ろうそくを使って襖の滑りをよくしよう!上手な塗り方や滑りが悪くなる原因もご紹介!

ろうそくを使って襖の滑りをよくしよう!上手な塗り方や滑りが悪くなる原因もご紹介!

「襖が開かない……」このような状態になってしまい、生活の中にストレスの原因ができてしまうおそれがあります。このような場合、適切な対処法を取ることでお金をかけずに改善することが可能です。

この記事では、襖の滑りが悪くなったときの対処法やろうそくを使った改善策について解説します。コストをかけずに襖のトラブルを改善したい方は、ぜひ参考にしてみください。

襖の滑りが悪い原因は?

襖の滑りが悪い原因は?

毎日のように開け閉めする襖がスムーズに動かなければ、ストレスの原因となってしまいます。和室の居心地のよさを味わい尽くすためにも、滑りが悪くなった原因を考えることが重要です。襖の滑りが悪くなる原因には、以下のようなものが挙げられます。

  • 襖縁や敷居のすり減り
  • 鴨居が曲がっている
  • 家全体が歪んでいる
  • 襖が歪んでいる

この中で襖が歪んでいることが原因だった場合、襖を調整したり交換したりすることによって解決できます。しかし、家の傾きや鴨居が曲がっている場合などは、耐震や耐久性に大きな問題を抱えているおそれもあります。

そのため、なぜ襖が滑りにくくなったのかを明らかにしたうえで適切な対処を取るようにしなければなりません。もしも、自分だけで改善できない場合は、工務店などの業者に相談してみてください。

襖の滑りをよくする4つの方法

襖の滑りをよくする4つの方法

襖の滑りをよくする方法には、以下の4つが挙げられます。

  1. ゴミを取り除く
  2. 敷居テープを貼る
  3. スプレーを使用する
  4. ろうそくを塗る

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。

1.ゴミを取り除く

襖周辺にゴミが溜まっていると、襖の滑りが悪くなります。敷居は畳や床よりも少し凹んでいるため、どうしてもほこりや小さなゴミが溜まってしまいやすい場所です。

毎日のように掃除機をかけていても、入り込んだゴミを取り除ききれずに襖の下にゴミが入り込んでしまうこともあります。

そのため、定期的に襖を取り外してから掃除するようにしてください。特に汚れている箇所は、固く絞った濡れ雑巾を使って拭き取るようにしてください。

2.敷居テープを貼る

襖を取り外して掃除しても滑りがよくならないこともあります。そんな場合、敷居テープなどの敷居の滑りをスムーズにするグッズを活用してみてください。

滑りやすくなるテープを貼り付けることによって、摩擦が減り開閉をスムーズにできます。この際、事前に敷居の掃除をしておくことが重要です。また、使い続けていると再び滑りが悪くなることもあります。

もしも、開け閉めがしにくくなってしまったときには、新しいテープへと交換するようにしてください。

3.スプレーを使用する

敷居の滑りをよくするスプレーを吹き付ける方法もおすすめします。しかし、鴨居の素材に対して問題なく使えるのかを、事前に確認しておくことが重要です。相性が悪ければシミが残ってしまう原因となってしまいます。

また、敷居の滑りをよくしたいのであれば、あらゆる用途に使い回せるものが最適です。襖以外にも障子や家具の引出し、サッシなどどこにでも使えるスプレーを選ぶことをおすすめします。

4.ろうそくを塗る

テープやスプレーが自宅にない場合、鴨居にろうそくを塗ることによって滑りをよくすることもできます。塗るタイプの潤滑剤も市販されていますが、自宅にろうそくがあれば代用可能です。

注意点を挙げると、どうしてもろうそくの色が敷居に残ってしまう傾向にあります。そのため、できるだけ目立ちにくい色を選ぶことをおすすめします。

ろうそくの上手な塗り方

ろうそくは蜜蝋でつくられているものであれば、どのようなものでも問題ありません。アロマキャンドルや溶け残りでも使用できます。

鴨居全体にムラなく塗ることによって、蝋が潤滑油の枠割りを果たしてくれるため、開け閉めを滑らかにできます。

また、ろうそくを手で温めて柔らかくすると、塗りやすくなります。さらに、塗る量に関しては、開閉の具合を確認しながら調整してみてください。

これらの方法でも改善されない場合

これらの方法でも改善されない場合

ここまで解説した方法でも滑りが悪い場合、取り外しが困難な場合があります。その場合、鴨居が下がっているおそれがあります。

もしも、鴨居が下がっているような状況であれば、業者へ依頼しジャッキで持ち上げて、調整してもらわなければなりません。

また、ほかにも建具が反っている・捻じれている可能性も考えられるかもしれません。反りや捻れは戸襖によく見られ、修理が難しい場合がほとんどです。そのため、改善するには襖を新調しなければなりません。

いずれの場合も、自分で対処することは難しいため、業者へ相談したうえで適切な対応を取ることが求められます。

滑りがよすぎる場合の対処法

滑りがよすぎる場合の対処法

襖の滑りを改善する方法をご紹介してきましたが、襖の滑りがよすぎることもあり得ます。そのような場合、敷居にベビーパウダーを塗ってみることをおすすめします。

注意点としては、ベビーパウダーを少量ずつ塗るように心がけてください。一度にたくさん塗ってしまうと、滑りが悪くなってしまいます。

まずは少量から塗り、開閉しながら丁度よい滑り具合になるまで調整を繰り返してみてください。

襖滑り ろうそく 塗り方でよくある2つの質問

襖滑り ろうそく 塗り方でよくある2つの質問

襖滑り ろうそく 塗り方でよくある質問には、以下の2つが挙げられます。

  1. 質問1.検索: ろうそくで襖の滑りをよくするにはどうすればいいですか?
  2. 質問2.襖に隙間ができる原因は?

ここではそれぞれの質問について解説しますので、詳しく見ていきましょう。

質問1. ろうそくで襖の滑りをよくするにはどうすればいいですか?

敷居にろうそくを塗ると襖の滑りを改善できます。スプレーやテープと同じ効果を得られるため、これらのアイテムを購入するのが面倒な場合におすすめします。

しかし、ろうそくを塗る量に注意してください。一度にたくさん塗ってしまうと、襖の滑りがよくなりすぎてしまいます。少量ずつ塗るようにし、襖の動きを確認しながら調整を繰り返すようにしてみてください。

質問2.襖に隙間ができる原因は?

襖や障子などの建具が枠に収まらなくなる場合、建物の経年劣化や鴨居・敷居へのダメージ、柱の反りなどが考えられます。そのような場合、襖との間に隙間ができてしまいます。

また、新築住宅だとしても、完全な直角状態を保つことは非常に困難です。襖や障子は、枠の微妙な傾きに対応させて、職人の手によって作られます。しかし、築年数が経過することによって鴨居や敷居などが変形してしまうことがあります。特に、地盤が緩い土地や傾いている場所に建てられた家などは隙間ができてしまいがちです。

まとめ

まとめ

襖の滑りが悪くなったときの対処法について解説しました。スプレーやテープを使うことによって滑りを改善できますが、自宅にあるろうそくを使うことによって同じ効果を得られます。

ろうそくの塗り方としては、手で温めながら少量ずつ塗るようにすると上手くいきやすいでしょう。もしも、自宅の襖の滑りが悪くなった場合、この記事でご紹介した内容を参考にして対処してみてください。ちなみに、次のページでは、襖の滑りが悪くなる5つの理由を紹介しています。

【初心者向け】襖の滑りが悪くなる5つの理由を徹底解説|滑りをよくする方法も紹介!