猫の脱走防止用の引き戸はDIYで製作可能?作るのが難しい場合の代替案も
※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。
大切な愛猫が玄関や廊下から脱走してしまうリスクを考えると、何らかの対策が必須です。市販のペットゲートは高価なため「自分で引き戸を自作しよう」と考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、建具である引き戸をゼロから作るのは、初心者にとって非常に難易度が高く、あまりおすすめはできません。
そこで本記事では、初心者がDIYで引き戸を作ることをおすすめできない理由を深く掘り下げます。また、安全かつ確実に脱走を防ぐための代替案もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
なお、当サイトでは、ペットドア付きの引き戸を販売しています。襖の取り替えをご検討されている場合は、ぜひDIYドア通販本店にお問い合わせください。
猫の脱走防止用のオリジナル引き戸は初心者でもDIYで製作可能?
DIYの経験がほとんどない初心者の方が、ゼロから本格的な脱走防止用の引き戸を製作するのは極めて難しいです。
本棚やテーブルとは異なり、引き戸は「開閉することで空間を仕切る」「侵入・脱走を防ぐ」という重要な機能・役割があります。
そのため、簡単そうに思えても、実は引き戸の製作過程は非常に複雑です。精密な加工技術や製作に関する知識も必要になってきます。
さらに、猫は身体能力が高いため、DIYで作った引き戸の強度が少しでも足りなかったり建て付けが甘かったりすれば、すぐに猫は脱走してしまいます。扉が倒れてケガをする場合もあるでしょう。
DIYでの製作が初心者におすすめできない5つの理由
なぜ、初心者が安易に引き戸をDIYで製作するのが難しいのでしょうか。その具体的な理由を5つ紹介します。
- 理由1. 引き戸にレール用の溝を彫る作業が初心者には難しいから
- 理由2. 引き戸をこじ開けられないように鍵やロックも取り付ける必要があるから
- 理由3. スムーズに開け閉めできるように建て付けを調整する必要があるから
- 理由4. 作りがやわだと2〜3日ほどで壊れる可能性があるから
- 理由5. 格子の間隔に少しでも余裕があるとそこから猫が脱走するから
理由1. 引き戸にレール用の溝を彫る作業が初心者には難しいから
引き戸を滑らかに動かすために、レール用の溝を彫らなければなりません。
さらに、この溝は数ミリの誤差も許されない精度が求められます。溝が斜めになっていたり底が平らでなかったりすると、引き戸が途中で引っかかって動かなくなるためです。
多くの初心者にとってこの加工は非常にハードルが高く、失敗して木材を無駄にする可能性もあるため、プロの技術が必要な工程と言えます。
理由2. 引き戸をこじ開けられないように鍵やロックも取り付ける必要があるから
猫は非常に賢く、前足を使ってドアをこじ開けたり体当たりをして扉を押し開けたりします。
そのため、猫がこじ開けられないよう強固な鍵やロックを設置する必要があり、これもまた高度な技術が必要です。
適切な位置に正確に鍵のパーツを取り付けないと、猫の力ですぐに解除されたり逆に人間にとって使いにくくなったりします。
DIYではこうした防犯・脱走防止パーツの取り付けが甘くなりがちで、結果として猫に突破されることが多々あります。
理由3. スムーズに開け閉めできるように建て付けを調整する必要があるから
ドアの製作において特に難しいのが建て付けの調整です。
住宅の壁や床は新築であっても微妙に歪んでいることが多く、それに合わせて正確にドアの垂直・水平を合わせなければなりません。
少しでも傾いていれば、扉自体の重みで勝手に開いてしまったり逆に閉まらなくなったりします。
この絶妙な調整には専門的な知識や技術が必要で、初心者の方がやると時間の経過とともに湿気や自重で傾き、最終的にはスムーズに開け閉めできなくなることもあります。
理由4. 作りがやわだと2〜3日ほどで壊れる可能性があるから
猫は脱走のために全力で扉に飛びついたり、ガリガリと引っ掻いたりすることがあります。
DIY初心者が作った引き戸は、見た目は立派でも、構造的に猫の衝撃に耐えられるほど頑丈に作られていないことが多いです。
強度が足りないと、猫が体当たりをした瞬間に扉がたわんだり継ぎ目が外れたりして、2〜3日もしないうちに破損してしまう可能性もあります。
理由5. 格子の間隔に少しでも余裕があるとそこから猫が脱走するから
脱走防止の引き戸を作る場合、格子状の扉にする方が多いのですが、格子と格子の隙間に少しでも余裕があれば、猫は体をねじ込んで脱走します。
この格子の間隔を猫が絶対に通れない幅で均等に固定するのは、DIYだと非常に難易度が高いです。
少しでも寸法の計算が甘ければ、せっかく引き戸を作って設置しても、すぐに猫に突破されてしまうでしょう。
脱走防止用の引き戸をDIYで作る代わりにできること・代替案
脱走防止用の引き戸をDIYで作る代わりに、初心者でもできる簡単な代替案を3つ紹介します。
- 代替案①ワイヤーネットで簡易的なガードを作る
- 代替案②引き戸は既製品を購入して設置だけ自分で行う
- 代替案③既存の室内ドアにロック付きのキャットドアを取り付ける
代替案①ワイヤーネットで簡易的なガードを作る
誰でも簡単に取り組めて失敗もしにくいのが、市販のワイヤーネットを使って簡易的なガードを作る方法です。
突っ張り式の柱を立て、そこにワイヤーネットを結束バンドで固定し、ドアとして開閉できるように蝶番を取り付けます。
これなら木材を加工する必要もないため、DIY初心者でも短時間で製作できます。
また、材料は全て100円ショップやホームセンターで揃ううえに失敗してもすぐにやり直せるため、DIY初心者の方には最適な方法といえるでしょう。
代替案②引き戸は既製品を購入して設置だけ自分で行う
引き戸そのものを作るのではなく、既製品のペット用ゲートを購入して設置だけ自分で行うという選択もおすすめです。
最近では、インターネット通販などで、猫のサイズに合わせてオーダーできる脱走防止用の引き戸キットが販売されています。
これらはプロが設計しているため、隙間や強度などもしっかりしており、耐久度も抜群です。
DIYの工程を組み立てと設置のみにすることで、費用を抑えつつ本格的な脱走防止用ドアを取り付けられます。
代替案③既存の室内ドアにロック付きのキャットドアを取り付ける
引き戸をわざわざ新設せずとも、既存の部屋のドアにロック付きのキャットドア(ペットドア)を後付けするという方法もあります。
これなら大掛かりな工程もなく、ドアに穴を開けて製品を埋め込むだけで済みます。
もちろん穴を開ける作業は必要ですが、引き戸をゼロから製作するよりは遥かに難易度が低いです。また、丁寧に採寸すれば、失敗するリスクも抑えられます。
そして、ロック機能がしっかりしているタイプを選べば、愛猫が勝手にドアをこじ開ける心配もありません。
まとめ|無理のない方法で脱走防止の対策をして愛猫を安全に守ろう
この記事では、猫の脱走防止用の引き戸をDIYで製作するのが難しい理由や代替案を紹介しました。
DIYでオリジナルの引き戸を作るという案は猫の脱走を防ぐのに非常に有効です。
ただ、本格的なものを作るとなると安全性と確実性を第一に考える必要があり、木工技術に自信がない場合や強度の確保に不安がある場合は、製作することはおすすめできません。
大切なのは、愛猫が絶対に脱走できない環境を作ることです。自分のDIYスキルに合わせて、無理のない範囲で、かつ最も安全な方法を選びましょう。
なお、当サイトでは、ペットドア付きの引き戸を販売しています。襖の取り替えをご検討されている場合は、ぜひDIYドア通販本店にお問い合わせください。
※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。


