建物金物には釘やドアノブといった実用性のあるタイプと装飾物の2種類あります。それぞれの特徴の他に、おすすめの建築金物メーカーを紹介します。

建築金物とは？

建物金物とは、屋根の被覆材や構造材、さらに配管以外の部分で利用されている金属部材のことです。建築金物には装飾物から、ドアノブや釘などの実用的に使われているものまで豊富です。

特に木造建築物において、様々な金物を使って耐震性や安全性を確保することが一般的です。このため、国土交通省や農林水産省が運営している財団法人日本住宅・木材技術センターでは、木造建築において利用できるかなものにおいて認定制度を設けています。

建築金物の種類

建築金物には、次の2種類があります。

• 装飾金物
• 機能金物

装飾金物は、アルミニウム鋳物やアイアンワークなどを使ってフェンスやアーチ、門扉、風見鶏などアーティスティックに装飾する物が多く揃っている点が特徴です。商業施設やアミューズメントパークなどによく利用されていますが、マンションや一軒家に利用される場合もあります。

機能金物は建築において必要不可欠な物で、フックやガラス用金物、建具などが挙げられます。例えばドアノブがなければドアが開かないように、機能金物がないと機能しないことが多移転が特徴です。

おすすめの建築金物メーカー10選

建築金物メーカーによっても提供している物やサービス、特徴が異なります。そのため、依頼目的にあったメーカーを選ぶことが重要です。この章では、おすすめの建築金物メーカーを10社紹介します。

建築金物メーカー	特徴
河淳株式会社	装飾金物に特化した企業
杉田エース株式会社	自社ブランドACEをはじめさまざまな建築金物を扱う企業
株式会社ノダ	木質や無機質の建材に特化
コンドーテック株式会社	電設資材や鉄構資材、産業資材などを製造や卸売
モリ工業株式会社	日本でも屈指のステンレスメーカー
株式会社ナスタ	集合住宅向け宅配ボックスは、市場シェアのNo.1
株式会社ダイケン	マンションに必要な製品を多く扱う
株式会社シブタニ	フルオーダーに対応
株式会社タツミ	木造建築に関連する建物金物の製造に特化
タカヤマ金属工業株式会社	住宅に必要な部品を多く扱う会社

1.河淳株式会社

引用：KAWAJUN

河淳株式会社は、リテールソリューション、グローバルハードウエア、メディカル、ホテルなど幅広く業務を展開している会社です。金物建材においては、ドアノブやペーパーホルダーといった建築装飾金物を扱っています。

河淳株式会社は、1974年設立で50年近い実績があります。さらに、幅広く事業を展開しておりさまざまな実績やノウハウ、知識などを持っている会社です。

2.杉田エース株式会社

引用：杉田エース株式会社

杉田エース株式会社は、ホームセンターや建材店などに卸売りをしている会社であり70年以上の歴史があります。

さまざまな商品を扱っていますが建築金物としては、物干し金物、ポスト、錠前などの住宅用、アルミ製屋上やベランダの手すりなどのビル用の商品を扱っています。このほか、バリアフリー向けや防災向けの商品も展開している点が特徴です。

3.株式会社ノダ

引用：株式会社ノダ

株式会社ノダは、合板の製造以外に建材の製造から卸売まで展開している会社です。1938年創立と実績豊富な企業であり、木質や無機質の建材に特化しています。特に、機能性ドアや内装引き戸、手すりなどがメインの商品です。

株式会社ノダでは、住み心地の良さを目的としており、すっきりした収納をできるための玄関やシューズボックスなどを展開しています。

4.コンドーテック株式会社

引用：コンドーテック株式会社

コンドーテック株式会社は、電設資材や鉄構資材、産業資材などを製造や卸売まで行っている会社です。建築用や土木用、船舶用などさまざまな金物を扱っています。ワイヤーロープやターンバックルなど運搬作業用の資材にも力を入れています。

コンドーテック株式会社では社内認定制度である吊り具アドバイザーが、吊り具についてのノウハウや知識を持った担当者が支援中です。

5.モリ工業株式会社

引用：モリ工業株式会社

モリ工業株式会社は、月で4,000トンを誇っている日本でも屈指のステンレスメーカーであり条鋼やステンレス管をメインに製造や販売を行っている会社です。フレキシブル管やクラッド管、丸管などがメインの製品です。他にも物干し製品をはじめとして、家庭用金物製品を多く扱っています。他にも、ステンレス管を使ってコイル巻きや溶接など加工も行っています。

6.株式会社ナスタ

引用：株式会社ナスタ

株式会社ナスタは、換気口やポストなど住宅に必要な建物金物の製造を多く扱う企業です。さらに、消防関連用品やエクステリア製品など幅広い商品展開をしています。株式会社ナスタが扱う集合住宅向け宅配ボックスは、市場シェアのNo.1を誇っておりさまざまなデザインや規模にも合わせられます。

さらに、インターフォンにも力をいれておりさまざまな種類を展開中です。

7.株式会社ダイケン

引用：株式会社ダイケン

株式会社ダイケンは、商業施設やオフィスビルなどの外装用建材やマンションをはじめとした住宅設備などの建物金物を扱っている会社です。さらに、点検口や宅配ボックス、笠木など住宅において必要なものを取り揃えています。このほかにもエクステリア製品を扱うなど幅広い製品の扱いがあります。

その他、自転車置き場やゴミ収集庫など、マンションに必要な製品を多く扱う会社です。

8.株式会社シブタニ

引用：株式会社シブタニ

株式会社シブタニはドアハンドルやサッシ、錠前などドア周辺の金物建材を多く扱う会社です。取り付ける住宅等のイメージや予算に合わせてデザインをオーダーするフルオーダー、または、イージーオーダーなど幅広いサービスを提供しています。岡山城天守閣のドアハンドルを製作するなどさまざまな実績があります。

また設計支援も行っており、安心して導入可能です。

9.株式会社タツミ

引用：株式会社タツミ

株式会社タツミは、木造建築に関連する建物金物の製造に特化した会社です。壁のパネルや屋根、床など木造建築に必要なさまざまな商品を扱っています。医療施設や教育施設、工場施設、住宅マンションなどさまざまな事例があるなど実績豊富な会社です。

株式会社タツミの扱う金物は、日本住宅・木材技術センターが発行した承認書にて品質証明書の対応をしており安心して導入可能です。

10.タカヤマ金属工業株式会社

引用：タカヤマ金属工業株式会社

タカヤマ金属工業株式会社は、工務店やハウスメーカーなどに対してステンレスや鉄などのとい受け金具や屋根用部材などの住宅に必要な部品を多く扱っている企業です。

タカヤマ金属工業株式会社では、エンドユーザー視点での企画提案力に特化しておりデザインやランニングコストの削減、長期間住むためのノウハウの提供などエンドユーザーのニーズに取り組んでいます。

まとめ

金物建材とは、住宅に必要なドアノブやポスト、とい受けなどの配管以外の金属部分のことです。建物に必要な部分から、装飾部分にも使われており住宅になくてはならないものとなっています。

さまざまな会社で金物建材を扱っており、住宅用に特化している場合や業務用など幅広く扱っている場合もあります。それぞれの会社で扱っている製品やサービス、実績などを確認して選ぶようにしましょう。

次のページでは、おすすめの建具金物メーカーを5社紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。

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