障子の張り替えにかかる値段はいくら?なるべく安く抑えるコツも紹介

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障子の張り替えにかかる値段はいくら?なるべく安く抑えるコツも紹介

障子の張り替えは4〜5年ほどの頻度で行うのが一般的です。穴が空いていたり汚れが目立つ場合は張り替えたほうが良いでしょう。

ただ、障子の張り替えに関して「業者に頼むと高そうだけど、実際の相場は?」「自分でやればどのくらい安く済むの?」などと疑問に思っている方もいるでしょう。

本記事では、障子の張り替えにかかる値段相場について、プロの業者に依頼する場合と自分で作業する場合に分けて解説します。

さらに、見積もり料金が決まる要素や費用を賢く抑えるためのコツなども紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてください。

DIYドア通販本店では、さまざまな組子のデザインの障子を販売しています。障子の取り替えを検討している方は、ぜひDIYドア通販本店にお問い合わせください。

障子の張り替えにかかる値段の相場

障子の張り替えにかかる料金相場は、業者に依頼する場合と自分で張り替える場合で異なります。

プロの業者に依頼した場合、一般的な普通サイズの障子1枚を張り替えるのにかかる料金相場は3,000円~8,000円が目安です。

障子紙のグレードや障子のサイズなどによって価格が変動するため、料金相場に幅があります。

一方、自分で障子を張り替える場合にかかる費用は、基本的に材料費のみです。

障子紙・専用のり・カッター・はがし剤などの必要な道具を一式揃えたとしても、1枚あたりの料金相場は1,000円~3,000円ほどに収まります。

障子の張り替えの値段が決まる4つの要素

続いて、業者に依頼する場合の料金が決まる4つの要素について解説します。

  1. 障子紙のグレード
  2. 障子のサイズと種類
  3. 作業費
  4. 出張費

以下よりそれぞれの要素について詳しく紹介するので、見積もりを取る際の参考にしてください。

1. 障子紙のグレード

料金に最も大きく影響するのが、使用する障子紙のグレードです。

障子紙のグレードは、大まかに以下の3つに分けられます。

障子のグレード値段や特徴
普通紙
(並品)
・基本料金に含まれていることがほとんど
・パルプが主原料
・強度はあまり高くない
強化紙(中級品~上級品)・基本料金に+1,000円~3,000円ほど加算
・パルプにレーヨンなどを配合
・通常の紙の2倍~5倍ほどの強度
プラスチック
障子紙
(高級品)
・基本料金に+3,000円~8,000円ほど加算
・和紙の両面をプラスチックフィルムで挟んでいる
・汚れても水拭きができる
手すき和紙
(最高級品)
・価格は時価となることが多い
・職人が手作業で作っている
・本格的な和室の雰囲気にこだわりたい方におすすめ

破れにくかったり機能性に優れていたりする障子紙ほど、価格も高額になる傾向にあります。

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2. 障子のサイズと種類

張り替える障子戸の大きさや形状によっても、料金は変動します。

障子戸のサイズは主に以下の4種類です。

障子のサイズ値段と特徴
普通サイズ障子(高さ180cm程度)・基本料金に含まれていることがほとんど
・最も一般的なサイズ
幅広・丈長サイズ
(特殊サイズ)
・基本料金の1.5倍~2倍程度
・幅が広いのが幅広
・高さがあるのが丈長(じょうちょう)
・使用する紙の量と作業の手間が増える
雪見障子・猫間障子・基本料金に+1,000円~5,000円ほど加算
・下部にガラスがはめ込まれているのが雪見障子
・開閉できる小窓が付いているのが猫間障子
・構造が複雑で張り替えに手間がかかる
欄間(らんま)障子・1枚あたりの料金は2,000円~4,000円程度
・天井と鴨居の間にある小さな障子
・サイズが小さい分、安価なことが多い

自分でおおよその張り替え料金を把握しておきたいときは、自宅の障子戸のサイズを測って料金を計算すると良いでしょう。

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3. 作業費

作業費(工賃)とは、職人さんの技術料や人件費のことです。

通常は基本料金の中に含まれていますが、見積書では「作業費」として分けて記載されることもあります。

障子戸の取り外しや運搬、古い紙の剥がし、桟の清掃、新しい紙の貼り付けといった一連の作業に対する対価です。

4. 出張費

出張費は、自宅まで来た業者が障子戸を引き取ったり、納品したりするのにかかる費用です。エリアによっては発生しないこともあります。

ただ、出張費無料と謳っている業者の場合、その費用が基本料金に上乗せされていることがほとんどです。

そのため、見積もりを取る際は、出張費が含まれているのか、別途必要なのかを必ず確認しましょう。

障子の張り替えの値段を安く抑えるコツ

「業者に頼みたいけど、少しでも費用を抑えたい」と考えている方向けに、障子の張り替え料金を抑えるためのコツを4つ紹介します。

  • 自分で張り替える
  • 複数枚をまとめて依頼する
  • 店舗に直接持ち込む
  • 繁忙期を避ける

自分で張り替える

最も費用を抑えるのに有効なのは、やはり自分で張り替えることです。

自分で張り替える際にかかる費用は材料費のみなので、業者に依頼する場合の半額以下に抑えることもできます。

特に、張り替える障子が普通サイズのもの1枚である場合は、自分で張り替えたほうが非常にお得です。

複数枚をまとめて依頼する

業者に張り替えを依頼する場合は、1枚だけを頼むよりも家中の障子を複数枚まとめて依頼することをおすすめします。

多くの業者は「〇枚以上で〇%割引」といった枚数割引のプランを用意しているため、まとめて依頼すると1枚あたりの単価が安くなります。

出張費も1回分で済むため、トータルコストを大きく下げることも可能です。

店舗に直接持ち込む

もし自家用車があり障子戸を運べるのであれば、自分で業者に直接持ち込むのも良いでしょう。

これにより、通常3,000円~5,000円ほどかかる出張費をまるごと節約できます。

念のため、持ち込みに対応しているかどうか、事前に確認しておくことをおすすめします。

繁忙期を避ける

繁忙期を避けて張り替え依頼をするという方法もあります。

障子の張り替え依頼が最も集中するのは、大掃除シーズンである11月~12月の年末です。

この時期は業者も非常に忙しく、料金も通常より高額に設定されがちです。

閑散期に当たる春から夏に張り替え依頼をすると良いでしょう。お得なキャンペーンを実施している可能性もあります。

障子の張り替えは業者に依頼するのと自分で行うのとどちらが良い?

障子の張り替えを業者に依頼するか迷っている人もいるでしょう。

そんな方のために、業者に依頼する場合と自分で行う場合について、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

業者に依頼する場合のメリット・デメリット

業者に障子の張り替えを依頼する場合のメリットとデメリットは以下の通りです。

業者に依頼する
メリット
業者に依頼する
デメリット
・仕上がりが綺麗
・手間も時間も省ける
・特殊な障子も依頼できる
・費用が高い
・業者選びの手間がかかる
・スケジュール調整が必要

【業者に依頼するメリット】

業者に依頼する場合のメリットは、やはり自分で張り替えるよりも仕上がりが綺麗になることです。

また、障子戸の取り外しや張り替えなど全ての工程を業者に任せられるため、手間も時間も省けます。

雪見障子や猫間障子など、自分で張り替えるのが難しい特殊な障子にも対応できる点も魅力です。

【業者に依頼するデメリット】

一方、業者に依頼すると工賃や出張費がかかるため、自分で行うよりも費用が高くなるというデメリットがあります。

そして、業者に依頼するには、事前にどの業者に依頼すべきかを調べておかなければなりません。複数社を比較したり選定したりするのが面倒に感じてしまう方もいるでしょう。

加えて、業者の訪問日時や障子を預ける期間など、スケジュールを調整する必要がある点にも注意してください。あらかじめ都合の良い日にちをいくつかピックアップしておきましょう。

自分で張り替える場合のメリット・デメリット

自分で障子の張り替えを行う場合のメリットとデメリットは以下の通りです。

自分で張り替える
メリット
自分で張り替える
デメリット
・費用があまりかからない
・都合の良いタイミングで作業できる
・好きな障子の柄を自由に選べる
・手間と時間がかかる
・綺麗に仕上げるのにコツがいる
・失敗するリスクがある

【自分で張り替えるメリット】

自分で障子を張り替えるメリットの一つが、コストを浮かせられることです。業者に依頼する場合と比較して、3分の1以下に抑えることもできます。

また、自分の好きなタイミングで作業できるのも魅力です。業者に依頼する場合は、スケジュール調整の手間がかかりますが、自分で張り替えるなら都合の良いタイミングで作業を進められます。

また、好きな柄を選ぶことも可能です。業者に頼むと、その会社が取り扱っている障子紙しか選べないことがあります。貼りたい障子紙があるなら、自分で作業するのがおすすめです。

【自分で張り替えるデメリット】

自分で障子を張り替えるデメリットは、非常に手間と時間がかかることです。古い紙を剥がす・桟(さん)を掃除する・新しい紙を貼るという一連の作業は、慣れていないと丸一日かかることもあります。

綺麗に仕上げるのにもコツがいるため、せっかく時間をかけて丁寧に作業しても、シワが寄ったりたるんでしまったりすることもあるでしょう。

さらに、失敗のリスクがあることも懸念されます。障子紙を破いてしまったり、うまく貼れずに買い直したりと、結果的に余計な費用がかかってしまう可能性もあります。

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張り替えにかかる料金を確認して業者に依頼するか自分で行うか決めよう

本記事では、障子の張り替えにかかる値段相場や料金が決まる要素などを解説しました。

業者依頼の料金相場は1枚3,000円~8,000円ほど、自分でDIYする場合の費用は1枚1,000円~3,000円ほどとかかります。

業者に頼む場合でも、まとめて依頼したり繁忙期を避けたりすれば、料金を安く抑えることが可能です。

どちらにもメリットとデメリットがあるので、料金や仕上がりの綺麗さなど何を優先したいかを明確にして、業者に依頼するのか自分で張り替えるのかを決めましょう。

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※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。