床の間に置くと良いもの一覧|定番・季節別・おしゃれな飾り方も紹介!
※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。

「床の間って、何を飾ればいいの?」
そう思ったことはありませんか?
和室にある床の間は、日本ならではの美や”おもてなしの心”を表現する大切な空間です。しかし実際は、「何を置けば正解なのかわからない」「飾り方のルールがありそうで難しい」と感じてしまい、活用しきれていない方も多いかもしれません。
この記事では、床の間に置くと映える定番アイテムや、季節ごとの飾り、おしゃれに見せる配置のコツまでをわかりやすくご紹介します。
初めての方でも安心して楽しめるように、マナーや現代風アレンジもあわせて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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床の間の意味と置くと良いものの選び方
床の間本来の役割と意味、置くと良いものの選び方について詳しく解説していきます。
床の間の本来の役割と意味
床の間は、もともと日本の伝統的な住宅において、おもてなしや敬意を表すための象徴的な空間として大切にされてきました。主に客間に設けられ、掛け軸や花、焼き物を飾ることで、訪れた人への敬意や、家主の美意識を伝える場とされてきたのです。
このような空間は、日本人の「四季を感じる心」や「自然と調和する感性」と深く結びついており、単なる飾り場所ではなく、文化的・精神的な意味合いを持っています。
置くもの選びの3つの基本ポイント
床の間を美しく、調和の取れた空間にするためには、飾るアイテム選びにも以下のようなコツがあります。
- サイズのバランスを意識する
- 主役と脇役のバランスをとる
- 季節感・清潔感を大切にする
床の間の広さや高さに対して、置くものが大きすぎたり小さすぎたりしないようにしましょう。また、掛け軸がメインなら、花や置物は控えめに配置するのがポイントです。一方、花を主役にしたい場合は、掛け軸の内容をシンプルなものにするなど、全体の調和を図るようにしましょう。
また、美しく整った空間を保つためには、清潔感も欠かせません。
埃のたまった飾りは清潔感を損ない、かえって印象を悪くしてしまいます。季節ごとのアイテムに入れ替えたり、こまめに手入れを行ったりすることで、美しい印象をキープできます。
こうした基本を押さえるだけで、床の間は一気に「魅せる空間」に変わります。
床の間に置くと良い定番アイテム一覧
床の間に置くと良い定番アイテムを紹介します。
掛け軸(書・絵・仏画など)
床の間の中心的存在といえば、やはり掛け軸です。代表的なものには、以下のようなものがあります。
- 書
- 禅語
- 仏画
- 山水画
- 季節を感じさせる絵
格式ある和室には「真(しん)」と呼ばれる厳粛な書画、親しみやすい和室には「草(そう)」や「行(ぎょう)」の少しカジュアルなデザインを選ぶと空間に馴染みやすくなります。
掛け軸は絵や文字そのものの美しさだけでなく、飾ることで空間に静けさや思想をもたらす、日本独自の芸術文化です。
生け花・一輪挿し
床の間に花を添えることで、空間に生気と彩りをプラスできます。華やかな生け花だけでなく、季節の草花を一輪挿しで飾るのもおすすめです。花器との組み合わせによって、シンプルながらも趣のある演出が可能になります。
花を選ぶ際には、季節感を意識すると良いでしょう。春は桜、夏は朝顔やアジサイ、秋はススキや紅葉、冬は椿など、日本の四季に寄り添った花を飾ると、より深い情緒が生まれます。
置物(焼き物・香炉・小さな仏像など)
床の間の床(ゆか)部分には、置物を配置することで空間に重心と深みが生まれます。代表的なものには、美しい陶器や香炉、小さな仏像、干支の置物などがあります。
選ぶときのポイントは「控えめな存在感」です。あくまで掛け軸や花を引き立てる脇役として配置するのが基本となります。また、季節や飾るテーマに合わせて入れ替えると、空間に動きが出ておすすめです。
季節の飾り(雛人形・兜・正月飾りなど)
伝統行事に合わせた飾りは、床の間を季節の舞台に変えてくれます。たとえば、ひな祭りには雛人形、端午の節句には兜、七夕には笹飾り、お正月には鏡餅や干支の置物などです。
こうした季節飾りは、訪れる人に「季節を大切にしている家庭」という印象を与えられます。また、行事が終わったあとはすぐに片づけるのが、清潔感と格式を保つコツです。
床の間を飾るときのマナーと注意点
床の間を飾るときのマナーと注意点を紹介します
掛け軸と置物の配置バランス
床の間は「主役と脇役のバランス」が重要な空間です。特に、掛け軸と置物を飾る際は、高さや奥行き、色のバランスに気を配りましょう。
なかでも意識したいのが、「三角構図」と呼ばれる配置です。掛け軸を背景に、置物や花を左右どちらか一方に寄せて飾ることで、視覚的な安定感と落ち着きが生まれます。
季節ごとに飾りを変えることで印象アップ
床の間の魅力は動かさない場所だからこそ、飾るもので季節感を演出できるところにあります。春には淡い色合いの桜、夏は涼感のあるガラスの花器や竹の飾り、秋は紅葉や栗、冬は雪景色の掛け軸や椿の花などを飾ると良いでしょう。
小さな変化でも、訪れた人に「丁寧な暮らしをしているな」と感じてもらえます。
お客様を迎えるときの飾り方の心遣い
来客時には、床の間に心をこめた飾りを準備しておくと好印象につながります。特に、生け花を新しく生け直す、季節に合った掛け軸へと変えたりすると、小さな心遣いとして喜ばれるでしょう。
また、お客様の趣味や関心に合わせたモチーフを取り入れると、会話のきっかけにもなり、より印象深いおもてなしになります。
床の間を有効活用してクローゼット収納にするのもあり
床の間を有効活用してクローゼット収納にするのもおすすめです。
使っていない床の間をしまう空間として再活用
現代のライフスタイルでは、「飾るよりも収納として使いたい」という声も多く、床の間を収納スペースへとリフォームする家庭が増えています。
特に和室にある奥行きのある床の間は、布団や季節用品の収納にぴったりです。
扉をつければスッキリおしゃれな和モダン空間に
収納として活用する場合でも、見た目の美しさはキープしたいところです。引き戸や障子風の扉をつけることで、和の雰囲気を壊さずにスッキリとした印象にできます。
木材の質感や和紙風素材を選べば、ナチュラルで落ち着いた空間になります。
クローゼット化はDIY対応可
実は床の間のクローゼット化はDIYでも対応可能です。ホームセンターで買える棚板や収納ボックス、突っ張り棒などを活用すれば、自分好みの収納空間が作れます。
DIY初心者でも、手軽に機能的でおしゃれな収納スペースへとアレンジできるのが魅力です。
まとめ
床の間は、和の美意識や季節感・おもてなしの心を表現できる日本ならではの趣ある空間です。掛け軸・花・置物・季節飾りなどを上手に組み合わせて、シンプルで美しい和室を演出しましょう。
一方で、使い方に迷ってしまう人や飾る習慣がない方は、収納空間としてリフォームするのも有効な選択肢です。自分らしいスタイルで床の間を活用し、暮らしをもっと豊かに整えていきましょう。
伝統と現代を融合させたあたらしい床の間の形、ぜひ試してみてください。
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気になる方はぜひチェックしてみてください。
※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。