障子布のデメリット徹底解説|後悔しないための貼り方と対策
※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。
障子の張り替えで布を使う選択肢が注目されていますが、紙の障子とは異なるデメリットも存在します。
この記事では、障子布のデメリットを詳しく解説し、後悔しないための対策や貼り方、代替案までご紹介します。
DIYドア通販本店では、破れにくい障子紙を使った障子を販売しています。3種類の組子デザインから選べるため、障子を変えることで部屋の雰囲気を一新できるでしょう。
障子に布を貼るデメリット
障子に布を貼ることで得られる効果はあります。しかし、事前にデメリットを理解しておくことが後悔しないためには大切です。
光を通しにくくなる
障子に布を貼ると、障子紙に比べて光を通しにくくなるデメリットがあります。特に厚手の布や色の濃い布を選ぶと、部屋全体が暗く感じやすくなります。
部屋の明るさを重視する場合は、布の素材や色を慎重に選ぶ必要があるでしょう。
また、布の種類によっては、光が均一に拡散されず、室内の一部だけが明るくなることも起こりえます。部屋全体の明るさを考慮した上で布を選ぶようにしましょう。
通気性が悪くなる
障子に布を貼ると、障子紙よりも通気性が悪くなります。特に、化学繊維のような通気性の低い素材を使用した場合、部屋の空気がこもりやすい傾向にあります。
特に、湿気が多い時期にはカビが発生する原因になる可能性もあるため、タイミングには注意が必要です。
通気性を重視する場合は、素材選びにこだわりましょう。天然素材の布を選ぶことで、ある程度の通気性を確保できます。また、定期的な換気も快適性では重要です。
断熱性が薄れる可能性がある
障子に布を貼ることで、断熱性が薄れる可能性があります。障子紙は、空気の層を作ることで断熱効果を発揮しますが、布を貼ると空気の層がなくなってしまうからです。
特に、薄手の布や目の粗い布を使用した場合、断熱効果はほとんど期待できません。
断熱効果を高めたいのであれば、障子紙のままにしておくか、断熱効果の高い布を選ぶようにしましょう。
メンテナンスが難しい
障子に布を貼ると、障子紙に比べてメンテナンスが難しくなります。
布は、ホコリや汚れが付着しやすく、一度汚れてしまうと簡単には落とせません。また、洗濯できる布を選んだとしても、頻繁に洗濯すると布が傷んでしまう可能性があります。
そのため、布を貼る場合は、日頃からこまめに掃除をする心がけが必要です。メンテナンスの手間を考慮した上で、布を貼るかどうかを検討しましょう。
和室の雰囲気を損なう可能性がある
障子に布を貼ると、和室の雰囲気を損なう可能性があります。障子は、和室の雰囲気を作る要素の1つです。布を貼ることで印象は大きく変わるでしょう。
特に、柄物や色の濃い布を選ぶと、和室の落ち着いた雰囲気が損なわれることがあります。
和室の雰囲気を大切にしたい場合は、無地の布や、和風の柄の布を選ぶことで、和室の雰囲気を維持できます。
障子に布を貼るメリット
障子布にはデメリットだけでなく、もちろんメリットも存在します。
おしゃれな雰囲気にできる
障子に布を貼ることで、部屋をおしゃれな空間を演出することが可能です。
布の種類や色、柄によって、和風・洋風・モダンなど、様々な雰囲気を楽しめます。また、季節や気分に合わせて布を貼り替えるだけで、手軽に模様替えもできます。
インテリアにこだわりたい方にとっては、障子に布を貼ることは有効な手段となるでしょう。お気に入りの布を見つけて、自分らしい空間を演出してみてはいかがでしょうか。
破れにくい
障子に布を貼ると、障子紙に比べて破れにくくなるというメリットがあります。特に、小さなお子さんやペットがいる家庭では、障子紙がすぐに破れてしまいがちです。
布を貼ることで、そのような悩みを解消できます。また、耐久性の高い布を選べば、長期間にわたって綺麗な状態を保つことが可能です。
障子の破れを気にすることなく安心して生活を送りたい方には、紙よりも布がおすすめです。
障子に貼る布の選び方
デメリットを最小限に抑えるためには、布選びが重要です。
透光性の高い布を選ぶ
障子に布を貼る際には、透光性の高い布を選ぶことが重要です。
透光性の低い布を選ぶと、部屋が暗くなってしまい、快適な空間ではなくなってしまう可能性があります。特に、日当たりの悪い部屋や、窓が少ない部屋では、透光性の高い布を選ぶようにしましょう。
布の透光性は素材や色、織り方によって異なります。店頭で実際に布を手に取り、光に透かしてみることをおすすめします。また、サンプルを取り寄せて、自宅で障子に当ててみるのも良いでしょう。
通気性の良い素材を選ぶ
障子に布を貼る際には、通気性の良い素材を選ぶことが大切です。通気性の悪い素材を選ぶと、部屋の空気がこもりやすくなり、カビが発生する原因になる可能性があります。
特に、湿気の多い時期には注意が必要です。通気性の良い素材としては、綿や麻などの天然素材が挙げられます。これらの素材は、吸湿性も高いため、室内の湿度を調整する効果も期待できます。
化学繊維を選ぶ場合は、通気性の高いものを選ぶようにしましょう。
障子に布を貼る以外で部屋の雰囲気を変える方法
障子に布を貼る以外にも、部屋の雰囲気を変える方法はたくさんあります。
カーテン
カーテンは、豊富なデザインや色があり、部屋の印象を大きく変えられます。
また、遮光性や断熱性の高いカーテンは、機能性も高めることが可能です。なお、和室には和風柄のカーテンや、落ち着いた色のカーテンがおすすめです。
カーテンレールを取り付ける必要がありますが、手軽に部屋の雰囲気を変えられます。
プリーツスクリーン
プリーツスクリーンは、障子のような和の雰囲気を持たせつつ、おしゃれな空間を演出できます。
また、プリーツスクリーンの生地の種類も豊富で、遮光性や断熱性の高いものを選ぶことも可能です。
カーテンよりもスッキリとした印象になるため、部屋を広く見せる効果もあります。障子に代わるものとして、おすすめのアイテムといえるでしょう。
まとめ
障子に布を貼ることは、部屋の雰囲気を変える一つの方法ですが、デメリットも存在します。
光を通しにくくなったり、通気性が悪くなったりする可能性があるため、布を選ぶ際には慎重な検討が必要です。また、メンテナンスの手間も考慮する必要があります。
障子に布を貼る以外の方法として、カーテンやプリーツスクリーンを取り入れることもおすすめです。
ご自身の好みやライフスタイルに合わせて、最適な方法を選ぶようにしましょう。
DIYドア通販本店では、破れにくい障子紙を使った障子を販売しています。また、障子の枠そのままで洋風ドアにできる木製引き戸も取り扱っています。和室の雰囲気を変えたい方はぜひご覧ください。
※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。