雪見障子のリメイクアイデアを7つ紹介!リメイクする際の注意点とは?
※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。
雪見障子は、障子を閉めたままでもガラス部分から外の景色や柔らかな光を取り込める特殊な障子です。和室の風情を高めてくれる点が大きな魅力と言えます。
ただ、その一方で「伝統的なデザインが今のインテリアと合わない」「少し手を加えて、もっとおしゃれな見た目にしたい」などと考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、初心者でも挑戦しやすい簡単なものから本格的なものまで、雪見障子のリメイクアイデアを7つ紹介します。
さらに、雪見障子をDIYでリメイクする場合の基本的な手順やリメイク時の注意点もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
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雪見障子のリメイクアイデア7選
それでは早速、雪見障子のリメイクアイデアを7つ紹介します。
- 障子紙を張り替える
- 障子紙の代わりに布を貼る
- ガラス部分に窓用フィルムを貼る
- ガラス部分にDIY内窓(二重窓)を取り付ける
- デザイン性のあるガラスに交換する
- 障子紙を剥がしてアクリル板やポリカーボネートに交換する
- 木枠を塗装する
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1.障子紙を張り替える

出典:Harokka
最も手軽なリメイクが、障子紙の張り替えです。
最近では、伝統的な白い和紙だけでなく、デザイン性の高い障子紙がたくさん販売されています。
たとえば、花が描かれた和風の障子紙やパターン模様がプリントされた障子紙などがあります。壁紙を選ぶような感覚で和室のアクセントとなる柄を選ぶのも良いでしょう。
また、淡い桜色や若草色など色のついた障子紙もあります。壁の色や家具の色とコーディネートすれば、統一感のあるおしゃれな空間を演出可能です。
2.障子紙の代わりに布を貼る
障子紙の代わりに、お気に入りの布を貼るという方法もあります。
ドットや幾何学模様など好きなデザインの布を貼れば、世界に一つだけのオリジナル雪見障子が完成します。
また、薄手で光を通しやすい綿や麻などの素材を選ぶと、照明をつけたときに布の柄が美しく浮かび上がるためおすすめです。
ちなみに布を貼る際は、でんぷんのりではなく両面テープやタッカー(建築用のホッチキス)を使うのが一般的です。
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3.ガラス部分に窓用フィルムを貼る

出典:ベルメゾン
ガラス部分に、ホームセンターや通販などで購入できる窓用フィルムを貼るのもおすすめです。
窓用フィルムには、すりガラス風フィルムやステンドグラス風フィルムなどさまざまな種類があるため、お部屋の雰囲気に合うデザインを選びましょう。
フィルムを貼れば、部屋全体の雰囲気を変えることもできるうえ、プライバシーを確保することも可能です。
透明なガラスのままだと部屋の中が丸見えですが、フィルムで外からの視線をガードできます。
4.ガラス部分にDIY内窓(二重窓)を取り付ける

出典:コメリ
「雪見障子から冷気が漏れてきて寒い」と悩んでいる方には、DIY内窓(二重窓)を取り付けるのがおすすめです。
ポリカーボネートと専用のレール、両面テープがセットになったDIYキットが販売されているので、それを使えばガラスの内側にもう一枚の窓を作ることができます。
内窓を取り付ければ窓の断熱性が向上し、冷暖房の効率がアップしたり結露を防止したりする効果もあります。
5.デザイン性のあるガラスに交換する

出典:オーダーガラス板.com
雪見障子のガラスを、よりデザイン性の高いものに交換するというリメイク方法もあります。
たとえば、表面が格子状にデコボコしたチェッカーガラスに交換すれば、レトロで可愛らしい印象になります。
もしくは、縦にストライプ状の凹凸が入ったモールガラスに交換すれば、和モダンでスタイリッシュな雰囲気を演出できるでしょう。
なお、デザイン性のあるガラスは、ガラス屋さんや建具屋さんに発注するのが一般的です。
6.障子紙を剥がしてアクリル板やポリカーボネートに交換する
障子紙の張り替えが面倒と感じている場合は、障子紙が貼ってある桟(さん)を取り払って一枚の板に交換するという大胆なリメイク方法もおすすめです。
素材としては、ガラスよりも軽くて安全なアクリル板や、強度が高く断熱性にも優れるポリカーボネートが良いでしょう。
すりガラス調や和紙柄のものを選べば、プライバシーを確保しつつ、障子らしい柔らかな光の雰囲気も残すことができます。
7.木枠を塗装する
障子紙やガラス部分は触らずに、木枠の塗装をするという方法もあります。
黒やこげ茶などのダークカラーで塗装すれば、空間全体がキリっと引き締まります。旅館のような上質でモダンな印象を演出できるでしょう。
反対に、白やベージュなどのホワイト系のカラーで塗装すれば、和の印象が和らぎます。洋室やリビングとも馴染みやすいです。
自分で雪見障子をリメイクする際の基本的な流れ
自分で雪見障子をリメイクする際の、基本的な作業手順を紹介します。
- 障子戸を外す
- 古い障子紙を剥がす
- リメイク作業をする
- 障子戸を取り付ける
まずは、障子戸を取り外しましょう。障子戸を少し持ち上げて下の溝から浮かせたら、そのままゆっくり手前に引くと外せます。
次に障子戸の木枠である桟に、障子紙のはがし剤を塗って古い障子紙を剥がしましょう。ひと通り剥がせたら、桟に残った古い紙やのりを完全に取り除き、しっかりと乾燥させます。
完全に乾いたら、お好みのリメイクを行ってください。いくつかのリメイクを組み合わせる場合は、木枠の塗装→ガラスのリメイク→障子紙のリメイクの順に行うと、きれいに仕上がります。
リメイクが完了したら、十分に乾かしましょう。塗装やのりが完全に乾いたのを確認して障子戸を取り付けてください。
雪見障子をリメイクする際の注意点
最後に、雪見障子をリメイクする際の注意点を3つ紹介します。
- ガラス周りの作業は慎重に行う
- リメイクする際は養生をする
- 作業はなるべく2人以上で行う
ガラス周りの作業は慎重に行う
ガラス周りの作業は、必ず慎重に行ってください。
新しく貼った障子紙の余った部分をカットする際にカッターの刃でガラスを傷つけたり、窓用フィルムを貼る際に何かの拍子でヒビが入ったりする可能性があります。
そのため、力を入れすぎないように注意する、作業は日中のみに行う、などの工夫をしましょう。
リメイクする際は養生をする
雪見障子に限った話ではないですが、リメイクする際は念入りに養生しましょう。
塗装するときや障子紙を剥がすときに、ペンキが飛んだりのりが垂れたりすることがあります。
よって、作業を始める前に床・壁・柱などを新聞紙やマスキングテープで徹底的に養生してください。
特に、ガラス部分の養生は重要です。塗料やのりなどが付いてしまうと、後から落とすのが非常に大変になります。
作業はなるべく2人以上で行う
雪見障子のリメイクを行う際は、なるべく2人以上で作業を行いましょう。
雪見障子はガラスが入っている分、通常の障子よりもかなり重いうえに重心も不安定です。
1人で作業をすると、鴨居から外すときや作業中に裏返すときなどに、障子戸を倒したり腰を痛めたりする可能性もあります。
身の安全のためにも、できるだけ2人以上で作業を行うことをおすすめします。
雪見障子をリメイクしてオリジナルの空間づくりを
本記事では、雪見障子のリメイクアイデアやDIYで作業する場合の基本的な流れを解説しました。
障子紙やフィルムを貼るだけの簡単なものから、塗装やパーツの交換といった本格的なものまで、雪見障子にはさまざまなリメイク方法があります。
気になったリメイク方法があれば、ぜひ試してみてください。本記事で紹介している基本的なDIY手順やリメイクする場合の注意点も参考となれば幸いです。
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※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。



