【DIY】開き戸を引き戸に変える方法を解説!おすすめの設置場所も紹介します!

【DIY】開き戸を引き戸に変える方法を解説!おすすめの設置場所も紹介します!

もっとおしゃれな家にしようと、開き戸から引き戸へDIYする人が増えてきています。

しかし、開き戸から引き戸の取替えをDIYで行う場合、それなりに準備しなければなりません。当記事では、DIYで開き戸から引き戸に変える方法について紹介します。

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開き戸とは?

開き戸とは?

「開き戸」とは「ひらきど」と読み、丁番や軸受け金物で止めた部分で出来た軸を使い、弧を描いて回転するドアです。いわゆる洋室ドアというのが、この開き戸に該当します。

回転方向には内側と外側とで2種類ありますが、日本の住宅では外開きがメインです。

開き戸のメリット

開き戸のメリットは、以下の2点が挙げられます。

  • 気密性が高い
  • 掃除が楽

開き戸は引き戸と比較し、気密性が高いため、トイレや楽器練習部屋など、音漏れが気になる部屋に使用されやすいです。また、空気が漏れにくいため、リビングを開き戸にすれば、暖房や冷房の効きがよくなります。

掃除の手間がかからないのも。開き戸のメリットです。引き戸の場合、どうしてもレールにホコリや髪の毛が挟まってしまうため、定期的に掃除をしなければなりません。

しかし、開き戸の場合はレールがないため、掃除がしやすいです。

開き戸のデメリット

開き戸のデメリットは、以下の2点があげられます。

  • 開閉スペースが広い
  • 人に当たる

開き戸は引き戸と比較して、扉の可動域が広いです。そのため、ドアの開閉スペースを確保して置く必要があり、デッドスペースが生まれてしまいます。

また、開き戸は扉を前後に開閉する仕組み上、扉の裏側に人がいるか確認できないため、扉を勢いよく開けてしまうと、相手に当たってしまい、ケガさせてしまうリスクもあります。

特に階段付近の部屋を開き戸にしてしまうと、階段上から転げ落ちてしまう可能性もあるため、注意が必要です。

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引き戸とは?

引き戸とは?

「引き戸」とはレール上でスライドさせて扉を開閉する戸です。一般的に溝は床に設置されていますが、上吊り式タイプも最近よく見かけます。

開き戸と違って、扉を簡単に開閉できるため、高齢者や小さな子供、車いすの方にも最適です。

引き戸レールの種類

引き戸レールには大きく分けて以下の2種類あります。

  • レールタイプ
  • 上吊りタイプ

ごく一般的なタイプなのが、レールタイプで、床に敷いてあるレール上でスライドさせて開閉させます。押し入れや襖などがこのタイプです。

上吊りタイプは、天井などの上部にレールをつけ、上に吊した状態でスライドさせて開閉させます。このタイプではレールタイプよりも掃除がしやすく、下にレールがないため、転倒が起きる心配がありません。

そのため、高齢者福祉施設や老人ホームなどで利用されています。

引き戸のメリット

引き戸のメリットとして以下2点が挙げられます。

  • 広いスペースが要らない
  • 扉がぶつかる心配がない

引き戸は開き戸と違いスライドするだけで開閉出来ます。扉を収納するスペースを確保しておくだけで十分なため、開き戸のようなデッドスペースが生まれないのがメリットです。

また、扉を前後に開閉しないため、開閉した時に扉を当ててしまうリスクがありません。比較的安全に開閉できるといったメリットもあります。

引き戸のデメリット

引き戸のデメリットは以下の2点があげられます。

  • 設置面積に十分なスペースが必要
  • 気密性や遮音性が低い

引き戸を設置する際、扉を収納するためには控え壁か、戸袋を設けなければいけません。したがって、控え壁か戸袋を設けられるだけの、スペースを確保する必要があります。

また、開き戸と比較して、壁と壁の間に隙間が生じやすくなるため、気密性や遮音性が低いです。そのため、すきま風が入りやすかったり、扉の開閉時に音が出やすかったりするといったデメリットもあります。

ただし、最近では、気密性や遮音性が高まった引き戸も増えてきているため、気密性や遮音性を重視したいという方はカタログなどを見て検討するとよいでしょう。

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引き戸のおすすめの設置場所3選

引き戸のおすすめの設置場所3選

引き戸のおすすめの設置場所として次の3つが挙げられます。

  • リビング・キッチン
  • 和室
  • 子供部屋

それぞれの場所について詳しくみていきましょう。

1.リビング・キッチン

引き戸を利用すれば、疑似的に大部屋にしたり、必要に応じて区切ることで個室にしたりできます。つまり、引き戸であれば、扉としてだけでなく、間仕切りとしても使用できるということです。

このような背景もあり、近年1LDKの賃貸においてよく引き戸が用いられています。

2.和室

畳の温室調整効果を高めるためには換気が必須です。引き戸にすれば、開けたままの状態を保つことができるため、十分な換気を行うことができ、温室調整効果を高められるでしょう。

また、障子や襖も引き戸の1種であるため、相性のよさは申し分ありません。

3.子供部屋

開き戸の場合は、完全にドアが閉まった状態となるため、子供の目が届きにくくなってしまいます。子供に目を光らせるという点で、引き戸は子供部屋に最適です。

また、子供の成長に合わせて間取りを変えられるのも子供部屋に最適な理由の1つです。例えば、年齢が小さい時は監視や広さを優先させて、子供が成長したらプライバシー保護を優先させるといったことができます。

家庭内の状況に合わせて変化させられるのも、引き戸の魅力といえるでしょう。

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開き戸を引き戸に変える際の準備物

開き戸を引き戸に変える際の準備物

自分で開き戸から引き戸に変える際の準備物について紹介していきます。準備物は以下の6点です。

  • 鴨居
  • 敷居
  • 縦枠
  • ストッパー
  • 固定道具

これらの準備物について説明します。

まず扉ですが、数多くのメーカーから販売されているため、自分の好みの物を見つけやすいです。しかし、これまで使っていたドアをリメイクすることも難しくはありません。節約したい方はリメイクがおすすめです。

鴨居は、天井側のレールや溝が入れられている部分のことです。大体扉の幅より2倍の長さの物を購入しましょう。

鴨居とは反対に、床側のレールや溝が入れられている部分が敷居です。こちらも鴨居と同様、扉の幅より2倍の長さが必要になります。

縦枠は、鴨居と敷居を繋ぐ部分です。引き戸によっては使用しない場合もありますが、縦枠を設けた方が鴨居の強度が上がるため、DIYをする際は準備した方が良いでしょう。

引き戸を設ける際に欠かせないのが、ストッパーです。こちらがないと勢いで引き戸を閉めた際に縦枠が破損する可能性があります。

したがって、レールの端には必ずストッパーを取り付けた方が良いです。最後に固定道具についてですが、具体的にはプラスドライバーや、石膏を固定する際のアンカーのことを指します。

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開き戸を引き戸に変える5ステップ

開き戸を引き戸に変える5ステップ

開き戸を引き戸に変えるための5ステップは以下のとおりです。

  1. 寸法の確認
  2. 既存ドアの取り外し
  3. 敷居・鴨居・上下レールの取り付け
  4. 縦枠の取り付け
  5. 引き戸のはめ込み

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.寸法の確認

余裕を持った幅や高さの扉を選ぶためには寸法の確認が大切です。この際、戸袋をどちらに設置できるかの確認もしておくと良いでしょう。

2.既存ドアの取り外し

現在付いているドア本体の取り外しをしましょう。丁番のピンを外すとドアとドアが分離し、簡単に外せます。

3.敷居・鴨居・上下レールの取り付け

ドアの取り外しを終えたら、敷居・鴨居を取り付けます。鴨居を取り付ける際はなるべく柱の部分にネジ止めをしましょう。

4.縦枠の取り付け

縦枠があると鴨居の強度が高まります。ここでのポイントは、床のレール端から垂直になるような高さを確保し、鴨居をしっかり支えられるように縦枠を取り付けることです。

5.引き戸のはめ込み

最後に引き戸をはめ込みスライド出来るようにします。はめ方は、上のレールをはめて下のレールという順番です。こうすると引き戸を固定しやすくなります。

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開き戸を引き戸にリフォームするならDIYがおすすめ!

開き戸を引き戸にリフォームするならDIYがおすすめ!

今回は、開き戸を引き戸に変更する方法を説明しました。開き戸と引き戸、それぞれ特徴がありますが、小さな子供や高齢者がいるという家庭の場合、引き戸の明らかにメリットの方が多いです。

子供から目を離したくない、バリアフリーに適した扉にしたいという方は、開き戸から引き戸へ変更するとよいでしょう。ただし、自分で引き戸にDIYしたくても難しくて不可能だと思う方も少なくありません。

そんな方にオススメなのが、「工事いらずのリフォーム建具」です。こちらはDIYドア通販で販売されています。取り付け方が分かりやすく画像付きで説明されているため、初めての方でも安心して取り付けられます。

デザインやカラーの種類が豊富で、引き戸レールと扉の収納スペースさえ確保していれば、工事不要で引き戸の設置が可能です。手間をかけずに引き戸へ変えたいという方は、「工事いらずのリフォーム建具」をご検討下さい。

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