床の間に香炉を飾る正しい方法とは?位置・バランス・マナーを徹底解説

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床の間に香炉を飾る正しい方法とは?位置・バランス・マナーを徹底解説

床の間に香炉を飾ると、香りとともに和の趣ある空間を演出できます。ただし配置を誤ると、かえってバランスを崩してしまうことも。

本記事では、香炉の正しい飾り方、掛け軸や花とのバランス、季節に合わせた演出方法、避けたいタブーについてわかりやすく解説します。

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香炉の正しい飾り方と配置の基本

香炉の正しい飾り方と配置の基本を紹介します。

床の間での香炉の位置関係

床の間では、掛け軸が主役となるため、香炉はその前にさりげなく添えるように置くのが基本です。香炉は控えめなデザインを選び、左手前に配置すると空間に奥行きが生まれます。

花や置物との組み合わせでは、左右のバランスに配慮することで、調和のとれた美しい床の間を演出できます。

季節感や行事に合わせた香炉の飾り方

香炉は季節や行事に合わせて飾ることで、床の間に豊かな表情を加えられます。

春は桜や若葉、夏は涼しげなガラス香炉や白檀の香り、秋は紅葉や陶器、冬は節句飾りと組み合わせると、季節の移ろいを感じられます。

小さな工夫で、おもてなしの心が伝わる空間が作れるでしょう。

床の間で避けるべき香炉の置き方

香炉を掛け軸の真下に大きく置くと、主役を奪うことになるため避けましょう。また、香炉が大きすぎたり主張の強いデザインだと、空間全体の調和を乱す原因になります。

さらに、香りが強すぎると来客に不快感を与えることもあります。控えめで上品な配置と香り選びを心がけましょう。

床の間に飾る香炉台の選び方のポイント

香炉の魅力を引き立てるには、香炉台の選び方も大切です。

素材で選ぶ

香炉台の素材は空間の印象を大きく左右します。漆塗りは艶と高級感があり、格式ある床の間に最適です。

木製は自然な温かみがあり、陶器は香炉との統一感が生まれやすく季節感も演出できます。

素材の特徴を活かし、空間全体との調和を大切にしましょう。

サイズで選ぶ

香炉台は香炉に合ったサイズを選ぶことが大切です。小さすぎると不安定に見え、大きすぎると香炉が埋もれてしまいます。

香炉より一回り大きめの台が目安で、重厚な香炉には厚みのある台を、軽やかな香炉には華奢な台を選ぶとバランスが整います。

色・デザインで選ぶ

香炉台の色やデザインは、床の間全体の雰囲気と調和するものを選びましょう。黒や濃茶は落ち着いた印象に、明るめの木地は柔らかさを演出します。

できるだけシンプルなデザインにすると香炉が引き立ち、空間に統一感が生まれます。

季節感や用途で選ぶ

季節の行事や節句に合わせて香炉台を変えると、床の間の演出がより豊かになります。

春は桜柄の陶器、秋は紅葉や月のモチーフ、冬は干支や節句飾りと合わせることで、訪れる人に季節の趣を感じさせる空間が生まれます。

用途や行事に合わせた台選びは、日常に彩りを加える工夫としておすすめです。

床の間に香炉と一緒に飾るおすすめの置物・装飾品

香炉と合わせて掛け軸や花、季節の置物を飾ることで、床の間に奥行きと動きが生まれます。

掛け軸・花・生け花との組み合わせ例

床の間の主役である掛け軸に合わせて、香炉や花を控えめに添えることで空間の格調が高まります。

例えば墨絵や仏画には、落ち着いた香炉と控えめな一輪挿しが好相性です。花器や香炉の色調をそろえることで統一感が生まれ、品のあるしつらえになります。

季節の置物

季節の行事に応じた置物を香炉とともに飾ることで、床の間に豊かなストーリーが生まれます。

正月は干支や鏡餅、春は雛人形や桜、秋は月見団子や紅葉などを添えると、四季の移ろいが視覚でも楽しめます。香炉とのバランスを意識し、控えめで調和の取れた演出を心がけましょう。

モダンな置物との調和

現代の住まいでは、床の間にモダンなアイテムを取り入れるスタイルも人気です。

香炉を主役にしながら、シンプルなオブジェや北欧風の小物、抽象アートを合わせることで、和と洋が調和した洗練空間を演出できます。色味や素材感を抑えて統一すると、違和感なく馴染みます。

床の間に香炉を飾るときの注意点とマナー

香炉は香りや美しさを楽しむ一方で、使い方には配慮が必要です。

香りの強さと頻度に注意

香炉は香りの強さや頻度に配慮して使いましょう。強すぎる香りは空間に残りやすく、不快感の原因になります。

普段は自然な香りを、来客時には穏やかで印象の良い香りを選ぶのが理想です。使用頻度も週に数回程度に抑えると、香りの鮮度が保たれます。

来客時と普段使いの香炉の使い分け

来客時には、おもてなしの気持ちを香りで伝えるため、上品で季節感のある香を焚くのがおすすめです。

普段は好みに合う香りやコンパクトな香炉を使い、日常に馴染ませましょう。香りの種類や量、タイミングを変えることで、生活のシーンに合わせた演出ができます。

小さなお子様やペットがいる家庭での配慮

火を使う香炉は、小さなお子様やペットのいる家庭では特に注意が必要です。

手の届かない場所に置く、電気式やお香タイプに切り替えるなど、安全性を優先しましょう。香りの強さにも配慮し、無香や控えめな香りを選ぶことで、安心して楽しむことができます。

使っていない床の間は収納に活用するのもおすすめ

最近では、床の間を装飾スペースとして使わずに収納として活用する家庭も増えています。

香炉や掛け軸を飾る機会が少ない場合は、棚や扉を設置して、すっきりとした収納空間にリフォームするのも一案です。和室の雰囲気を壊さず、実用性も高められるため、現代の暮らしに合った活用法といえるでしょう。

床の間をクローゼットにリフォームするという選択肢

床の間をうまく活かせていない場合、収納棚やクローゼットへのリフォームもおすすめです。

季節用品や来客用の座布団などをまとめて収納でき、部屋全体がすっきりと片付きます。和の雰囲気を保ちつつ、生活に合わせた機能的な空間に生まれ変わります。

インテリアに馴染む折れ戸を選べば、違和感のない仕上がりに

床の間を収納スペースに変更する際は、扉のデザインにもこだわると統一感が出ます。和室には木製の折れ戸デザインの扉がよく合い、自然と空間になじみます。

内装の色味と合わせることで、見た目にも上質で落ち着いた印象を保ちつつ、違和感のない収納空間が完成します。

まとめ

香炉は、香りとともに和の趣を演出できるアイテムです。床の間に香炉を飾る際は、掛け軸や花とのバランス、香炉台の選び方、季節感を意識した演出が重要です。

香りの強さや安全面にも配慮しつつ、自分らしい床の間のしつらえを楽しみましょう。香りのある暮らしが、日常に心のゆとりをもたらします。

DIYドア通販本店では、床の間を簡単にクローゼットへリフォームできるクローゼットドアを販売しています。

気になる方はぜひチェックしてみてください。

※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。