キャットドア完全ガイド!メリット・デメリットや種類を徹底解説
※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。
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近年は、猫を完全室内飼いする家庭が増えてきています。その一方で「愛猫の鳴き声やドアを引っ掻く音で起こされてしまう」「猫のためにドアを開けておきたいけれど、空調効率が悪くなる」などと悩んでいる方もいるでしょう。
そんな悩みを解決するのにおすすめなのが「キャットドア」です。キャットドアを取り付ければ、猫が自由に部屋を出入りできるようになるため、ドアを開け閉めしたり、開けっぱなしにしたりする必要がなくなります。
本記事では、そんなキャットドアの概要やメリット・デメリットについて詳しく紹介します。
また、キャットドアの主な種類や後悔しないための選び方、具体的な取り付け手順なども徹底解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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そもそもキャットドアとは?
キャットドアとは、その名の通り「猫専用の小さな通り抜け扉」のことです。
リビングのドアや寝室の壁などに設置することで、飼い主がドアを開け閉めしなくても猫が自分の好きなタイミングで自由に部屋を行き来できるようになります。
フラップと呼ばれる開閉式の扉が付いているのが一般的で、猫が頭で軽く押すだけで通り抜けられる仕組みとなっています。
このようにキャットドアは、猫のストレスも飼い主の負担も減らしてくれる、非常に便利なアイテムです。
キャットドアを取り付けるメリット
キャットドアを取り付けるメリットは以下の4つです。
- 飼い猫が自由に部屋を出入りできるようになる
- 飼い主がドアを開け閉めする必要がなくなる
- 冷暖房の効率が上がる
- 要求鳴き・引っ掻きが減る
飼い猫が自由に部屋を出入りできるようになる
キャットドアを設置すれば、猫が自由に部屋を出入りできるようになります。
お気に入りの寝床や水飲み場、トイレ、窓の外が見える場所など好きなタイミングで行けるようになるため、猫にとってもストレスフリーとなるでしょう。
また、猫の行動範囲が増えることで、無理のない運動を促すことにもつながるため、心身ともに健康的な生活を送れるはずです。
飼い主がドアを開け閉めする必要がなくなる
キャットドアの設置は、飼い主にもメリットをもたらします。
キャットドアの設置によって、猫が自由に出入りできるようになれば、思わぬタイミングで猫から「ドアを開けて」と要求されることがなくなります。
たとえば、仕事や勉強で集中したタイミングを邪魔されたり、深夜や早朝に眠りを妨げられることもなくなるでしょう。
飼い主も猫も自分のペースで生活できるようになるため、双方のストレス軽減につながります。
冷暖房の効率が上がる
キャットドアを設置すれば、冷暖房の効率が向上します。
猫のためにドアを少し開けっぱなしにしていると、冷房の冷気や暖房の暖かい空気が外に逃げてしまいます。
エアコンの効きも悪くなるうえに、電気代の無駄遣いにもつながっているのです。
キャットドアがあれば、ドアを閉め切った状態でも猫は自由に出入りできるため、部屋の断熱性・気密性を保ち、冷暖房の効率を上げることができます。
要求鳴き・引っ掻きが減る
キャットドアを設置することで、要求鳴きや引っ掻きの頻度減少も期待できます。
猫はドアを開けてほしいとき、前で鳴き続けたりドアをガリガリと引っ掻いて要求することも少なくありません。
キャットドアを設置して猫が「好きなタイミングで通り抜けられる」と学習すれば、この要求自体がなくなり、引っ掻きも自然と減少する可能性があります。
キャットドアの設置は、飼い主のストレスが減るだけでなく、家のドアや壁が傷つくことも予防できるのです。
キャットドアを取り付けるデメリット
キャットドアを取り付けるデメリットは以下の3つです。キャットドアを設置する際は、これらのデメリットについても十分に理解しておきましょう。
- 設置の手間やコストがかかる
- 断熱性や気密性が低下する可能性がある
- 設置しても猫が怖がって使ってくれない場合がある
設置の手間やコストがかかる
キャットドアの多くは、ドアや壁に穴を開ける加工が必要です。
DIYに慣れていない方にとっては、この作業が大きなハードルとなるでしょう。
また、製品自体の価格に加え工具を揃える費用もかかるため、一定のコストが発生します。
断熱性や気密性が低下する可能性がある
簡易的なキャットドアの場合、フラップの隙間から風が入り込んで部屋の断熱性や気密性が低下する可能性があります。
特に、冬場に隙間風が入ったり夏場の冷房効率が低下したりする場合もあるため、気密性の高い製品を選ぶことが重要です。
設置しても猫が怖がって使ってくれない場合がある
苦労してキャットドアを設置しても、臆病な性格の猫や新しいものに警戒心が強い猫の場合は、怖がって使ってくれないことがあります。
フラップを押して通るという行為に慣れず、一回も使用してくれない可能性もゼロではありません。その場合は、根気よくトレーニングを行う必要があります。
キャットドアの主な種類
キャットドアは、製品の形状や設置方法によって、大きく3つのタイプに分けられます。
- 後付けタイプ
- パネルタイプ
- ドアタイプ
後付けタイプ

画像出典:Amazon
後付けタイプとは、既存のドアや壁に直接穴を開けて取り付けるキャットドアです。
製品数が最も多く、デザインや機能の選択肢が非常に豊富なのが特徴です。
コストパフォーマンスにも優れていますが、取り付けには加工が必要なため、DIYのスキルも求められます。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・コストを抑えられる ・選択肢が豊富 ・設置場所の自由度が高い | ・原状回復が困難 ・DIYのスキルが必要 ・ドアや壁の耐久性が下がる可能性がある |
パネルタイプ

画像出典:サンエルペットワールド
パネルタイプとは、窓のサッシや引き戸のレールにはめ込んで設置するキャットドアです。
穴あけや加工といった工事が一切不要なのが最大の特徴です。
建物に傷をつけないため、賃貸物件でも安心して設置でき原状回復もできます。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・賃貸でも原状回復が可能 ・設置が非常に簡単 ・移動や再利用ができる | ・窓や引き戸の開口部が制限される ・断熱性や防犯性が低下する ・後付け感が出る |
ドアタイプ

ドアタイプとは、キャットドアが製造の段階から組み込まれたキャットドアです。
後付け感が全くないため、見た目も仕上がりもきれいです。また、強度や気密性も高いため、長く安心して使用することができます。
コストはやや高いですが、デザイン性や仕上がりの美しさを優先したい方におすすめです。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・仕上がりがきれい ・強度や気密性が高い ・資産価値を損なわない | ・コストが高い ・納品されるまでに時間がかかる ・設置の手間がかかる |
DIYドア通販本店では、本製品の開き戸のペットドアのほかに引き戸のペットドアも販売しています。ご自宅のドアのお取り替えをご検討されている場合は、ぜひDIYドア通販本店にお問い合わせください。
キャットドアの選び方
キャットドアを選ぶときのポイントを3つ紹介します。
- キャットドアを取り付ける場所や種類で選ぶ
- 機能で選ぶ
- サイズで選ぶ
キャットドアを取り付ける場所や種類で選ぶ
まず、自宅のどこに・どのタイプのキャットドアを設置するかを決めましょう。
キャットドアの種類別に、メリット・デメリットを以下の表にまとめました。
| キャットドアの種類 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 後付けタイプ (室内ドア・壁) | ・製品数が豊富 ・コストパフォーマンスが高い | ・穴あけ工事が必要 ・原状回復がほぼ不可能 |
| パネルタイプ (窓のサッシ・引き戸のレール) | ・工事不要で設置が簡単 ・賃貸でも原状回復が可能 | ・窓や引き戸の開口部が制限される ・断熱性、防犯性が低い |
| ドアタイプ (室内ドア) | ・見た目がきれい ・強度や気密性が高い | ・コストが最も高い ・設置に手間がかかる |
穴あけ工事が必要な後付けタイプは、持ち家にお住まいでDIYに慣れている方におすすめです。
工事不要で取り付けられるパネルタイプは、賃貸にお住まいの方や手軽に設置したい方に最適でしょう。
ドアタイプは、多少のコストがかかっても長く安心して使用したい方にぴったりです。
機能で選ぶ
キャットドアには、猫と飼い主の暮らしをより快適にするための機能が付いているものがあります。
| キャットドアの主な機能 | 特徴 |
|---|---|
| 4WAYロック機能 | ・「フリー」「ロック」「入るのみ」「出るのみ」の4パターンで出入りを制限できる ・来客時や夜間に便利 |
| マイクロチップ/センサーキー対応 | ・マイクロチップや首輪を登録した猫だけが通れる ・野良猫や他の動物の侵入を確実に防げる |
| ブラシもしくはマグネット付き | ・フラップ部分にブラシやマグネットが付いている ・隙間風を防ぎ、冷暖房効率を維持できる ・フラップの開閉音が静かなので、夜中でも音が気にならない |
ご自宅の環境や愛猫の性格なども考慮して、必要な機能が搭載されたキャットドアを選びましょう。
サイズで選ぶ
キャットドアのサイズが猫の体格に合っていないと、猫が窮屈に感じて使ってくれなかったり体を擦って怪我をしたりする原因になります。
そのため、必ず愛猫のサイズを測定し、余裕のある大きさの製品を選びましょう。
愛猫のサイズを調べるときは、猫の体のうち最も幅が広い部分の長さを測ってください。通常は、肩幅や肋骨あたりとなります。
この測定した横幅に、プラス4~5cmの余裕を持たせた開口部の製品を選ぶのが理想的です。
なお、子猫の場合は、成猫になった時のサイズを予測して少し大きめのものを選んでおくと、後で買い替える必要がなくなります。
キャットドアの取り付け方法
最後に、キャットドアの取り付け方法を種類別に紹介します。
- 後付けタイプの取り付け方法
- パネルタイプの取り付け方法
- ドアタイプの取り付け方法
後付けタイプの取り付け方法
後付けタイプの取り付け方法は以下の通りです。
- 位置決め:地面から猫のお腹の下までの高さを測り、その高さをもとにキャットドアの取り付け位置を決める。
- 下書き:製品付属の型紙をドアにテープで固定し、カットする線を正確に描く。
- 穴あけ:電動ドリルで、カット線の四隅にジグソーの刃が入る大きさの穴を開ける。
- 切り抜き:ジグソーを使って、慎重にドアをカットする。
- 本体の取り付け:ドアの両側から本体パーツをはめ込み、付属のネジでしっかりと固定すれば完成。
後付けタイプのキャットドアは、比較的大掛かりなDIY作業が必要になります。ご自身のDIYスキルやご自宅の条件(持ち家/賃貸など)をよく検討して実施してください。
パネルタイプの取り付け方法
パネルタイプの取り付け方法は以下の通りです。
- 採寸:設置したい窓のサッシや引き戸のレールの高さを正確に測定する。
- 設置:窓のサッシや引き戸のレールに差し込むようにはめ込む。
- 調整:サッシやレールの高さにぴったり収まるように、パネルを伸縮して調整する。
- 固定と施錠:パネルがぐらつかないように固定し、防犯のために付属の補助錠を取り付ければ完了。
パネルタイプのキャットドアは、賃貸物件でも取り入れやすい手軽なDIYです。ただし、取り付けにあたり、ドアの開閉範囲が制限されることも多いため、事前に設置後の状態を十分にイメージしておきましょう。
ドアタイプの取り付け方法
ドアタイプの取り付け方法は以下の通りです。
- 採寸と注文:ドアの高さ・幅・厚みなどを正確に採寸し、サイズに合ったペットドア付きの扉を注文する。
- 既存ドアの取り外し:今付いているドアを蝶番から外す。
- 新ドアの設置:新しいドアに蝶番やドアノブを取り付け、ドア枠にはめ込む。
- 調整:ドアがスムーズに開閉するか、隙間がないかを確認し、必要であれば蝶番の位置などを微調整して完成。
キャットドア付きの既製品を取り付けることで、簡単にキャットドアを導入できます。
コストはかかりますが、飼い主にとっても猫にとっても安全性が高いため、ドアそのものとキャットドアを長持ちさせたい場合におすすめです。
キャットドアを自宅に取り付けて愛猫にも飼い主にもストレスフリーな暮らしを
本記事では、キャットドアのメリット・デメリットや主な種類、選び方などを紹介しました。
キャットドアは猫に自由な環境を与え、飼い主をドアの開け閉めという日々の小さなストレスから解放してくれる、非常に便利なアイテムです。
後付けで設置できるタイプ、サッシ・レールに取り付けるタイプ、ドアに組み込まれたタイプなど、種類も豊富です。
今回ご紹介した選び方のポイントや取り付け方法も参考に、ご自宅の環境や愛猫の性格にぴったりのキャットドアを見つけてください。
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