押入れの襖をリメイクする5つの方法!DIY手順や注意点も紹介

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押入れの襖をリメイクする5つの方法!DIY手順や注意点も紹介

「押入れの襖(ふすま)のデザインが古くて、部屋のインテリアと合っていない」「襖のデザインを変えて理想の部屋を演出したい」などと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

このような悩みをお持ちの方におすすめなのが、襖のリメイクです。襖のリメイクはDIY初心者でも簡単に実践でき、コストを抑えつつ襖や部屋全体の雰囲気をガラッと変えることができます。

そこで本記事では、押入れの襖をリメイクする5つの方法を紹介します。また、具体的なDIY手順やDIYをするときの注意点なども解説しているので、ぜひ最後までチェックしてください。

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押入れの襖をリメイクする5つの方法

早速、押入れの襖(ふすま)をリメイクする方法を5つ紹介します。

  1. 襖紙を張り替える
  2. 壁紙を貼る
  3. リメイクシートを貼る
  4. 和紙を貼る
  5. 襖全体をペイントする

初級者向けの方法から上級者向けの方法まで取り揃えています。自分にぴったりのリメイク方法を探してみてください。

1. 襖紙を張り替える

最もスタンダードなのが襖紙を張り替える方法です。

最近の襖紙は伝統的な和柄だけでなく、モダンでシンプルな無地や洋室にも合うおしゃれなデザインが豊富に揃っています。

従来のものとは異なる襖紙に張り替えるだけでも、ガラッと雰囲気を変えられるでしょう。

アイロンで貼れるタイプや裏面にシール加工が施されたタイプなどの製品も増えており、DIY初心者でも簡単に張り替えることが可能です。

2. 壁紙を貼る

現在の襖リメイク手段において人気の高い手法の一つが、壁紙を貼る方法です。

壁紙は、ふすま紙以上にデザインや色のバリエーションが豊富です。そのため、選択する壁紙のデザインによって和室の雰囲気をより自由に変更できます。

たとえば、和風の壁紙を選べば、従来通りの古風な和室を演出することができます。

無地の壁紙やスタイリッシュな壁紙を選べば、モダンな和室を演出することも可能です。

3. リメイクシートを貼る

リメイクシートはDIY初心者におすすめの方法です。

裏面がシールになっているため、のり付けの手間は一切不要です。そのため、シールを剥がして襖に貼るだけで簡単に襖をリメイクできます。

リメイクシートも種類が非常に豊富で、木目調・コンクリート調・タイル柄・大理石柄などさまざまな質感の柄があります。カフェ風の部屋や北欧風の部屋を演出することも可能です。

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4. 和紙を貼る

温かみのある上質な和モダン空間を演出したいなら、和紙を貼るのがおすすめです。

丈夫でデザイン性の高い和紙や輸入物のデザイン和紙などを使えば、ふすま紙とは一味違ったオリジナリティあふれる襖が完成します。

光を柔らかく通す和紙の特性によって部屋に優しい雰囲気をもたらしてくれます。

5. 襖全体をペイントする

襖のペイントはDIY上級者におすすめの方法です。

壁紙やシートでは表現するのが難しいマットな質感や独特の色合いを出すことができます。

ただし、きれいに仕上げるためには丁寧な下地処理が不可欠であるため、その点は注意が必要です。

押入れの襖をリメイクするDIY手順

ここでは、リメイク方法別に、具体的なDIYの手順を解説します。

壁紙・リメイクシートを使った襖リメイクのDIY手順

壁紙とリメイクシートは貼るだけで完成するため、DIY初心者におすすめです。具体的な手順は以下の通りです。

  1. 下準備
  2. 貼り付け
  3. カット
  4. 仕上げ

まずは襖を外して平らな場所に置いてください。引手(取っ手)もドライバーで外しておきましょう。そして、襖の表面のホコリや汚れを雑巾できれいに拭き取り、完全に乾燥させます。

襖が乾いたら、襖より少し大きめに壁紙とリメイクシートをカットしてください。

カットした壁紙やシートの裏紙を上から少しずつ剥がしながら、スムーサーで中央から外側に向かって空気を押し出すように丁寧に貼っていきます。

壁紙やシートを貼れたら、地ベラや定規を襖の枠にしっかりと当てて、カッターナイフで余分な部分をきれいにカットしてください。

引手の部分にもカッターで切り込みを入れ、外しておいた引手を再度取り付ければ完成です。

ふすま紙・和紙を使った襖リメイクのDIY手順

ふすま紙や和紙はのりを自分で塗る必要があるため、DIY中級者におすすめです。具体的な手順は以下の通りです。

  1. 下準備
  2. のり付け
  3. 貼り付け
  4. 仕上げ

まずは、襖を取り外して汚れをきれいに拭き取ってください。古いふすま紙が何層にも重なってデコボコしている場合は、カッターやヘラで剥がし下地を平らにしておくと、より美しく仕上がります。

下準備が済んだら、襖より少し大きめにふすま紙や和紙をカットします。そしてカットした紙の裏面に、はけを使って壁紙用のりをムラなく塗ってください。

のりを塗った面を襖本体に貼り付け、撫でばけやスムーサーを使用して、中央から外側方向にシワや空気が入らないようになでつけて圧着させます。

きれいに貼り付けられたら、余分な部分をカットして引手を取り付ければ完成です。

ペイントによる襖リメイクのDIY手順

ペイントは最も手間がかかるため、DIY上級者向けにおすすめです。具体的な手順は以下の通りです。

  1. 下地処理
  2. 養生
  3. 塗装
  4. 仕上げ

まず、襖を取り外してふすま紙をすべて剥がしてください。

そして、ベニヤ板からアクやヤニが浮き出てくるのを防ぐために、「アク止めシーラー」という下地材を全面にムラなく塗ります。シーラーが乾いたら、表面をサンドペーパーで軽く研磨して滑らかにしましょう。

下地処理が完了したら、襖の枠や床などペンキが付いてはいけない部分をマスキングテープやマスカーで丁寧に養生します。

養生できたら、ローラーやはけを使ってペンキを塗っていきましょう。一度で完成させようとせずに、薄く塗って乾かすのを数回繰り返すのが、ムラなくきれいに仕上げるコツです。

塗装が完全に乾いたら、養生テープを剥がして引手を取り付けて完成です。

押入れの襖をDIYでリメイクするときの注意点

襖をDIYでリメイクする前に必ず確認しておきたい3つの注意点を紹介します。

  • 襖の種類を確認する
  • 丁寧に下準備を行う
  • 賃貸物件の場合は現状復帰に気を付ける

いずれも重要なポイントであるため、一つずつしっかり確認していきましょう。

襖の種類を確認する

リメイクに取り掛かる前に、自宅の襖の書類を確認しましょう。襖には大きく2種類あり、それぞれに適したリメイク方法があります。

  • 板襖(戸襖):叩くとコンコンと硬い音がする。ベニヤ板などが芯材であり、丈夫で歪みにくいため、ほとんどのDIYに適している。
  • 本襖(和襖):叩くとボンボンと太鼓のような音がする。木の骨組みでできた伝統的な襖である。非常にデリケートで湿気に弱いため、のり付き壁紙やリメイクシートなどを直接貼ると、水分でたわんでしまって表面が凸凹になる可能性が高い。

戸襖であれば自力でリメイクできますが、本襖の場合は専門業者に任せた方が良いでしょう。

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丁寧に下準備を行う

襖をリメイクをする際は、下準備も抜かりなく行うことが重要です。

壁紙やリメイクシートを貼り付ける場合は襖の表面の掃除や破れの補修など、ペイントする場合はアク止めシーラーや枠の養生などを、時間をかけて丁寧に行いましょう。

下準備をしっかり行うことで、最後の仕上がりが段違いとなります。

賃貸物件の場合は原状回復に気を付ける

賃貸物件にお住まいの場合は、退去時の原状回復に気を付けましょう。

襖に直接のりを塗ったり剥がせないシートを貼ったりすると、退去時に高額な修繕費用を請求される可能性があります。

そのため、賃貸でリメイクを楽しむ場合は、貼って剥がせるタイプの壁紙を使用するのがおすすめです。

さらに、襖本体にマスキングテープで下地を作ってから、その上に両面テープで壁紙を貼るといった跡が残らない工夫も徹底しましょう。

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押入れの襖をリメイクして和室の雰囲気を変えよう

本記事では、押入れの襖をリメイクする方法とDIYの具体的な手順などを紹介しました。

襖は和室の中でも面積を大きく占めているので、襖の見た目が変わるだけでも部屋全体の雰囲気をガラッと変えることができます。

襖をリメイクするなら、ふすま紙を張り替えたり壁紙やリメイクシートなどを貼り付けたりなどの方法がおすすめです。

また、本記事にてDIYの手順やDIYをするときの注意点などもまとめているので、ご自身でリメイクするときに参考となれば幸いです。

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