製品の有孔ボードを購入してピンで取り付けるのも良いでしょう。ピンであれば原状回復義務が発生しないことがほとんどです。
壁面収納にS字フックや専用のカゴを付ければ、バッグや帽子など小物を引っ掛けて収納できるようになります。
3.突っ張り棒を渡らせて空中棚を作る
押入れの上部にデッドスペースが生まれている場合は、突っ張り棒や突っ張り棚を渡らせて空中棚を作ると良いでしょう。
突っ張り棒や突っ張り棚を壁に取り付け、その上にワイヤーネットやすのこを乗せて結束バンドで固定すれば簡単に空中棚が完成します。
ネットの上に収納ケースを置いて小物入れとして活用したり、S字フックを引っ掛けてベルトや帽子などをしまったりできます。
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4.襖を取り外してカーテンを設置する
押入れの襖を取り外してカーテンを取り付けるという方法もあります。
襖を撤去すれば押入れの重たい印象をなくなるうえ、部屋に開放感が生まれます。ただし、中身が丸見えになってしまうので目隠しとしてカーテンを取り付けましょう。
強力な突っ張り棒であればカーテンレール代わりとなるため、壁に穴を開ける必要もありません。賃貸でも安心してカーテンを設置できます。
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5.LEDの照明を付ける
押入れの印象を変えたい場合は、LEDの照明をつけるのもおすすめです。
配線工事が不要な電池式の人感センサー付きLEDライトやUSB給電のLEDテープライトなら、賃貸でも安全かつ手軽に取り付けられます。
LEDライトを付ければ押入れ全体が見えやすくなるだけでなく、秘密基地のような雰囲気を演出することも可能です。コレクションをディスプレイのように飾りつけるのも良いでしょう。
なお、貼り付けるタイプやテープ状のLEDライトの取り付けであれば問題ありませんが、照明器具の取り付けやコンセントの増設をするには電気工事士の資格が必要なので注意してください。
6.仮の柱を設置して棚やハンガーパイプを取り付ける
どうしてもネジや釘を使用してDIYをしたいという方には、「ディアウォール」や「ラブリコ」といった仮の柱を押入れに取り付ける方法がおすすめです。
ディアウォールやラブリコとは、床と天井の間に木材を突っ張らせることで設置できる仮の柱です。
この柱を立ててしまえば、ネジを打ったり棚を取り付けたりなどDIYの自由度が上がります。
壁を傷つける心配もないため、本格的な可動棚や頑丈なハンガーパイプを自由に設置可能です。
7.簡易クローゼットへリフォームする
上記で紹介したテクニックを組み合わせれば、簡易的なクローゼットへ改造することも可能です。
- 襖を外してカーテンを取り付ける
- 中段に強力な突っ張り棒を渡らせる、もしくは仮の柱を設置してハンガーパイプを取り付ける
- 下段に衣装ケースや収納ボックスを置く
- 天井にLEDライトを付ける
これだけで簡単に押入れをクローゼットへリフォームすることができます。
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8.ワークスペースや作業エリアへ改造する
押入れにあまり物を収納していない場合や自分だけの作業スペースがほしい場合には、押入れをワークスペースへ作り変えるのが良いでしょう。
- 中段の棚板はデスクとして活用する
- デスクにカッターマットを敷く
- ディアウォールで立てた柱に壁面収納や収納棚を取り付ける
- 天井にLEDライトを付ける
上記のように前述のテクニックを組み合わせるだけで、仕事や趣味の作業に集中できるスペースが完成します。
賃貸物件の押入れをDIYするときの注意点
最後に、賃貸物件の押入れをDIYするときの注意点をいくつか紹介します。
- DIYの前に掃除と養生をする
- 原状復帰できるような工夫をする
- 少しでも迷ったら大家さんや管理会社に相談する
いずれも重要なポイントであるため、一つずつしっかり確認していきましょう。
DIYの前に掃除と養生をする
DIYを始める前に、掃除と養生を丁寧に行いましょう。
まずは押入れの中を空にして、壁や床に溜まったホコリをきれいに掃除します。
もしカビが発生している場合は、カビ取り剤で完全に除去してください。そして、消毒用エタノールで拭き上げてから十分に乾燥させましょう。
掃除が完了したら、マスキングテープやブルーシートなどを使用して念入りに養生を行います。養生が甘いと、壁や床に傷が付いたり不要な部分にのりが付着したりする可能性があります。
慎重に壁や床を保護して、養生できていない箇所がないかのチェックも行いましょう。
原状復帰できるような工夫をする
DIY作業をするときは、原状回復できるような工夫をすることも大切です。
たとえば、突っ張り棒を渡らせるときは、壁との接地面に当て布や市販の保護キャップを噛ませましょう。長期間にわたって強く突っ張っていると、壁紙に円形の跡が残ることがあるためです。
また、リメイクシートや壁紙を貼り付けるときは、先にマスキングテープと両面テープを貼ってください。貼って剥がせる壁紙でも、壁紙の種類や経年劣化によっては綺麗に剥がれない場合があるためです。
少しでも迷ったら大家さんや管理会社に相談する
もし少しでもDIYの作業に関して不安に思ったら、大家さんや管理会社に相談しましょう。
正直に「このようなDIYをしたいのですが、問題ないでしょうか?」と尋ねてみてください。
自己判断で進めてしまうと、のちにトラブルに発展したり退去時に高額な費用を請求されたりする可能性があるため危険です。
賃貸物件で押入れをDIYするときはルールの範囲内で実施しよう
本記事では、賃貸住宅の押入れを原状回復可能な方法でDIYするアイデアや注意点などを紹介しました。
賃貸物件には原状回復義務があるので、以下の3つのルールを必ず守る必要があります。
- 傷つけない・壊さない
- 汚さない
- なくさない
このルールの範囲内で押入れのDIYを実施しましょう。
本記事ではDIYアイデアを多数紹介しているほか、実際にDIYをするときの注意点もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
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