フラット引き戸とは?メリット・デメリットや取り付けにかかる費用相場も紹介

※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。

フラット引き戸とは?メリット・デメリットや取り付けにかかる費用相場も紹介

「もっとすっきりとした空間にしたい」「まるで海外ホテルのような洗練された空間にしたい」と考えている方におすすめなのがフラット引き戸です。

従来のドアや引き戸とは異なり、壁と一体化しているように見えるデザインが特徴です。装飾や取っ手もないので、閉じたときに空間をより広くすっきり見せることができます。

この記事では、そんなフラット引き戸の特徴やメリット・デメリットを紹介します。また、気になる費用相場や設置に向いている場所・向いていない場所なども解説するので、ぜひ参考にしてください。

なお、当サイトでは、様々な種類のフラット引き戸を販売しています。襖の取り替えをご検討されている場合は、ぜひDIYドア通販本店にお問い合わせください。

フラット引き戸とは?

出典:スガツネット

フラット引き戸とは、閉めたときにドアの枠やレールが見えず、壁面と一体化してフラットになるように設計された引き戸のことです。

代表的なものに、壁の中に扉を引き込むタイプの「引き込み戸」や特殊な金物を使って壁の厚みの中に扉を納めるタイプなどがあります。

従来の引き戸のように壁の前で扉をスライドするのではなく、壁そのものがスライドして開閉するかのように非常にすっきりと閉まるのが最大の特徴です。

取っ手や床のレールがないものも多いため、フラット引き戸を取り入れれば、モダンでスタイリッシュな雰囲気にすることができるでしょう。

フラット引き戸のメリット

ここからは、フラット引き戸のメリットを3つ紹介します。

  • メリット1. 部屋が広くすっきり見えるようになる
  • メリット2. 気密性や遮音性が向上する
  • メリット3. 床にレールがないため掃除の手間が省ける

メリット1. 部屋が広くすっきり見えるようになる

フラット引き戸の最大のメリットは、デザイン性の高さです。

フラットドアには枠や取っ手といった凹凸がほとんどなく、扉を閉めれば壁と一体化したシームレスな面となるため、部屋が非常に広くすっきりと見えます。

また、開けたときは扉が壁の中に完全に収納されるため、開口部が最大限に広くなり、隣の部屋との一体感も生まれます。

普段は一つの大空間として使い、必要な時だけ仕切るといった、柔軟な空間活用も可能です。

メリット2. 気密性や遮音性が向上する

一般的な引き戸はスムーズな開閉のために、戸と枠の間に隙間が設けられていますが、これが気密性や遮音性の低下に繋がるというデメリットがありました。

一方、フラット引き戸は、壁と一体化するように精密に設計されています。

これにより、戸と枠の隙間がほとんどなくなるので、従来の引き戸に比べて気密性や遮音性が非常に向上します。

冷暖房の効率が良くなったりテレビの音や話し声が寝室に漏れにくくなったりと、暮らしの快適性を高めるうえでも大きなメリットがあります。

メリット3. 床にレールがないため掃除の手間が省ける

フラット引き戸の多くは、天井や壁の上部に設置されたレールから扉を吊り下げる「上吊り式」を採用しています。

上吊り式であれば床面のレールが不要なため、ホコリやゴミがレールに溜まることもありません。

日々の掃除も非常に楽になり、お掃除ロボットもレールに引っかかることなくスムーズに走行できるようになります。

また、床に段差がなくなることで、つまずく心配もなくなります。小さなお子様やご高齢の方がいるご家庭でも安心で、バリアフリーの観点からも優れた構造と言えるでしょう。

フラット引き戸のデメリット

続いて、フラット引き戸のデメリットも紹介します。

  • 初期費用が高額になりがち
  • メンテナンスはプロの業者に任せる必要がある
  • 壁紙(クロス)が汚れやすい

初期費用が高額になりがち

フラット引き戸のデメリットは、初期費用が高額になりがちな点です。

壁と一体化させるためには、特殊な金物や壁の内部に扉を引き込むための工事が必要となり、一般的な引き戸や開き戸に比べて、部材費も工事費も高くなります。

特に、リフォームで後から設置する場合は、既存の壁を一度解体し、扉を引き込むためのスペースを確保する大掛かりな工事が必要になるため、費用はさらにかさむでしょう。

導入を検討する際は、その費用についてしっかり確認しておくことをおすすめします。

メンテナンスはプロの業者に任せる必要がある

フラット引き戸は引き込みタイプのドアであるため、壁の内部に複雑な金物や機構が隠されています。

万が一、扉の動きが悪くなったり異音がしたりといった不具合が発生した場合、一般的な引き戸のように、自分でメンテナンスを行うことは非常に困難です。

多くの場合、内部の機構を確認する必要があるため、メンテナンスや修理は施工した専門の業者に依頼することになります。

そのため、施工を依頼する業者が将来的なメンテナンスにもきちんと対応してくれるような、信頼できる会社であるかを見極めることが非常に重要です。

壁紙(クロス)が汚れやすい

フラット引き戸は、壁と一体化して見えるように、ハンドルも凹凸も少ないミニマルなデザインのものがほとんどです。

ドアを開閉するときに、壁紙(クロス)部分を直接手で触れる機会が多くなります。

つまり、頻繁に触れる部分に手垢が付着しやすく、白い壁紙を使っている場合は時間とともにその部分が黒ずんできてしまう可能性があります。

これを防ぐためには、汚れが付きにくい機能性壁紙を選んだり、定期的に壁を拭き掃除したりなどが必要です。

フラット引き戸を取り付けるのに向いているところ・向いていないところ

デザイン性の高いフラット引き戸ですが、どのようなところに設置するのが良いのでしょうか?

ここからは、フラット引き戸が向いている場所と向いていない場所を紹介していきます。

向いているところ

フラット引き戸の魅力が最大限に活かされるのは、LDKなどの広い空間やリビングと隣接する部屋との間仕切りです。

開ければ一つの大空間として、閉めれば壁としてすっきりと見えるため、空間を柔軟に使いたい場所に最適です。

また、廊下や玄関ホールに面した収納の扉として使えば、扉の存在感を消しつつ、空間をより広く見せることができます。

向いていないところ

一方、フラット引き戸の設置に向いていない場所もあります。

まず、頻繁に開け閉めするトイレや洗面所のドアとしては、やや不向きかもしれません。ソフトクローズ機能が付いているものが多く、スピーディな開閉には向いていないためです。

また、壁の中に扉を引き込む構造上、その引き込み側の壁にはスイッチやコンセントなどを設置することができません。既存の設備がある場合は、移設工事が必要になります。

フラット引き戸の費用相場

フラット引き戸の費用相場を紹介します。

取り付け場所費用相場
キャビネットや戸棚約15,000円〜
45,000円
クローゼット約200,000円〜
500,000円
部屋の扉(建具)約150,000円〜
300,000円

※上記は、引き戸本体の費用相場です。

フラット引き戸本体のみで、数万円〜数十万円はかかります。

特にクローゼットは構造がやや複雑で、収納部分を覆うために扉の枚数も多くなりがちです。そのため、費用も高くなる傾向にあります。

また、本体の料金だけでなく設置費用もかかるため、総額はさらに高くなります。設置を検討するときは、業者に見積もりをもらって細かな部分までしっかり確認しましょう。

まとめ|フラット引き戸を設置してモダンでスタイリッシュな空間に

この記事では、壁と一体化するフラット引き戸について、そのメリット・デメリットから費用相場までを詳しく解説しました。

初期費用が高く、専門的な工事が必要というハードルはありますが、それ以上に、空間を広くすっきり見せられるというデザイン的なメリットがあります。

まずは、リフォーム会社や設計事務所にて、フラット引き戸を導入できるか相談してみてはいかがでしょうか。

なお、当サイトでは、様々な種類のフラット引き戸を販売しています。襖の取り替えをご検討されている場合は、ぜひDIYドア通販本店にお問い合わせください。

※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。