勝手口ドアを断熱DIYで快適に!効果的な方法とポイント

勝手口ドアを断熱DIYで快適に!効果的な方法とポイント

寒い季節になると、キッチンや玄関の勝手口からの冷気が気になることがありますよね。この記事では、DIYで勝手口ドアを断熱する方法について詳しく紹介します。さらに、断熱化することで得られる効果やポイントについても解説します。

DIYドア通販本店では、さまざまなタイプの室内ドアを販売しています。リフォームを検討している方はぜひご覧ください。

勝手口ドア付近が寒い理由

勝手口ドア付近が寒い理由としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 断熱性がない
  • 隙間風が入る

それぞれの理由について詳しく解説します。

断熱性がない

勝手口ドアは、玄関ドアと比べて断熱性能が低いものが多く見られます。

特に古いタイプの勝手口ドアは、ガラスが単板であったり、フレームの断熱材が薄かったりするため、冬の寒さがダイレクトに室内に伝わってしまいやすいです。

隙間風が入る

勝手口ドアは、構造上、玄関ドアよりも隙間ができやすい部分があります。

ドア枠と壁の隙間、ドアと枠の隙間などから、冷たい風が入り込み、室温を下げてしまう原因となります。

また、ドアの開閉時に発生する隙間からも、冷気が侵入しやすいため、注意が必要です。

勝手口ドアの効果的な断熱対策

勝手口ドアの効果的な断熱対策として以下の3つを紹介します。

  • 隙間テープの活用
  • 断熱シートの活用
  • カーテン・ロールスクリーンの取り付け

それぞれの対策について詳しく解説します。

隙間テープの活用

隙間テープは、ドア枠と壁の隙間などに貼ることで、隙間風を遮断する効果があります。

様々な素材の隙間テープが販売されていますが、断熱効果の高い発泡ウレタン素材や、粘着力の強いアクリル素材などがおすすめです。

隙間テープを貼る際は、ドアの開閉に支障がないように、適切なサイズを選び、丁寧に貼り付けることが重要です。

断熱シートの活用

断熱シートは、窓やドアに貼ることで、室内の熱を逃がさず、外からの冷気を遮断する効果があります。

断熱シートには、アルミ蒸着シートや、気泡層のあるシートなど、様々な種類があります。

断熱シートを貼る際は、窓やドアのサイズに合わせてカットし、粘着テープなどでしっかりと固定することが重要です。

カーテン・ロールスクリーンの取り付け

カーテンやロールスクリーンは、見た目も良く、断熱効果も期待できます。

厚手の生地や、断熱効果の高い素材で作られたカーテンやロールスクリーンを選ぶと、より効果的に室温を保つことができます。

また、レースカーテンと組み合わせることで、プライバシーを守りながら、採光も確保することができます。

勝手口ドアの断熱性向上のためにDIYする手順

勝手口ドアの断熱性向上のためにDIYする手順を紹介します。

  • 準備するもの
  • 施工の手順
  • 施工時の注意点

それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。

準備するもの

勝手口ドアの断熱性を上げるためのDIYに必要なものは、以下のとおりです。

  • 隙間テープ
  • 断熱シート
  • カッターナイフ
  • ハサミ
  • 定規
  • 粘着テープ
  • 軍手
  • 汚れ落とし

施工の手順

隙間テープや断熱シートを使って、勝手口ドアの断熱性を上げるためのDIYは、以下の手順で行います。

  1. ドア枠と壁の隙間、ドアと枠の隙間の汚れを落とす
  2. 隙間テープや断熱シートを適切なサイズにカットする
  3. 隙間や窓部分に貼り付ける

上記の手順で、勝手口ドアのDIYは完了です。

施工時の注意点

勝手口ドアの断熱DIYを行う際は、以下の点に注意が必要です。

  • ドアの開閉に支障がないように、隙間テープや断熱シートを適切なサイズにカットする
  • ドアの素材や構造によっては、接着剤を使用できない場合がある
  • DIYで断熱対策を行う場合は、安全に配慮し、無理のない範囲で行う

ポリカ板を使って勝手口ドアを二重窓化する方法

ポリカ板を使って勝手口ドアを二重窓化する方法も紹介します。

  • 二重窓のメリット
  • 自分でDIYして二重窓にする手順

それぞれメリットや手順を解説します。

二重窓のメリット

二重窓は、窓と窓の間に空気層を作ることで、断熱効果を高められます。

勝手口ドアに二重窓を取り付けることで、室内の温度を安定させ、冷暖房効率を向上させることが可能です。

また、二重窓は、防音効果も期待できます。

自分でDIYして二重窓にする手順

勝手口ドアに二重窓を取り付けるには、以下の手順で行います。

  1. ポリカ板をドアのサイズに合わせてカットする
  2. ポリカ板をドア枠に固定する
  3. ドア枠とポリカ板の間に隙間があれば、隙間テープなどで塞ぐ

ポリカ板はホームセンターなどで購入し、カッターナイフや電動のこぎりなどで、適切なサイズにカットして使用しましょう。

また、ポリカ板を窓に固定する方法は、ビスや両面テープなど、様々な方法があります。

寒さ対策には断熱性のある勝手口ドアへの交換がおすすめ

寒さ対策には、断熱性のある勝手口ドアへ交換するのもおすすめです。断熱性のある勝手口ドアとはどのようなものか、以下の点を解説します。

  • 断熱性のあるガラス
  • 断熱性のあるフレーム

それぞれ詳しく解説します。

断熱性のあるガラス

断熱性のあるガラスは、複層ガラスや真空ガラスなどがあります。

複層ガラスは、2枚以上のガラスの間に空気層やアルゴンガスを封入することで、断熱効果を高めています。

真空ガラスは、ガラスとガラスの間に真空層を作ることで、より高い断熱効果を実現しています。断熱効果が高まるだけでなく、結露の発生を抑えられる点も特徴です。特に寒冷地や、冬の冷え込みが厳しい地域での使用に適しています。

断熱性のあるフレーム

断熱性のあるフレームは、断熱材を充填したり、断熱性能の高い素材を使用したりすることで、熱の伝導を抑えられます。

例えば、アルミ+樹脂フレームや木製フレームなどは断熱性が高いドアフレームとしておすすめです。アルミ自体は熱伝導率が高く断熱性が低いですが、内側に樹脂(プラスチック)を組み合わせた複合フレームは断熱性が向上します。

また、木は自然素材であり、熱を伝えにくい特徴を持っています。

断熱性能の高いフレームを選ぶことで、より効果的に室温を保つことができます。

断熱性のある勝手口ドアへの交換は補助金対象

断熱性の高い勝手口ドアへの交換は、寒さ対策に効果的なだけでなく、補助金を利用して費用負担を軽減できる場合があります。

特に「先進的窓リノベ2024事業」の対象として、勝手口ドアの交換に対する補助金が提供されています。

この補助金は、高断熱仕様のドアに交換する際に適用され、ドアのサイズに応じて補助金額が決まります。

例えば、中サイズのドアでは87,000円、小サイズでは58,000円の補助を受けることが可能です。

出典:先進的窓リノベ2024事業「対象工事の詳細」

補助金の申請には、登録事業者を通じて行う必要があり、製品の性能基準に適合していることが条件となります。

具体的には、LIXILやYKKなどの製品が対象となっており、特にLIXILのリシェント勝手口ドアは高い断熱性能を誇り、補助金対象の代表的な製品です​。

出典:先進的窓リノベ2024事業「対象製品の検索」

詳しい補助金申請手順や対象商品については、公式サイトや関連業者から確認することをおすすめします。

まとめ

勝手口ドアの断熱対策は、冬の寒さ対策に非常に効果的です。

隙間テープや断熱シートなどのDIYで手軽にできる方法から、二重窓化やドア交換など、本格的な方法まで、様々な方法があります。

ご自宅の状況に合わせて、適切な方法を選び、快適な冬を過ごしましょう。

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