キャットドアの取り付け方法を解説!準備物や業者に依頼する場合の費用相場も紹介
※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。
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キャットドアを取り付ければ、愛猫が自由に部屋を行き来できるようになります。飼い主が毎回ドアを開け閉めする必要もなくなります。
ただ「愛猫のためにキャットドアを取り付けたいけど手順が分からない」「失敗してドアをダメにしてしまったらどうしよう…」などと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、DIY初心者向けにキャットドアを取り付ける手順を丁寧に解説します。準備すべきものや業者に依頼する場合の費用相場などもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
DIYドア通販本店では、開き戸のキャットドアや引き戸のキャットドアを販売しています。ご自宅のドアの取り替えをご検討されている場合は、ぜひDIYドア通販本店にお問い合わせください。
キャットドアを取り付ける前に用意しておきたいもの
作業を始めてから慌てないように、まずは必要な道具と材料をしっかりと揃えましょう。
| 電動ドリル | ジグソーの刃を入れるための下穴を開ける際に使用 |
| ジグソー (電動ノコギリ) | ドアを曲線や直線に切り抜くために使用 |
| メジャー | ドアの寸法を測ったり、ペットドアの取り付け位置を決めたりするために使用 |
| 鉛筆・ペン | カットする線をドアに描くために使用 |
| マスキングテープ | 型紙を固定するために使用 カット面を養生する際にも使用できる |
| サンドペーパー (紙やすり) | 切り口を滑らかに仕上げるために使用 |
| ドライバー | キャットドア本体をネジで固定するために使用 |
| キャットドア本体 | 取り付けたいドアの厚みに対応しているものを用意 |
上記のものは、ホームセンターや通販サイトなどで揃えることができます。
【DIY】キャットドアの取り付け方法
早速、キャットドアの取り付け方法について解説します。
- ドアの取り外しと下準備
- 正確な位置決めとマーキング
- ドリルでの穴あけ
- ジグソーでの切り抜き
- 切り口の仕上げ
- キャットドアの取り付け
- 最終確認とドアの再設置
今回は木製ドアに取り付けることを想定して手順を紹介します。
1. ドアの取り外しと下準備
まず、作業がしやすいように蝶番からドア本体を取り外し、床や作業台など広くて平らな場所に置きます。
この時、床やドアに傷がつかないよう、下に古い毛布や段ボールを敷いておくと安心です。
ドアノブが作業の邪魔になる場合は、この段階でドライバーを使って先に取り外しておきましょう。
2. 正確な位置決めとマーキング
次に、キャットドアを取り付ける位置を決めます。猫の足の長さを測って、楽に跨げるぐらいの高さにしましょう。
高さを決めたら、製品に付属している型紙をマスキングテープでドアにしっかりと固定してください。
そして、型紙に沿ってカットする線を鉛筆で慎重に描きます。
3. ドリルでの穴あけ
描いた線の四隅あるいは説明書で指定された位置に、電動ドリルで穴を開けます。直径10mm程度の木工用ドリルビットを使うのが一般的です。
ドリルの刃が貫通する瞬間にドアの裏側の表面が大きく欠けてしまうのを防ぐため、裏側に不要な板(当て木)を当てがっておくと、仕上がりがきれいになります。
4. ジグソーでの切り抜き
ドリルで開けた穴からジグソーの刃を入れ、下書きの線に沿ってゆっくりとドアをくり抜いていきます。
線の上を正確に切るのではなく、線の内側を少し残すような気持ちで切るのがコツです。万が一ズレても、後からヤスリで削って微調整ができます。
曲線部分は特に慎重に、ジグソーを両手でしっかりと支えながら作業してください。
5. 切り口の仕上げ
猫の通り道をくり抜けたら、切り口をサンドペーパー(紙やすり)で丁寧に磨き上げましょう。
切り口にはささくれ(バリ)が残っていることが多く、通り抜ける際に猫が体を擦って怪我をする原因になります。
そのため、手で触ったときにツルツルとした感触になるまで磨いてください。
6. キャットドアの取り付け
いよいよ本体の取り付けです。
切り抜いた穴に、キャットドアの本体パーツをドアの両側から挟み込むようにはめ込みます。
製品によってはどちらが室内側か決まっているものもあるので、説明書をよく確認してください。
位置がぴったりと合ったら、付属のネジとドライバーを使って本体がガタつかないようにしっかりと固定します。
7. 最終確認とドアの再設置
最後に、取り付けたキャットドアが正しく機能するかを確認します。
フラップがスムーズに動くか、ロック機能が正常に作動するかなどをチェックしましょう。
問題がなければドアノブを元に戻し、ドア本体を蝶番に取り付けて作業は完了です。
ドアの開け閉めに問題がないかどうかも、最後に確認しておきましょう。
穴を開けずにキャットドアを取り付ける方法
ここまで、ドアに穴を開けてキャットドアを取り付ける方法を紹介してきましたが、穴をくり抜くのに抵抗がある方もいるでしょう。
そんな方のために、穴を開けなくても設置できるキャットドアを紹介します。
- サッシやレールにはめ込むタイプのキャットドアを設置する
- キャットドア付きの扉に交換する
- ペット用のドアストッパーを使用する
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サッシやレールにはめ込むタイプのキャットドアを設置する

画像出典:サンエルペットワールド
これは、リビングの掃き出し窓のサッシや部屋を仕切る引き戸のレールに、キャットドアが組み込まれた細長いパネルをはめ込む方法です。
大掛かりな工事は一切不要で、窓やレールの高さに合わせてパネルを突っ張らせるだけで設置が完了します。
取り外しも簡単で退去時には完全に元通りになるため、賃貸住宅の飼い主さんにもおすすめです。
キャットドア付きの扉に交換する

これは、既存のドアやふすまを一旦取り外して、代わりにキャットドアが組み込まれているドアを設置する方法です。
製造の段階でキャットドアが取り付けられているので、仕上がりが美しく後付け感も出ません。
また、ドアに穴を開けることを考慮して設計されているため、強度や耐久性も十分にあります。安全に長く使用できるでしょう。
DIYドア通販本店では、写真のような開き戸のキャットドアのほかに引き戸のキャットドアも販売しています。ご自宅のドアの取り替えをご検討されている場合は、ぜひDIYドア通販本店にお問い合わせください。
ペット用のドアストッパーを使用する

画像出典:楽天市場
これは、ドアが完全に閉まらないように数cmの隙間を常に確保しておく方法です。
ドアの側面に取り付けたパーツがつっかえとなり、猫が頭や体で軽く押すだけでドアが開くという仕組みです。
飼い主が寝ている深夜でも、猫は自由にトイレに行ったり水を飲んだりと部屋を移動できるようになります。
ただし、常に隙間が空いているため、冷暖房の効率が下がったり音漏れしたりといったデメリットもあります。
キャットドアを取り付ける際の注意点
キャットドアを取り付ける際の注意点をいくつか紹介します。
- 猫の将来のサイズを考慮する
- キャットドアの設置場所が愛猫の動線として適切か確認する
- 賃貸物件の場合は必ず大家・管理会社の許可を取る
- 定期的にメンテナンスをする
いずれも重要なポイントなので、DIYでキャットドアを取り付ける前に必ず確認しておきましょう。
猫の将来のサイズを考慮する
キャットドアを選ぶ際は、猫の将来のサイズも考慮しましょう。特に、まだ子猫のうちに設置する場合は注意が必要です。
現在の体のサイズにぴったりのキャットドアを選ぶと、成猫になったときに体が大きくなって通れなくなる可能性があります。
結果として、より大きなキャットドアに付け替えることになりかねません。その分の追加費用も発生してしまうでしょう。
そのため、子猫のうちにキャットドアを設置する場合は、その猫種の標準的な成猫サイズを調べてください。
成猫サイズに合わせて、少し余裕のある大きいキャットドアを選ぶのがおすすめです。
キャットドアの設置場所が愛猫の動線として適切か確認する
せっかくキャットドアを設置しても、猫が普段あまり通らない場所に付けてしまっては意味がありません。
愛猫がどの部屋とどの部屋を頻繁に行き来するのかという動線を考慮したうえで、最もよく通る場所に設置してあげましょう。
また、ドアに取り付ける高さも重要です。キャットドアを設置した位置が高すぎると、毎回跨ぐのが負担となってしまいます。
きちんと足の長さを測って取り付け位置を決めましょう。設置前に、猫がストレスなく通れるか、シミュレーションしてみるのもおすすめです。
賃貸物件の場合は必ず大家・管理会社の許可を取る
賃貸物件の契約には「原状回復義務」があるため、無断でドアや壁に穴を開けることは明らかな契約違反となります。
退去時にドア一枚を丸ごと交換するための高額な費用を請求される可能性が高いです。
敷金が返ってこないだけでなく、深刻なトラブルに発展する場合もあるでしょう。
どうしても穴あけタイプのキャットドアを設置したい場合は、必ず事前に大家さんや管理会社に相談して許可を得てから取り付け作業を行ってください。
定期的にメンテナンスをする
キャットドアは猫が毎日通り抜けることで、少しずつ汚れが溜まったり部品が緩んだりしてきます。
そのため、長く安全に使い続けるためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。
月に一度は、フラップ部分をウェットティッシュで拭いて、本体を固定しているネジをドライバーで軽く締め直す習慣をつけましょう。
特に屋外に通じるドアの場合、砂埃やゴミなどでフラップの動きが悪くなることもあるため、よりこまめにチェックすることが推奨されます。
キャットドアの取り付けは業者に依頼したほうが良い?
キャットドアの取り付け手順を見て、「自分には難しそう」「電動工具なんて持っていないし失敗するのが怖い」と感じた方もいるかもしれません。
その場合は、無理せずプロの業者に依頼するのがおすすめです。業者なら、採寸ミスやカットの失敗もなくきれいに取り付けてくれます。
特に、ガラスドアへの取り付けや壁への設置といった難易度の高い作業は、DIYでの挑戦は非常にリスクが高いため専門業者に任せましょう。
また、工具を買い揃えるためのお金や失敗してドアを買い替えるリスクなどを考えれば、結果的に業者に頼んだほうが安く済むケースもあります。
業者に依頼する場合の費用相場
キャットドアの取り付けを業者に依頼する場合の費用相場は、以下の通りです。
| 依頼内容 | 費用相場 |
|---|---|
| 室内ドアに 取り付ける | 10,000〜 30,000円 |
| 玄関に 取り付ける | 60,000〜 120,000円 |
| 室内の壁に 取り付ける | 30,000〜 50,000円 |
| 既存のドアをペットドア付きのものに交換する | 70,000〜 150,000円 |
業者に依頼する場合の費用は取り付ける場所やドアの材質によって異なりますが、一般的な木製ドアへの取り付け工事は、10,000円~30,000円程度が目安となります。
壁への取り付けや特殊な加工が必要な場合は、追加料金がかかることがほとんどです。
業者に取り付けを頼む際は、必ず複数の業者から見積もりを取って料金やサービス内容を比較検討することをおすすめします。
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必要なものを準備して安全にキャットドアの取り付けを行おう
本記事では、キャットドアを取り付ける具体的な手順や実際に作業する際の注意点などを紹介しました。
キャットドアの取り付けは、必要なものをきちんと準備して正しい方法で行えば、決して難しいものではありません。
この記事で紹介した手順を参考に、怪我に気をつけて作業を行いましょう。
ドアに穴を開けてキャットドアを取り付けるのが難しいと感じた場合は、無理せずプロに依頼してください。もしくは、穴を開けなくても設置できる方法を選ぶのがおすすめです。
DIYドア通販本店では、開き戸のキャットドアや引き戸のキャットドアを販売しています。ご自宅のドアの取り替えをご検討されている場合は、ぜひDIYドア通販本店にお問い合わせください。
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