ドアの色は何色がいい?建具の色選びのポイントからよくある質問まで徹底解説!
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室内のドアや戸といった建具は、空間の印象を決定づける重要な要素です。そのため、「どの色を選べば空間にあうのか」「選び方にはどんなポイントがあるのか」と悩む方は少なくありません。
この記事では、建具の概要から色選びのポイント、色味による効果を解説します。室内を彩る建具の色選びに迷われている方は、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも建具とは?
建具とは、「ドア・戸・扉・窓・障子・ふすま」といった、室内外の出入り口や仕切りに使われる開閉可能な部品や、その枠組みのことです。これにはクローゼットのドアや収納扉、押し入れの引き戸など、室内で用いられるさまざまな形態が含まれます。
注文住宅などでは建具の色やデザインを選ぶことで、室内の雰囲気を大きく左右します。また、空間の美観だけでなく機能性にも影響を与える重要な要素のひとつです。
ドアの色は何色がいい?建具の色選びのポイントは3つ
建具は空間の雰囲気を左右する重要な要素のため、色選びに悩む方は少なくありません。そこで、建具の色選びのポイントを紹介します。
- 床や壁の色にあわせる
- 家具の色にあわせる
- 差し色で使う
項目ごとに詳しくみていきましょう。
1.床や壁の色にあわせる
建具の色を選ぶ際は、室内の床や壁の色との調和を考えると、大きな失敗を避けられます。ダークカラーの床にはダークカラーの建具を、明るめな床には同様の色味の建具を選ぶことで、空間に一体感を出すことができるのです。
また、白色系の壁に対して白色系の建具を選ぶと、室内がすっきりと見え、視覚的に広がりを感じさせる効果があります。このように、床や壁の色と建具の色を上手に合わせることで、どんな色であっても違和感なく、より魅力的な室内空間を作り出すことが可能です。
2.家具の色にあわせる
家具の色に合わせて建具の色を選ぶ方法は、あらかじめ設置予定の家具が決定している、もしくは新しく購入予定の家具のスタイルやカラーが明確な方に特に適しています。
たとえば、「ウォールナット」のダイニングテーブルを中心にインテリアを考えている場合、建具の色もウォールナットの色味や濃淡に合わせることで、空間全体に統一感を持たせることができます。
このように家具の色と建具の色を調整することで、空間がバラバラに見えることなく、調和の取れた美しいインテリアを実現できます。キッチンカウンターや階段の笠木など、床以外のインテリア要素とも色を合わせることで、さらに洗練された空間を演出できるでしょう。
3.差し色で使う
室内ドアを差し色として活用する手法は、空間にダイナミックな印象をもたらし、内装のセンスを際立たせます。たとえば、白い壁の空間にネイビー、赤、グレーといった異色のドアを取り入れることで、部屋にアクセントが加わり、より洗練された雰囲気を作り出すことが可能です。
このように一点の色使いで全体のバランスを引き締め、空間全体の印象を効果的に高めることができます。
【ケース別】建具の色による効果
ここでは、建具の色による効果をケース別に紹介します。どのような空間を作りたいか、イメージの参考にご活用ください。
空間を広く見せたい
空間を広く見せたい場合、白い壁に同じく白い建具を使用することで、圧迫感を軽減し、室内を明るく広々と見せることが可能です。同色でも、真っ白な建具は空間に洗練された印象を与え、木目が感じられるベージュがかった白い建具は、ナチュラルで温かみのある雰囲気を演出できます。
基本的には、床の色と建具の色を統一することで空間に一貫性を持たせられます。しかし、濃い色を選ぶと逆に空間が狭く感じられることがあるため注意が必要です。
ナチュラルな雰囲気にしたい
ナチュラルな雰囲気を室内に取り入れたい場合は、ベージュや明るめの茶色がおすすめです。黄味がかった茶色を選ぶことで、部屋全体がよりナチュラルに、そして明るく見え、若々しくカジュアルな印象を与えます。
また、建具に無垢材などの自然素材を使用することで、ナチュラルな雰囲気に加えて、上質感も演出できるでしょう。このような色味と素材の組み合わせにより、室内に自然で温かみのある、落ち着いた空間を作り出すことが可能です。
高級感を演出したい
高級感や重厚感を演出したい場合、濃い茶色や黒などの深い色味を選ぶとよいでしょう。「黒」「ダークブラウン」「ウォルナット」といった濃い色の建具は、落ち着いた印象を与え、空間全体に高級感や重厚感を加えます。
特に、濃い茶色の中で赤味がかっているものは、より一層の上質感や高級感を演出することが可能です。ラグジュアリーな雰囲気を求める方や、ホテルライクなインテリアを好む方には、濃い目の色味の建具がおすすめです。
ドアの色でよくある3つの質問
最後に、ドアの色でよくある質問にお答えします。
- 質問1.ドアの色は統一しないとおかしい?
- 質問2.ドアの色以外に気にかけるところはある?
- 質問3.室内ドアを交換・リフォームする方法は?
それぞれ詳しくみていきましょう。
質問1.ドアの色は統一しないとおかしい?
建具の色は住宅内で統一するのが一般的ですが、好みやデザインの意図に応じて異なる色を選択することも可能です。たとえば、リビングへの入り口となるドアは他の部屋と違う色味にすると、空間のおしゃれ度を高めることができます。
また、子ども部屋では子どもの好みに合わせて建具や床の色を選ぶことで、明るく楽しい雰囲気を作り出せます。ただし、住宅全体のバランスを考慮すると、廊下などから見えるドアの色はなるべく統一することで、全体に一貫性を持たせられます。
質問2.ドアの色以外に気にかけるところはある?
室内ドアは、色味以外にもこだわることで見え方が異なります。室内ドアを選ぶ際のポイントは次のとおりです。
・素材
・デザイン(引き戸、開き戸など)
・ドアハンドルの形状
・ドアの高さ
質問3.室内ドアを交換・リフォームする方法は?
室内ドアを交換・リフォームする方法には、次の3つが挙げられます。
- ドア枠ごと交換・リフォームする
- ドアのみを交換する
- 面材のみをリフォーム
項目ごとの詳細は、次の関連ページにて解説しています。あわせて参考にしてみてください。
関連記事:室内ドアを交換・リフォームする3つの方法|費用目安からドア選びのコツまで徹底解説! – DIYドア通販本店
まとめ
ここまで、建具の概要や色選びのポイント、ケースに応じたおすすめの色を紹介しました。建具は住宅全体の雰囲気に大きく左右するため、理想の空間作りにおいて色選びの重要性が高まります。
この記事を参考に、配色の基本を理解し、失敗を避けるためのポイントを押さえておきましょう。お家づくりの際には、建具の色選びにも注目して、快適な住まいを目指してみてください。
なお、次のページでは、おすすめな室内ドアメーカーを10社紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。