押入れの簡単な掃除方法を紹介!今後のお手入れを楽にするための収納のコツとは?

※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。

押入れの簡単な掃除方法を紹介!今後のお手入れを楽にするための収納のコツとは?

押入れは窓がなく空気がこもりやすい場所なので、気付けばほこりと湿気の温床になっていることも少なくありません。

そろそろ押入れを掃除したいと考えていても、「押入れの中はどうやって掃除すればいいの?」「押入れのお手入れを今後するときはもっと楽にしたい」などと悩んでいる人もいるでしょう。

そこで記事では、押入れの簡単な掃除方法を4つのステップで解説します。さらに今後の押入れのお手入れが楽になる収納のコツもまとめているので、ぜひ最後までチェックしてください。

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【4ステップ】押入れの簡単な掃除方法

まずは、押入れの簡単な掃除方法を4つのステップで紹介します。

  1. 押入れの中身を全部出す
  2. 掃除機をかける
  3. 雑巾で拭き掃除をする
  4. しっかり乾燥させる

この手順で進めれば、誰でも効率よく押入れを隅々まできれいにできます。

ちなみに、押入れの掃除をするなら晴れた日がおすすめです。

曇りの日や雨の日のような湿度が高い日に掃除をすると、布団や衣類を再び収納するときに湿気が中に入ってしまうためです。

1. 押入れの中身を全部出す

まずは、押入れの中にある物をすべて外に出して完全に空っぽの状態にしましょう。

「少し物をずらしながら…」といったやり方では、隅々まで掃除することができません。押入れの隅に溜まったほこりやカビなども見逃す可能性があります。

また、押入れの中身をすべて出せば、自分が何をどれだけ持っているのかを把握できます。不要な物を手放す絶好の機会にもなるでしょう。

もし一度に全部出すのが大変な場合は、上段・中段・下段でエリアを区切るのがおすすめです。

2. 掃除機をかける

押入れが空になったら、掃除機を使ってほこりを徹底的に吸い取ります。

ほこりやゴミは下にどんどん溜まっていくので、天井→壁→床の順に掃除をしましょう。

襖(ふすま)を動かすレール(鴨居や敷居)の溝や押入れの隅は、特にほこりが溜まりやすい箇所です。掃除機のノズルを隙間用のものに変えて、念入りに吸引してください。

3.雑巾で拭き掃除をする

掃除機で取りきれなかった細かい汚れや潜んでいるカビ菌を除去するため、拭き掃除を行います。

固く絞った雑巾で押入れの壁や床を水拭きしましょう。洗剤を使う必要はありません。

水拭きが終わったら、仕上げに消毒用エタノールを吹き付けた乾いた布で全体を拭き上げましょう。

エタノールで吹き上げることで、目に見えないカビ菌を除菌してカビの発生を抑えられます。また、速乾性があるため、押入れに余分な湿気も残りません。

消毒用エタノールは、ドラッグストアやホームセンターなどで購入できます。

4.しっかり乾燥させる

エタノールでの吹き上げも完了したら、押入れの中を十分に乾燥させます。

拭き掃除で残ったわずかな湿気もカビの再発原因となるリスクがあります。

最低でも30分以上は襖を開けっぱなしにして、押入れの内部を完全に乾燥させましょう。

時間がないという方は、扇風機やサーキュレーターを押入れに向けて回して強制的に空気を循環させるのがおすすめです。

押入れにカビが生えていた場合の掃除方法

押入れ掃除の過程でカビを見つけた場合は、こちらで紹介する方法を試してみてください。

以下より、カビの種類別に除去方法を解説していきます。

※作業の際はカビの胞子を吸い込まないよう、必ずマスクとゴム手袋を着用してください。

白カビを除去する方法

表面にふわふわと付着している白カビは、比較的除去しやすいカビです。

白カビを除去するにはまず、消毒用エタノールをカビの部分に直接スプレーして数分間放置します。

その後、乾いた布やティッシュで胞子を広げないように、ポンポンと叩くように優しく拭き取ってください。ゴシゴシ擦るのはNGです。

黒カビを除去する方法

壁の奥まで根を張っている頑固な黒カビには、より強力な対処が必要です。

黒カビを除去する場合は、市販の塩素系カビ取り剤を用意してください。

カビ取り剤をカビに直接スプレーして製品の説明書に従って時間を置きます。

その後、固く絞った雑巾で丁寧に薬剤を拭き取り、十分な換気と乾燥を行ってください。

なお、カビ取り剤は木材を傷めたり変色させる場合があるため、必ず目立たない場所で試してから自己責任で行いましょう。

今後の押入れ掃除を楽にするための収納のコツ

今後の押入れ掃除を劇的に楽にするための、3つの収納のコツを紹介します。

  • 荷物の直置きをやめる
  • 収納量は全体の8割程度にとどめる
  • フタ付きのケースや圧縮袋を使用してほこり対策をする

荷物の直置きをやめる

押入れの床や中段の棚板に物を直接置くのはやめましょう。

物を直置きすると、布団や衣装ケースとの間にできた隙間に湿気やほこりが溜まり、最悪の場合はカビが発生することもあります。

そのため、押入れに収納する物はすのこやキャスター付きの台車などの上に置くようにしましょう。

これだけで床・棚板と物の間に空気の通り道が確保されるので、通気性が格段に向上してカビの発生を防げます。

加えて、掃除する際も台車ごと移動できるため、掃除機がけも非常に楽になります。

収納量は全体の8割程度にとどめる

押入れへの収納は、全体の8割程度にとどめましょう。

物をぎゅうぎゅうに詰め込むのはNGです。押入れに物が密集していると、空気が循環しなくなり湿気がこもる原因になります。

そのため、収納量は常に全体の8割程度に抑え、壁とケースの間や物と物の間に空気の通り道を作ることが大切です。

フタ付きのケースや圧縮袋を使用してほこり対策をする

収納物自体にほこりが付着するのを防ぐことも、今後の掃除を楽にするための工夫の一つです。

シーズンオフの衣類やたまにしか使わない小物などは、フタ付きの衣装ケースや収納ボックスに入れて保管してください。

また、礼服や出番の少ないスーツなどには、通気性の良い不織布のカバーを掛けておくのがおすすめです。

そして、羽毛布団や夏用の掛け布団など嵩張る物は、圧縮袋でコンパクトにして収納しましょう。ほこりから守れるうえに省スペースで収納できます。

こまめな掃除とひと工夫の収納方法で押入れを快適空間に

本記事では、面倒に感じがちな押入れの掃除を誰でも簡単にできる4つのステップで紹介しました。

押入れ掃除は、中身を全部出してから掃除機や雑巾で掃除をして十分に乾かすという、ごくシンプルな手順で行えます。

そして、今後の掃除を楽にしたい場合は、以下の3つを意識しましょう。

  • 荷物を直置きしない
  • 詰め込みすぎない
  • フタやカバーを活用する

この3つのルールを守るだけで、次回からの掃除がかなり楽になり、カビや湿気の悩みも大幅に軽減されます。

本記事で紹介した掃除方法を参考に、最低でも年に1~2回は押入れを綺麗にしましょう。

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