【簡単】初心者でもOK!障子をポリカで断熱する方法|DIY手順を解説
※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。

障子は、日本の伝統的な窓の一つですが、冬になると隙間から冷気が入ってきて、室内の温度を下げる原因になります。
そこで、ポリカ(ポリカーボネート)を使用して、障子を断熱する方法をご紹介します。
初心者でも簡単にできるDIY手順を解説し、そのメリットとデメリットを詳しく見ていきます。
DIYドア通販本店では、破れにくい障子紙を使った障子を販売しています。通気性や吸湿性・保湿性など障子の良い点は活かしたまま従来の障子紙よりも破れにくくなっています。
障子の張り替えを検討している方は、ぜひご覧ください。
障子の断熱にポリカを使うメリット
ポリカは、軽量で強度が高く、断熱性能に優れているため、障子の断熱材として非常に便利です。ここでは、ポリカを使用することで得られるメリットを紹介します。
断熱効果が高い
ポリカの最大のメリットは、非常に高い断熱効果です。
ポリカは、熱を通しにくい素材なので、外気の冷気を遮断して室内の温度を一定に保つことができます。そのため、寒い季節でも暖房効率が向上し、光熱費の節約にもつながります。
破れにくく耐久性が高い
障子は和紙でできているため破れやすいのが難点ですが、ポリカは耐久性が高い素材です。
ポリカを使用することで障子が破れにくくなり、長期間の使用が可能になります。
特に、小さなお子さんやペットがいるご家庭では、耐久性の高いポリカ素材が大変役立ちます。
湿気に強くカビが発生しにくい
和紙は湿気を吸収しやすく、湿度の高い季節にはカビの原因となることがあります。
しかし、ポリカは湿気に強く、カビの発生を抑える効果があります。これにより、長期間きれいな状態を保ちやすく、清掃の手間も軽減されます。
障子の断熱にポリカを使うデメリット
ポリカには多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。以下に、ポリカを使用する際の注意点を挙げてみましょう。
和紙障子の風合いが軽減する
ポリカは見た目が透明で、和紙障子の柔らかい風合いや温かみが失われてしまう可能性があります。
和の美しさを重視する方にとっては、ポリカを使用することで、従来の障子の雰囲気が薄れてしまう点がデメリットとなることがあります。
施工に手間がかかる
ポリカを障子に取り付ける際、通常の和紙を張り替えるよりも手間がかかります。
例えば、ポリカをカットして、適切なサイズに合わせる作業や、しっかりと固定するための作業が必要です。
初心者にとっては少し手間がかかる部分ですが、丁寧に作業を行えば問題ありません。
費用がかかる
ポリカは和紙よりも素材費が高いため、初期費用がかかります。
特に大きな障子を断熱する場合、ポリカの費用がかなり高くなる可能性があります。
しかし、長期的に見れば、断熱効果による光熱費の削減が期待できるため、コストパフォーマンスは良いと言えるでしょう。
障子に貼るポリカーボネートの種類と選び方
障子にポリカーボネートを貼る際、ポリカにはいくつかの種類があり、用途に応じて選ぶことが大切です。ここでは、ポリカーボネートの種類と、それぞれの特徴を解説し、選び方をアドバイスします。
透明タイプ vs すりガラスタイプ
ポリカーボネートには、主に「透明タイプ」と「すりガラスタイプ」の2つの種類があります。
透明タイプは、透明度が高く、外の景色をそのまま見ることができます。明るい光を取り入れることができ、室内が明るく保たれますが、プライバシーが気になる場合は不向きです。
すりガラスタイプは、表面が曇っており、外からの視線を遮ることができます。特にプライバシーが重要な場所に使う場合や、柔らかい光を取り入れたい場合におすすめです。
どちらを選ぶかは、室内の明るさやプライバシーを重視するかによって決めましょう。
シングルポリカ vs 中空ポリカ
ポリカーボネートには、「シングルポリカ」と「中空ポリカ」の2つのタイプがあります。
シングルポリカは、1枚の板で構成されており、強度が高く薄くて軽量です。断熱効果はありますが、中空ポリカに比べると少し低めです。比較的コストも抑えられます。
中空ポリカは内部が空洞になっている構造で、断熱性能が非常に高いです。
冷暖房効率を向上させ、外部の温度差をより効果的に遮断することができます。少し厚みがあり、コストはシングルポリカより高めですが、その分、より強力な断熱効果を得られます。
断熱効果を重視する場合は中空ポリカ、強度と軽量さを求める場合はシングルポリカが適しています。
厚みの選び方
ポリカーボネートの厚みも重要な選択ポイントです。厚みがあるほど、断熱性が高く、耐久性も向上します。
薄型(2mm〜3mm)は、軽量で取り扱いやすく、費用も抑えられますが、断熱性能は少し劣ります。障子に使用する場合、軽量さが求められる時に適しています。
中厚型(4mm〜6mm)は、断熱性と強度のバランスが良く、一般的な家庭で使用するのに適しています。気温差が大きい場所ではこちらが推奨されます。
厚型(8mm以上)は、非常に強度があり断熱性能も高いですが、コストが高くなり、施工が少し大変です。寒冷地などで特に高い断熱性が必要な場合におすすめです。
使用する場所や求める性能に応じて、適切な厚みを選んでください。
障子にポリカーボネートを貼るDIY方法
ポリカーボネートを障子に貼る方法は、それほど難しくなく、初心者でもチャレンジできるDIY作業です。必要な道具や材料、そして実際の貼り方の手順を解説します。
必要な道具と材料
DIYに必要なものは以下のとおりです。
- ポリカーボネート板
- カッター or プラスチック用ハサミ
- 両面テープ or 接着剤
- タッカー
ポリカの貼り方手順
障子にポリカを貼る手順は以下のとおりです。
- 既存の障子紙を剥がす
- ポリカーボネートを障子のサイズにカット
- 両面テープまたはタッカーで固定する
- フレームとポリカの間にすき間ができないよう調整する
まとめ
この記事では、障子の断熱対策としてポリカーボネート板(ポリカ)を活用する方法について解説しました。
ポリカは、断熱性、耐久性、採光性に優れており、障子に取り付けることで暖房効率アップ、結露軽減、電気代節約などの効果が期待できます。
DIY初心者でも比較的簡単に施工できるのも魅力です。この記事を参考に、ぜひご自宅の障子をポリカで断熱してみてください。
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