【和室の床の間とは?】役割・飾り方・活用法をわかりやすく解説

※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。

【和室の床の間とは?】役割・飾り方・活用法をわかりやすく解説

和室にあっても使い方がわからず、物置きになっている…そんな床の間ですが、実は日本ならではの美意識や“おもてなしの心”が詰まった特別な空間です。

本記事では、床の間の本来の役割や歴史に触れつつ、現代の暮らしに合った飾り方やインテリアアレンジ、さらに収納スペースとしてのリメイク方法まで、初心者にもわかりやすく紹介していきます。

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床の間とは?

床の間の歴史や本来の役割について解説します。

床の間の歴史と本来の意味

床の間(とこのま)は、室町時代の書院造に由来し、和室の中で最も格式が高い空間とされています。もともとは仏具や巻物を飾る「仏間」から発展したもので、訪問客への敬意や家主の美意識を示す“おもてなしの場”としての役割を果たしてきました。

掛け軸・生け花・焼き物などを置くことで、四季の変化や静寂を楽しむ、日本独自の感性を表現する場所でもあります。

現代における床の間の役割

現代の住まいでは、床の間のある和室が少なくなり、存在そのものが希少になりつつあります。ただし、そんな背景があるからこそ、床の間は「非日常」を演出できる特別な空間として、あらためて注目され始めています。

季節感や趣味を飾りに反映させることができ、和モダンインテリアのアクセントとしても映える点が魅力です。

最近では、使われなくなった床の間をリフォームし、収納スペースや趣味を楽しむための空間へと活用する事例も増えています。

和室の床の間には何を飾る?

和室の床の間には何を飾るのか解説します。

掛け軸・生け花・置き物の組み合わせが基本

伝統的な床の間の飾り方は、「掛け軸+生け花+焼き物や香炉」といった3点構成が基本です。掛け軸は季節の言葉や風景、仏画などを飾るのが一般的です。花は季節の草花を一輪挿しにしたもの、置き物には焼き物や香炉、小さな仏像などが選ばれます。

これらをバランスよく配置することで、視覚的に落ち着きのある「静」の空間を演出できます。

季節感を取り入れる飾り方のコツ

床の間の魅力は、季節ごとに飾りを変えることで「暮らしに季節を取り込める」点です。春には桜や若草、夏には竹や朝顔、秋は紅葉、冬は椿や正月飾りなど、自然や行事を反映したアイテムを選びましょう。

掛け軸・花・置き物を全体で季節感が伝わるように組み合わせると、品のある印象に仕上がります。

仏間や神棚との違い・飾る際の注意点

床の間は「飾る空間」、仏間や神棚は「祀る空間」という違いがあります。床の間に仏具や神具を置くこともありますが、信仰的な意味合いが強いものは仏間・神棚に分けるのが一般的です。

また、床の間に物を詰め込みすぎると本来の静けさが失われるため、空間に余白を持たせることが大切です。

おしゃれに見せる床の間インテリアアイデア集

和室の床の間をおしゃれに見せるインテリアアイデアを紹介します。

和モダンスタイルで統一感を演出

畳や障子のある空間に、スタイリッシュなデザインを取り入れる「和モダン」スタイルは人気です。木目の美しい花器や無地でシンプルな掛け軸、モノトーン系の置き物などを組み合わせることで、和室の落ち着きとモダンな雰囲気を両立できます。

照明にもこだわると、さらに雰囲気がアップします。

趣味や季節イベントを取り入れたディスプレイ

床の間は季節イベントや趣味を楽しむギャラリーのようにも使えます。たとえば、クリスマスやハロウィンにちなんだ飾り、好きな作家の小作品、旅先で購入した小物などを飾ることで、自分らしさを表現できるスペースになります。

季節ごとの「小さな模様替え」が楽しめるのも、床の間の魅力です。

花器・オブジェ・ミニアートの選び方

飾るアイテムは「小ぶりで繊細なもの」がおすすめです。主張が強すぎるものより、空間に溶け込むようなデザインを選ぶと落ち着いた印象になります。

たとえば、陶器・ガラス・木製など、素材を統一するとまとまりが出ます。ミニアートやアロマディフューザーを取り入れても、現代らしいおしゃれな演出が可能です。

床の間の活用アイデア|使わない空間を生かす方法

使わない床の間を実用的に活用する方法を紹介します。

床の間を収納スペースとして使う方法

使われていない床の間は、収納として再活用するのもひとつの方法です。カゴや収納ボックスを置いて見せる収納にしたり、扉を設置してクローゼット化することで、デッドスペースを有効活用できます。

和室の雰囲気に合う木製や和紙風の扉を選べば、違和感なく取り入れられます。

ワークスペースや読書スペースにリメイク

奥行きのある床の間は、デスクを設置するだけでミニワークスペースとして活用できます。さらに、壁に照明を取り付ければ、読書や手芸など趣味の時間を楽しめる、落ち着いた空間へと変わります。

とくに在宅ワークが一般化した現在では、和室の床の間を仕事用スペースとして再活用する人が増えてきました。自宅にいながら集中できる環境を整えられる点が、多くの方に支持されている理由の一つです。

子どもの遊び場やペットスペースに活用

小さな子どもがいる家庭では、床の間をおもちゃコーナーにする方法もおすすめです。畳の上にやさしい素材のマットを敷いて、子どもの遊びスペースとして活用すれば、視線が届きやすく、安全性も確保できます。

また、ペットのベッドやトイレスペースとして使うのもおすすめです。視覚的に仕切られた空間なので、落ち着いて過ごせる場所になります。

まとめ

床の間は、古き良き日本の美意識が詰まった特別な空間です。掛け軸や花、置き物を飾ることで、静けさや季節の移ろいを感じられるだけでなく、今の暮らしに合わせておしゃれにカスタマイズすることも可能です。

さらに、使わない床の間は収納や趣味のスペースとしてリメイクすることで、暮らしの質を高める空間に生まれ変わります。

「飾る」「使う」どちらのスタイルでも、あなたらしく床の間を活かして、和室に心地よい変化を加えてみましょう。

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気になる方はぜひチェックしてみてください。

※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。

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